元銀行にが教える!失敗しない賢い口座選び大公開

元銀行員が教える!失敗しない賢い口座選び

銀行口座は、私たちの日常生活に欠かせないものですが、「なんとなく」で選んでいる人も多いのではないでしょうか?

しかし、選び方ひとつで手数料を節約できたり、

便利に使えるようになったりします。

今日は、元銀行員である私の視点から「賢い口座選びのポイント」を分かりやすく解説します。

これから口座を新規開設しようと思っている方や、今の口座に不満を感じている方は、ぜひ参考にしてください!

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失敗しない口座選びの5つのポイント

① 利便性をチェック!

銀行口座を選ぶ際、まず考えたいのは「自分がどれだけ使いやすいか」です。具体的には、以下の点を確認してみましょう。

ATMや店舗の数:家や職場の近くにATMや支店があるか。

営業時間:ATMの利用時間が長い銀行は何かと便利です。

② 手数料に注目←Point!

振込やATM利用の手数料は、頻繁に利用する人にとっては大きな負担です。

特に注目したいのは以下のポイントです。

ATMの利用回数:無料回数が多い銀行を選ぶ。

 例・楽天銀行、SBI銀行、地方銀行も条件によって無料回数があります。

振込手数料:同じ銀行間の振込が無料になる口座もあります。

 例・楽天銀行、SBI銀行、一部地方銀行など

③ 特典やサービスの充実度

最近は、口座を持つだけでポイントが貯まるサービスや、金利が優遇されるプランを提供している銀行も増えています。

• ポイント還元

• 定期預金や積立の金利優遇

・年金支給日にプレゼント贈呈

など

④ インターネットバンキングの使いやすさ

特にネット銀行の場合、インターネットバンキングの操作性は重要です。

私のメインバンクはネット銀行です。手軽さとサービス、手数料の安さはピカイチだと感じています。

アプリの評価や、使いやすさについての口コミも確認しましょう。

⑤ セキュリティの高さ

インターネットを介した取引が多い時代、セキュリティ対策がしっかりしている銀行を選ぶことも大切です。

特にネット銀行やネットバンキングの「セキュリティの高さ」は、インターネットを通じた取引で個人情報や資金を守るための対策がどれだけしっかりしているかを指します。

特にネット銀行では、オンライン環境でのリスクがあるため、以下のようなセキュリティ対策が重要です。

ネット銀行の具体的なセキュリティ対策

1. ワンタイムパスワード(OTP)

概要: 一度限り使用可能なパスワードを、取引ごとにスマートフォンアプリやメールで受け取る仕組み。

メリット: 万が一、固定パスワードが漏洩しても不正利用されにくい。

2. 二要素認証(2FA)

概要: パスワードだけでなく、スマートフォンや指紋認証など、もう1つの要素で本人確認を行う。

メリット: 不正アクセスのリスクを大幅に軽減。

3. 自動ログアウト機能

概要: 一定時間操作がない場合、自動的にログアウトする仕組み。

メリット: 第三者が取引を継続するリスクを防ぐ。

4. 不正アクセス検知システム

概要: 通常と異なるIPアドレスやデバイスからのログインを検知し、警告や取引制限を行う。

メリット: ハッキングやなりすましを早期に発見。

5. 振込限度額の設定

概要: 振込額の上限を自分で設定できる。

メリット: 万が一の被害を最小限に抑えられる。

6. SSL/TLS通信の使用

概要: データの暗号化を行うことで、通信内容が盗聴や改ざんされるリスクを防ぐ。

メリット: データの安全性を確保。

7. 専用アプリでの取引

概要: 銀行が提供する公式アプリを使用することで、安全な環境で取引が可能。

メリット: 偽アプリやブラウザ経由の不正アクセスを防ぐ。

8. メール通知サービス

概要: 取引が発生すると即座にメールで通知が届く。

メリット: 不審な取引を早期に発見し、対応できる。

9. カード型デバイス認証

概要: 銀行が提供する専用の認証デバイス(トークンなど)を使って取引を承認。

メリット: ネットワーク上にパスワードを送信しないため、安全性が高い。

セキュリティ対策を重視する理由

サイバー攻撃の増加

ネット銀行は便利ですが、フィッシング詐欺や不正ログインといったサイバー犯罪のリスクがあります。

リスク分散が難しい

オンライン取引の場合、口座の情報が漏洩すると、直接的な金銭被害に繋がりやすいです。

ユーザーができるセキュリティ対策

1. 固定パスワードは使い回さない。

2. 定期的にパスワードを変更する。

3. 銀行が提供するセキュリティソフトやアプリを活用する。

4. フィッシング詐欺メールや怪しいリンクを開かない。

など、セキュリティ対策が充実したネット銀行を選ぶことで、安心して利用できます。

特に振込や口座管理を頻繁に行う場合、こうした対策が整っているかを確認することをおすすめします!

