【2025年最新版】そのAmazonからの注文確認メール、本当に本物ですか?巧妙化する偽メールの手口と対策

「Amazonをご利用いただきありがとうございます。ご注文の確認です。」
このようなメールが突然届いたら、

「何か注文したかな?」

と一瞬不安になりますよね。

でも、ちょっと待ってください!そのメール、もしかすると巧妙に作られた“偽物”かもしれません。
2025年現在、Amazonを装った確認メール風の詐欺メッセージが後を絶ちません。手口はますます巧妙になり、一見しただけでは本物と見分けがつかないほどです。
この記事では、最新の詐欺メールの手口、実際に届く可能性のある内容例、冷静に見分けるためのチェックポイント、そして万が一誤って開いてしまった際の対処法まで、インターネット初心者の方にも分かりやすく解説します。

実際にあった“偽注文確認メール”体験談

先日、私の元にも「Amazon.co.jp ご注文の確認」という件名のメールが届きました。内容は、ワイヤレスイヤホンが約1万円で注文されたというもの。身に覚えのない注文だったため、不審に思い注文履歴を確認しましたが、案の定そのような注文はありませんでした。
これはまさに、巧妙な「Amazon風詐欺メール」だったのです。

もし、本文中のリンクを安易にクリックしていたら、個人情報を盗まれたり、不正なサイトへ誘導されたりする危険性がありました。

ますます巧妙化する“確認メール風”詐欺の手口

メールをみて不安顔の女性

近年、Amazonを装った詐欺メールは非常に巧妙になっています。以下に、よく見られる手口の例を挙げます。
本物そっくりのデザイン

Amazonのロゴやデザインを無断で使用し、メールの見た目を本物と区別しにくくしています。

クリックを誘う巧妙な文面

「ご注文内容の確認はこちら」

「アカウントに異常なアクティビティが検出されました」

「請求書の詳細をご確認ください」

といった緊急性を煽る件名や、不安を抱かせる内容で受信者の心理を突きます。

巧妙に偽装された送信元

一見するとAmazonからのメールに見えるよう、差出人の名前を「Amazonカスタマーサービス」などと偽装しています。ただし、メールアドレスのドメインは不審なものであることが多いです。

個人情報やクレジットカード情報の詐取

偽のログインページや情報入力フォームへ誘導し、ID・パスワード、クレジットカード情報、氏名、住所、電話番号などの個人情報を盗み取ろうとします。

騙されないための5つのチェックポイント

巧妙な詐欺メールに引っかからないためには、以下の点を常に意識することが重要です。

送信元のメールアドレスを慎重に確認する

見慣れないドメインや、スペルミス、ハイフンや数字が不自然に挿入されている場合は、まず疑ってください(例: @amaz0n-support.com、@a-mazon.co.jp-security.net など)。

Amazon公式サイトやアプリの注文履歴を直接確認する
メールの内容に心当たりのない注文があった場合は、メール内のリンクをクリックする前に、必ずAmazonの公式ウェブサイトや公式アプリを開き、ご自身の注文履歴を確認してください。もし履歴に記載がなければ、そのメールは偽物である可能性が高いです。

メール内のリンクは安易にクリックしない
不審なメールに記載されたリンクは、フィッシングサイトや不正なプログラムをダウンロードさせる危険性があります。どうしてもリンク先を確認したい場合は、リンクにカーソルを合わせてプレビュー表示を確認するか、ブラウザのアドレスバーに直接AmazonのURL(https://www.amazon.co.jp/)を入力してアクセスするようにしましょう。

個人情報の入力を求めるメールは警戒する
Amazonがメールでクレジットカード情報やパスワードなどの重要な個人情報の入力を求めることは通常ありません。もしそのような内容のメールが届いた場合は、詐欺メールである可能性が極めて高いです。

不自然な日本語や表現に注意する
詐欺メールは、翻訳ソフトなどを利用して作成されている場合があり、日本語の表現が不自然であったり、誤字脱字が多かったりすることがあります。少しでも違和感を覚えたら、注意が必要です。

