こんにちは。
心理カウンセラーとして、多くの方と心の悩みに向き合っている管理人です。
この記事を読もうと思って下さった方は、今何らかのお悩みを持っていることと思います。
藁をもすがる思いで
『引き寄せの法則』や
『言霊（ことだま）』
を実践している方も多いのではないでしょうか？
私自身も「引き寄せの法則」や「言霊」など、心のあり方が人生に与える影響について、長く学び続けています。
そこで今日は、
「引き寄せを実践しているのに、なぜかうまくいかない」
「一生懸命願っているのに、現実はちっとも変わらない」
―そんな風に感じているあなたに、少しでも心が軽くなるようなヒントをお届けできればと思います。
引き寄せがうまくいかないのは、あなたのせいではありません
「引き寄せの法則」
という言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。
これは簡単に言えば、
「自分が発したエネルギー（思考や感情）が、現実を引き寄せる」
という考えです。
たとえば、
「私は幸せだ」
と思っていれば幸せが、
「私は不幸だ」
と思っていれば不幸が、現実にやってくるというものです。
しかし、
「いつもポジティブでいなきゃ」
「いいことを考えていればいいことが起きるはず」
と思ってがんばっているのに、現実がまったく変わらないことってありますよね。
その原因のひとつは、「過去の感情の傷」が心の奥に残っているからかもしれません。
◆ 子どもの頃の「負の感情」が、今の現実をつくっている
私たちは子どもの頃、家族や学校、周囲の大人たちから様々な影響を受けながら育ちました。
たとえば――
• 何をしても「ダメだ」と言われた
• 愛されていないと感じた
• 自分の気持ちを表現すると怒られた
• 無理にいい子を演じてきた
こうした体験が心に深く刻まれると、自分でも気づかないうちに
「どうせ私なんて…」
という思い込みが潜在意識に根付いてしまいます。
たとえ表面では
「幸せになりたい！」
と思っていても、心の奥底では「幸せになってはいけない」と自分をブロックしてしまっている…。
これが、引き寄せの法則がうまく働かない理由のひとつです。
大切なのは、「今」の自分を肯定すること
では、どうすればいいのでしょうか？
それは、「過去の傷ついた自分」を責めるのではなく、認めてあげてほしいのです。
たとえば、心の中でこんなふうに語りかけてみてください。
「あのとき、つらかったよね。でも、よくがんばったね。ありがとう。もう大丈夫だよ」
このように、過去の自分を受け入れてあげることで、心の中の「詰まり」が少しずつほぐれていきます。
そして、自分を肯定し、信じることができるようになったときに、はじめて
「本当に望んでいる未来」
を引き寄せる準備が整い始めるのです。
引き寄せの法則は誰がはじめたか知っていますか？
『引き寄せの法則』をはじめたのは、日本人ではありません。
今からずっと前、1800年代には『引き寄せの法則』の原点である、思想をフィニアス・P・クインビーが説いていました。
| 時代 | 人物 | 貢献 |
| 1800年代 | フィニアス・P・クインビー | 思考の力で現実が変わるという原型を築いた |
| 1906年 | W.W.アトキンソン | 「引き寄せの法則」という言葉を明確に使った |
| 1990年以降 | エスター・ヒックス | 宇宙存在とのチャネリングで法則を体系化 |
| 2006年 | ロンダ・バーン | 世界的ベストセラー『ザ・シークレット』で大衆化 |
引き寄せの法則も、言霊も、ちゃんと存在します
図で表したように
「言葉には力がある」
とずっと昔から言われています。
しかも、それは本当のことです。
▶︎言葉には「エネルギー」が宿っていて、その波動は、自分にも他人にも、そして未来にも影響を与えます。
たとえば、「どうせダメ」と言い続けていると、残念ながら、本当にダメな現実がやってきます。
逆に、「私はきっとうまくいく」と繰り返し言葉にすることで、脳も心も「そうなんだ」と納得していき、行動や選択が自然と変わってくるのです。
最初は心から信じられなくても大丈夫です。
「うまくいく未来」を、少しずつ信じられるようになっていけばいいんです。
【引き寄せを始める前に】
引き寄せの法則を効果的に働かせるためには、まず「心のブロック」を外すことが大前提になります。
ここでは、心理カウンセラーとしての視点と、スピリチュアル的観点を合わせた
・やさしくて実践しやすい「心のブロック解除ワーク」
をご紹介します。
心のブロックを外すための5ステップワーク