銀行名主なセキュリティ対策特徴
PayPay銀行・トークンによるワンタイムパスワード認証
・不正出金検知システム
トークン導入以降、不正出金は1件も発生していない
住信SBIネット銀行・スマートフォンでの取引認証
・不正取引検知システム
・ウイルス感染検知
ハイレベルなセキュリティ対策を誇る
楽天銀行・ワンタイムパスワード認証
・モバイル端末からのログイン制限
口座数No.1のネット銀行で、セキュリティにも力を入れている
auじぶん銀行・スマートフォンでの取引認証
・インターネットバンキングロック
スマホひとつですべての取引を完結できる
ソニー銀行・スマートフォンアプリまたはトークンによるワンタイムパスワード認証
・不正検知による利用制限
外貨預金や「Sony Bank WALLET」に対応

これらの銀行は、最新のセキュリティ技術を導入し、利用者の安全を確保しています。ネット銀行を選ぶ際は、提供されているセキュリティ対策を確認し、ご自身の利用スタイルに合った銀行を選ぶことが重要です。

2. ライフスタイルに合わせた口座選び

銀行口座は、ライフスタイルによって適したものが異なります。以下にいくつかの例を挙げます。

学生の場合

学生さんも普通預金を複数もつ時代になりました。

• 学割特典がある銀行

• 手数料が安い口座

など、銀行も色々なサービスを展開しています。

社会人の場合

社会人になると給与振込口座が必要になり、企業から「○○銀行で作って」と言われる事もあるでしょう。

その場合、サービスも充実している場合が多くあるので内容をチェックしてみてください。

• 給与振込口座として使いやすいメガバンク

• ポイント還元サービスがある口座

副業をしている場合

副業をしていると、仕入の支払や、売上の入金で口座を持つと思います。

その場合、手数料が無料とそうで無い場合、利益に大きく関わってきます。

• 振込手数料が安いネット銀行

• 副業専用の口座を作ることで管理がラクに

などを考えて口座を作る事をオススメします。

主婦の場合

主婦のみなさんもパートのお給料や生活費の管理で預金口座をお持ちだと思います。

今持っている口座以外にも

• 家計管理に便利なアプリと連携できる銀行

• 預金金利が高い銀行

など、もう一つ口座を持っておくと資産管理もしやすくて良いかもしれません。

シニアの場合

年金を受給しているシニアの方は

「年金支給日に何かしてくれる銀行」の口座を持つのは良いと思います。

銀行は年金の振込口座にしてくれる事を望んでいます。

私が銀行員で窓口業務をしているころは「年金の受け取り口座にしたら何もらえるん?」と聞いてくる老人がたくさんいました(笑)

• 店舗のサポートが手厚い地方銀行

• 年金受取口座として特典が多い銀行

など、オススメです。

メガバンク・地方銀行・ネット銀行の特徴を比較

銀行の種類 メリット デメリット比較

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次に私がよく使っているネットバンクの比較

銀行名ATM利用手数料(入出金)他行宛振込手数料特徴
ソニー銀行入金:無料
出金:月4回まで無料、5回目以降は110円
月1回無料、2回目以降は110円多彩な外貨預金サービス
「Sony Bank WALLET」によるキャッシュバック制度
東京スター銀行入金:無料
出金:月8回まで実質無料(キャッシュバック)
月5回まで実質無料(キャッシュバック)1週間満期の定期預金「スターワン1週間円預金」
SBI新生銀行入金:無料
出金:2024年3月31日まで何回でも無料、4月以降は月5回まで無料、6回目以降は110円
月1回無料、2回目以降は110円「ステップアッププログラム」による優遇サービス
住信SBIネット銀行入出金:月2回まで無料、3回目以降は110円月1回無料、2回目以降は77円「スマートプログラム」による優遇サービス
「SBIハイブリッド預金」で金利優遇
auじぶん銀行入出金:月2回まで無料、3回目以降は110円月3回無料、4回目以降は99円「auまとめて金利優遇」による金利アップ
イオン銀行イオン銀行ATM:無料
提携ATM:時間帯により無料
1回につき110円「イオン銀行Myステージ」による金利優遇
PayPay銀行入出金:3万円以上は無料、3万円未満は月1回まで無料、2回目以降は165円1回につき145円(本人名義の三井住友銀行宛は無料)公営競技のネット投票サービスに対応
楽天銀行入金:3万円以上は無料、3万円未満は220円~275円
出金:1回につき220円~275円
1回につき145円「ハッピープログラム」によるポイント還元

※上記の手数料やサービス内容は、各銀行の公式情報を基に作成していますが、最新の情報は各銀行の公式サイトでご確認ください。

まとめ

銀行口座選びは、ただ「近くにあるから」という理由だけで決めるのはもったいないです。

ここで紹介したポイントを参考に、ぜひ自分のライフスタイルに合った口座を選んでみてください。

適切な口座を選ぶことで、手数料を節約したり、便利にお金を管理できるようになります。

口座選びに少し工夫を加えるだけで、日々の生活がもっとスムーズになりますよ!

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