困った相手とどう向き合う?「話が通じない人」対応マニュアル

世の中には、どうしても話が通じないと感じる人がいます。

それは、相手が意図的に理解を避けている場合もあれば、価値観やコミュニケーションスタイルが異なるために起こることもあります。

自分に全く関係無ければいいのですが、仕事や近所付き合いなどで

『どうしても避けることができない』

という場合、本当に困ってしまいます。

今日は、そんな場面に遭遇したとき、どのように対処すればよいのかを上級心理士の私が詳しくお伝えしたいと思います。

困っている女の子

本当に困ってしまう!話が通じなさすぎる相手

まず、相手が話を理解してくれないからといって感情的にならないよう心がけましょう。

感情的になると、冷静な判断が難しくなり、さらに話がこじれてしまう可能性があります。

困った相手に感情的にならないための具体的な方法

相手が話を理解してくれないとき、感情的になるのは自然なことです。

しかし、感情的になると、冷静な対処が難しくなり、状況がさらに悪化することがあります。

そこで、感情的にならないための具体的なポイントを詳しく解説します。

1. 深呼吸をして冷静さを保つ

感情が高ぶったり腹が立ってしまったときは、まず深呼吸をして心を落ち着けましょう。

深い呼吸を数回繰り返すことで、冷静に対応するための準備が整います。

カーッとなる気持ちはとてもわかります。しかし、ここは相手と同じ土俵に乗るのでは無く、一旦冷静になり理路整然と話を持っていくのがコツです。

2. 感情の正体を認識する

自分が感じている感情に名前をつけてみましょう。

「イライラしている」

「不安を感じている」

「悲しい」

と自覚すると感情が整理され、冷静になりやすくなります。

ポイント:

感情を押し込めるのではなく、「私は今こう感じている」と内面で認識することが重要です。

3. 「相手を変えるのは難しい」と認識する

話が通じない相手を変えようとすると、感情的になる原因を自分で作り出してしまうことがあります。

「この相手の考えを、今すぐに変えることは難しいのだ」

と割り切ることで、冷静さを保ちやすくなります。

<例

「この人には、この人なりの考え方や状況があるんだ」

と受け入れ(半分諦め)る姿勢を持つと、余計な感情の高ぶりを防ぐことができます。

4. 少し時間を置く

その場で解決しようとすると、感情的になりがちです。

特に議論がヒートアップしている場合は、一度その場を離れ、時間を置いてみましょう。

実践例

「少し考えたいので、後でまた話しましょう」

と伝えることで、自分にも相手にも冷静さを取り戻す時間を作れます。

そして、冷静になれたら自分を褒めてあげてください。

*「あの時、言い返さず冷静に対処した自分は偉い!」

 「よく我慢した!」

  と、自画自賛することは大切です。

5. 期待値を調整する

相手が自分の意見をすぐに理解し、納得してくれるとは限りません。

「相手も簡単にはわかってくれないかもしれない」

と最初から期待値を下げておくと、それほど感情的にならずに対応できます。

6. 第三者の視点で見る

自分の感情が高ぶっているときは、第三者の視点で状況を眺めるイメージを持ちましょう。

まるで映画のワンシーンを観ているように、自分と相手のやり取りを客観的に見ることで、冷静さを保てます。

<具体例

「もし友人が同じ状況にいたら、私はどうアドバイスするだろう?」

と考えてみると良いです。

7. 言葉を選ぶ

感情的になると、ついきつい言葉や攻撃的な言い方をしてしまいがちです。

そんなときは、感情を抑えつつ、できるだけ柔らかい言葉を選ぶよう意識してください。


NG例:

「どうしてわからないの?」

OK例:

「もう少しわかりやすく説明した方が良かったかもしれませんね。」


感情をコントロールすることは簡単ではありませんが、これらの方法を実践することで、話が通じない相手ともうまく向き合えるようになります。

冷静さを保つことは本当に難しいこともあると思いますが、出来る限り『冷静になる』という意識を持って接してください。

(こちらがいくら言っても、おそらく理解されない確率が高いのです)

>>職場の悩み・人間関係の法則!人間関係に悩む人にみて欲しい信頼を得る10選

2. 相手の立場に立つ

相手の考えや背景を理解しようと努めることも重要です。

「どうしてこの人はこういう反応をするのだろう?」と一歩引いて考えてみてください。

その人なりの事情や価値観が見えてくることもあり、それが解決の糸口になることがあります。

3. 伝え方を工夫する

話が通じないと感じる場合、自分の伝え方に問題がある可能性も考えてみましょう。

言葉を簡単にする、例を使う、図や表を使って説明するなど、相手にとってわかりやすい方法を探してみてください。

また、一度にたくさんの情報を伝えようとせず、シンプルで要点を絞った説明を心がけましょう。

4. 一旦距離を置く

相手との対話がどうしても平行線をたどる場合は、無理に続けず一旦距離を置くのも一つの手です。

その場で解決できなくても、時間を置くことでお互い冷静になり、新しい視点で話し合えることがあります。

5. 共通点を見つける

話が通じない理由の一つに、価値観や意見の違いがあります。

この場合、お互いに納得できる共通点を見つけることが大切です。

共通の目的や興味を探し、それを話のベースにすることで、対話がスムーズになることがあります。

6. 第三者の力を借りる

自分たちだけでは解決が難しい場合、信頼できる第三者に間に入ってもらう方法もあります。

第三者が冷静に状況を見てくれることで、解決の糸口が見つかることがあります。

7. 自分の限界を認める

話が通じないと感じる相手と無理に理解し合おうとするのは、時に大きなストレスになります。

自分の気持ちを守るためにも、「この人とは考え方が根本的に違う」と割り切ることも必要です。

すべての人と分かり合う必要はない、という心構えを持つことも大切です。

女の子

自分自身を成長させる機会にする

話が通じない人と出会うことは、一見マイナスの出来事のように感じますが

実は自分を見直し、成長させるチャンスと考えることもできます。

相手との違いを認識し自分の伝え方や考え方を振り返ることで、より柔軟なコミュニケーション能力を身につける『勉強期間だ!』とポジティブに考えることができれば良いのですが、そういう人ばかりではありません。

人間関係は時に複雑で、話が通じない人と出会うことは避けられません。

学校、社会、家庭・・どの環境にいても、無理な人は無理です。

そして、そういう人の思考を変えることもできません。

しかし、その経験を通じて自分自身を磨くことができれば、それはきっと今後の人生に役立つ財産となるでしょう。

冷静さと柔軟性を持ちながら、無理と思なら「素直に自分から逃げる」という選択肢もありです。

まず第一に自分の気持ちに正直に、上手く対処していきましょう。

無料イラスト素材【イラストAC】
女の子
最新情報をチェックしよう!