◆ ステップ1：今の「うまくいかない気持ち」を書き出してみましょう
【目的】→ 無意識の思い込みを自分で気づきましょう
• 紙とペンを用意し、「〇〇が叶わない理由」を自由に書き出します。
「私は幸せになってはいけない」
「お金を受け取るのは悪いこと」
「頑張ってもうまくいかないのが私」など
→ 書き出すことで、潜在意識にある思い込みを知ることができます。
＞この潜在意識にある思い込みこそが『心のブロック』なのです。
◆ ステップ2：その思い込みが「いつ・どこで生まれたか」思い出す
【目的】→ 過去の感情と結びつけることで癒しが始まる
• 書き出した思い込みの中から1つ選び、次のように問いかけてみます
「この考えを、私はいつから信じてる？」
「誰にそう言われた？ どんな場面だった？」
→ 子どもの頃の体験や親の言葉、失敗体験などが浮かぶことがあります。
▶︎この時、とても心が辛くなる場合があります。
その時は無理をせず、時間を置くか、ゆっくり進めてくださいね。
私は、始めてこの作業をした時、涙が止まりませんでした。
心の中で封印していた気持ちが溢れ出した感覚があり
悲しいのか？
辛いのか？
それもわからず、ただ涙が溢れ出しました。
◆ ステップ3：そのときの自分に声をかけてみる（インナーチャイルドワーク）
【目的】→ 感情の解放と自己を受け入れよう
• 思い出した場面の中の「過去の自分」に、今のあなたから優しい言葉をかけてあげましょう。
「怖かったよね。無理もなかったよ。大丈夫だよ、今はもう安全だよ」
「あなたは間違ってない。誰もちゃんと見てくれなかっただけなんだよ」
→ 心の奥で泣いていたインナーチャイルドを癒すことができます。
▶︎この時、いかに優しく言葉をかけられるか？が鍵になります。
自分を許せない気持ちや、自分のせいだと思う気持ちが少しでもあると、このワークを成功に導くことが難しくなります。
次にある『言霊』を自分の中に、まっすぐ届けるために、このインナーチャイルドの癒しは重要なのです。
◆ ステップ4：「今」の自分に新しい言葉をインストールする（言霊のワーク）
【目的】→ ブロック解除後の新しい信念づくり
• 古い思い込みに対して、反対の【新しい信念】を唱えてみます。
「私は愛されていい存在です」
「私は豊かさを受け取る価値があります」
「私が幸せになっても、誰も困らない」
→ 口に出すことで、潜在意識が新しい波動に書き換わっていきます。
先入観や固定観念を排除して、言霊をそのまま自分の中に届けるイメージで唱えてみてください。
◆ ステップ5：感謝で締めくくる
【目的】→ 波動を整え、引き寄せの準備を完成させる
• 最後に、今ここにある小さなことへ感謝をしてみましょう。
「こうして気づけたことにありがとう」
「このワークができる時間を持てたことにありがとう」
「私に与えられている全てに、ありがとう」
→ 感謝は最も高い波動を生み、引き寄せを起動させるエネルギーになります。
おすすめのタイミングと環境
• 静かな朝か、夜寝る前がおすすめです。
• アロマや音楽を使ってリラックスすると効果アップ！
• 繰り返すほど心が軽くなり、潜在意識が整ってきます。
◆5ステップおさらい
1. ネガティブな思い込みを書き出す
2. いつ・どこで生まれたかを思い出す
3. 過去の自分に声をかけて癒す
4. 新しい言葉（言霊）で書き換える
5. 感謝で締めくくる
このワークを続けることで、あなたの内側が少しずつ軽く、自由に変わっていきます。
引き寄せは「努力」ではなく、
「整うこと」です。
どうか焦らず、やさしく、あなたのペースで進めてください
最後に――心が疲れているあなたへ
「もうがんばれない」
と感じているときに、
「ポジティブでいよう」
と無理に気持ちを変えようとすると、余計につらくなってしまうこともあります。
そんなときは、自分にこう言ってあげてください。
「今はうまくいかなくてもいい。私は私でいい」
あなたが過去にどんな思いをしてきたとしても
あなたはここにいて
生きていて
今日も何かを変えたいと思っている。
そのことだけで
もう十分素晴らしいことなのです。
引き寄せの法則は、「うまくいかせる」ための魔法ではなく、
「本来の自分を思い出す」ためのヒントです。
そして、あなたの中には、必ずそれを活かす力が眠っています。
あなたの心が少しでも軽くなり、望む未来に一歩ずつ近づけるよう、これからも私は心を込めて応援しています。
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