いよいよ待ちに待ったゴールデンウィーク。せっかくの連休、心と体をいたわる時間にしてみませんか?今回は、日頃の疲れをやわらげるヒントとして、ゴールデンウィーク中におすすめしたいメンタルケアの方法をご紹介します。
なぜメンタルケアが必要?
仕事や家事、育児など、毎日を一生懸命過ごしていると、自分の心の声を聞く余裕がなくなることがあります。知らず知らずのうちにストレスが蓄積し、疲れが取れにくくなっていませんか?
ゴールデンウィークは、そんな「がんばる自分」を見つめ直し、回復させるチャンス。まずは、心のメンテナンスがなぜ大切なのかを改めて考えてみましょう。
1. 自然の中で深呼吸:五感をゆるやかに刺激する過ごし方
自然の中で過ごす時間は、多くの人にとって心身を落ち着かせるきっかけになります。
森林浴
木々の香りや緑の風景に触れることで、心が静まるように感じられる方も多いようです。
🌳森林浴とは、自然の中に身を置き、五感で森を感じる時間を楽しむことを指します。
日本では1980年代に提唱され、現在ではリラックス法のひとつとして親しまれています。一般的に、森林浴には以下のような効果が期待できるといわれています。
- リラックス作用
木々の香りや緑に包まれることで、気分が落ち着いたと感じる人も多くいます。 - ストレス軽減
自然の中で深呼吸をすることで、心身の緊張がやわらぐとする研究報告もあります。 - 集中力の回復
都会の喧騒から離れ、静かな環境で過ごすことで、気持ちがリフレッシュされるといわれています。 - 睡眠の質向上
森林浴後に心身がリラックスし、夜の眠りが深く感じられるという声もあります。
ただし、感じ方には個人差があるため、自分にとって心地よいペースで楽しむことが大切です。
近くの公園や山などで、ゆっくりと深呼吸をしてみてください。
ピクニック
お弁当を持って屋外でのんびりと過ごす時間もおすすめ。太陽の光を浴びて、自然の中で食事を楽しむだけでも気分転換になります。
水辺の散歩
川や海沿いなどの水辺を歩くことで、波の音や流れの音が心を落ち着ける助けになる場合も。景色を楽しみながら、ゆっくりとした時間を過ごしてみましょう。
2. デジタルデトックス:情報から距離を置くひととき
日々、スマートフォンやSNSで常に情報に触れていると感じることはありませんか?連休中は、あえてデジタルから距離を置く時間を作ってみるのもひとつの手です。
スマホをお休み
可能な範囲でスマートフォンの使用を控え、自然の音や静けさに耳を傾けてみましょう。不思議と心に余白が生まれるかもしれません。
読書に集中する
まとまった時間が取れる連休は、読書にもぴったり。日常から少し離れて、本の世界に没頭してみてはいかがでしょうか?
読書におすすめの本(ジャンル別)
- 『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦 著
京都を舞台にしたユーモラスで幻想的な物語。非日常に浸れる読書体験ができます。 - 『FACTFULNESS』 ハンス・ロスリング 他 著
世界をデータで読み解く視点が得られる一冊。知的好奇心をくすぐる内容です。 - 『ツバキ文具店』 小川糸 著
手紙を書くことで人と人がつながっていく優しい物語。心がじんわり温まるような一冊です。
3. アナログな趣味に没頭してみる
パソコンやスマホを手放して、手を動かす趣味に取り組むのもおすすめです。黙々と作業する時間は、意外と気持ちを落ち着かせてくれるかもしれません。
編み物
初心者でも始めやすい手芸のひとつ。少しずつ形になっていく過程を楽しめます。
刺繍
細かい作業に集中することで、雑念が消えていくような感覚を得られる方もいます。
パッチワーク・キルト
布と布をつなげていく地道な作業。完成時の達成感も大きく、長期休暇にぴったりの趣味です。
GW初日に手芸に挑戦してみたら、いつの間にか4時間経っていました(笑)頭が空っぽになる感覚ってこういうことかも、と実感しました。完成した作品を見ると、自分を褒めたくなりました。
4. 質の良い睡眠を意識する

連休中は睡眠のリズムを整える良い機会です。睡眠前の行動を意識するだけでも、眠りの質が変わってくるかもしれません。
寝る前のリラックスタイム
お風呂に入ったり、優しい音楽を流したりして、心と体の緊張をほぐす時間を持ちましょう。
香りでリラックス
好みの香りを取り入れることで、気分が和らぐ方もいます。以下は一般的に好まれている香りです。
- ラベンダー:落ち着いた香りが人気。
- カモミール:優しい甘さで心を緩めてくれる香り。
- サンダルウッド:深みのあるウッディーな香り。
- ベルガモット:爽やかなシトラス系の香り。
取り入れ方の例
- アロマディフューザーやアロマキャンドル
- お風呂にアロマオイルを加える
- 寝具にアロマスプレーを使う
私はカモミールをアロマディフューザーを使って寝室で使っています。
ショップで自分に合う香りを探すのも『楽しみのひとつ』になっています。
朝日を浴びる

朝起きたら窓を開けて、自然光を浴びることで体内時計が整いやすくなります。
5. マインドフルネス:今この瞬間に目を向ける
マインドフルネスは、意識的に“今”に集中する考え方です。日々の喧騒から少し距離を置き、自分の感覚に目を向けてみましょう。
瞑想

静かな場所で呼吸に集中する時間を持つことで、気持ちがリセットされるように感じる方もいます。
食事に集中
食べるという行為に意識を向けて、味や香り、食感などをじっくり感じてみましょう。
散歩中のマインドフルネス
歩く際に、足の感覚や周囲の音に意識を向けながら歩くと、いつもの景色が違って見えるかもしれません。
おわりに:自分なりのリフレッシュ法を見つけよう
ゴールデンウィークは、自分をリセットする絶好の機会です。無理に何かをしようとせず、今回ご紹介したヒントの中から、自分に合ったものを選んで取り入れてみてください。
旅行やイベントへの参加、家族とのんびり過ごす時間、料理や映画鑑賞、ガーデニングなど、どんな過ごし方でも「自分らしく楽しむ」ことが大切です。
この連休が、少しでも心と体の休息になることを願っています。
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