うっかりリンクをクリックしてしまった!その後の対処法

もし誤って不審なメールのリンクをクリックしてしまった場合でも、慌てずに以下の対応を取りましょう。

リンク先を開いただけの場合

基本的には大きな被害はありませんが、念のため、お使いのパソコンやスマートフォンのセキュリティソフトでウイルススキャンを実行し、ブラウザの閲覧履歴やキャッシュをクリアしておくと安心です。

個人情報を入力してしまった場合

クレジットカード情報を入力してしまった場合: すぐにクレジットカード会社に連絡し、カードの利用停止と再発行の手続きを行ってください。

Amazonアカウントのパスワードを入力してしまった場合

直ちにAmazonの公式サイトまたはアプリからパスワードを変更してください。

その他の個人情報(住所、電話番号など)を入力してしまった場合

不安な場合は、消費者ホットライン(188)や警察のサイバー犯罪相談窓口に相談することをおすすめします。

詐欺メールに騙されないための日常的な対策

①日頃から以下の点に注意することで、詐欺メールの被害に遭うリスクを減らすことができます。
②メールの内容を鵜呑みにせず、常に冷静に判断し、焦らず、立ち止まって考える習慣をつけましょう。
③少しでも不安を感じたら、Amazon公式アプリやウェブサイトで直接確認しましょう。これが最も確実な確認方法です。

④Amazonアカウントの2段階認証を設定しましょう。まだ設定していない場合は、不正アクセスを防ぐために必ず設定しておきましょう。
⑤セキュリティソフトを導入し、常に最新の状態に保つことで、ウイルスや不正なサイトへのアクセスを検知に役立ちます。
⑥OSやブラウザを常に最新の状態に保ちましょう。セキュリティの脆弱性を解消し、不正な攻撃を防ぎます。
⑦家族や友人、特に高齢者の方に注意喚起をしましょう。 詐欺の手口は巧妙化しており、ITリテラシーが高くない方は特に注意が必要です。

Amazonのヘルプへのリンクと、詐欺被害に遭ってしまった際の相談窓口についてご案内します。

Amazonヘルプ

Amazonカスタマーサービス
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html
→こちらから、様々なヘルプ記事を検索したり、Amazonに問い合わせたりすることができます。

詐欺目的の連絡を見分ける
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=G4YFYCCNUSENA23B
→ このサイトでは、Amazonを装った詐欺の手口や、報告方法について詳しく説明されています。

誤ってクリックしてしまった場合の相談窓口

【Amazonへの報告】

✔️Amazonアカウントを持っている場合・・Amazonのヘルプページ内にある「不審な連絡について報告する」から連絡してください。

✔️Amazonアカウントを持っていない場合・・不審なメールを reportascam@amazon.com (受信専用) 宛に転送してください。

【消費者ホットライン】
全国共通の電話番号 「188(いやや!)」 に電話すると、お近くの消費生活センターや消費生活相談窓口につながります。商品やサービスに関するトラブル全般について相談できます。

【警察庁 サイバー犯罪相談窓口】

オンライン受付窓口: https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/soudan.html

電話相談窓口 (警視庁)・・03-5805-1731 (平日 午前8時30分~午後5時15分)
ここでは、サイバー犯罪に関する相談や情報提供ができます。緊急の場合は、迷わず110番通報してください。

警察相談専用電話
全国共通の電話番号 「#9110」 に電話すると、お住まいの地域を管轄する警察本部の相談窓口につながります。
もし、不審なメールに個人情報を入力してしまったり、クレジットカード情報を教えてしまったりした場合は、上記の窓口に相談するとともに、クレジットカード会社への連絡も忘れずに行ってください。

まとめ:怪しいと思ったら、まずは公式サイトで確認する習慣を!

Amazonからのメールに見えても、内容に少しでも不審な点があれば、絶対にリンクをクリックせず、まずはAmazonの公式アプリやウェブサイトで直接確認することが最も重要です。
2025年も、巧妙な手口を使った詐欺メールは増加傾向にあると予想されます。しかし、冷静に見分けるための知識と対策を身につけていれば、被害に遭う可能性を大幅に減らすことができます。
この記事が、少しでも皆様の安心・安全なインターネット利用のお役に立てれば幸いです。