自作の曲を収益化する方法をご存知ですか?
最近では、スマホアプリを使って隙間時間に作曲ができるようになりました。私の姉も「うぐいすオルゴール」と言うアプリを使って、作曲をしています。そんな趣味を、気軽に収益化できるチャンスがあるのです。
しかし残念ながら、自作の曲をInstagramなどで投稿すると、無料でしか使われないそうです。もちろん、自分の認知度を上げるために使うのなら大いに有効な手段だといえます!
ここでは、楽曲の収益化を考えている方のために、その方法とヒントを提案いたします。
自作の曲が売れるの?そう!売れるんです!
自作の曲を販売する場合、世界を視野に入れた販売が最善です。
日本の人口よりはるかに多い世界で販売することで、あなたの曲を気にいる人が見つかる可能性はとても高いからです。
そのために自作曲を登録、販売できるサイトを紹介いたします。
◎デジタル音楽配信サービス
あなたの音楽をSpotify, Apple Music, Amazon Musicなどの音楽ストリーミングサービスに登録しアップロードしましょう!
その為にはDistroKid, TuneCore, CDBabyなどの配信サービスを利用すると便利です。後で詳しくご説明します。
△YouTubeチャンネル
オリジナル曲の動画をYouTubeにアップロードしてチャンネルを開設します。
再生回数が増えると広告収入が得られるという仕組みです。私も登録していますが、収益化にはハードルが高いのが現実です。
YouTubeでの収益化の条件は以下のとおりです。
・登録者数 1000人以上
・過去12ヶ月で4,000以上の再生時間が必要
・利用規約等の厳守(必須)
・Google AdSenseの審査に合格する必要がある
など、なかなか自作の曲がバズらない限り難しい世界です。
ライセンスと販売
オリジナル曲のライセンスを販売することで、他のクリエイターがビデオ、映画、広告などで使用することができます。
BandcampやSoundCloudを利用すると、直接ファンに販売することもできます。
△カスタム曲の制作
個人や企業からの特注でカスタムメイドの曲を制作し、それを販売する方法です。
クラウドソーシングなどで募集があれば応募してみるのが良いですが、ハードルはかなり高めです。
以上が、自作の曲で収益化する方法です。私は、デジタル音楽配信サービスを利用するのが1番簡単だと思います。
Spotifyに自作の曲を登録する際の注意点
一般人が自作曲を販売するためには、通常、DistroKid, TuneCore, CDBabyのような音楽配信サービスを通じてSpotifyに音楽をアップロードします。
DistroKidの登録にかかる費用等
DistroKidでの音楽配信のためのサブスクリプションプランとそれに関連する費用については、以下のようになっています
1. 基本的なミュージシャンプラン: 年間$19.99で、1アーティスト分の音楽をアップロードできます。リリース日の指定などの機能は限られていますが、予算に制約のある方やシンプルな配信を希望する方に適しています。
2. ミュージシャンプラスプラン: 年間$35.99で、2アーティスト分の音楽をアップロードできます。リリース日の設定、ラベル名のカスタマイズ、インスタグラムに同期する歌詞などの追加機能があります。
3. レーベルプラン: 複数のアーティスト(最大100アーティストまで)の音楽をアップロードできるプランです。価格は$79.99から$1,349.99まであり、プランによって対応するアーティストの数が異なります。
これらのサブスクリプション料金の他に、ShazamやSiriでの認識、YouTube Content ID、カバー曲のライセンシングなどのオプションサービスがあり、それぞれ追加料金がかかります。
支払いに関しては、PayPal、ACH、ワイヤートランスファー、チェックなどを通じて収益を引き出すことができますが、引き出し方法によって小額の手数料がかかります。また、最低支払い額は$5.35です。
DistroKidのサービスを停止すると、特別な措置を取らない限りアップロードした曲がストリーミングプラットフォームから削除される可能性があります。これを防ぐために「Leave a Legacy」機能を利用することができ、これは追加料金(シングルで$29、アルバムで$49)で提供されます。
TUNECOREの登録にかかる費用等
TuneCoreのサービス費用と支払条件について、2024年時点の情報は以下の通りです。
1. 音楽のリリース料金: • シングルのリリース: $9.99 • アルバムのリリース: $29.99 • アルバムの年間更新料: $49.99 • シングルの年間更新料: $9.99 2. サブスクリプションプラン: • TuneCoreでは無料プランと有料プランがあり、有料プランは年間$19.99から始まります。 • 有料プランを選択すると、150以上のデジタルストアに音楽をリリースし、収益の100%を保持できます。 • 無料プランではソーシャルプラットフォームへのリリースのみが可能で、収益の80%を保持します。
2。TuneCore Publishing ・・ TuneCore Publishingの設定料は一人あたり$75で、収益の15%のコミッションを取ります。
TuneCoreは100%の収益をアーティストに支払うとされていますが、各ストリーミングプラットフォームによって異なる配当モデルが使用されています。重要な点は、ストアやストリーミングサービスから受け取る全ての収益をアーティストに支払うということです。
TuneCoreのサービスには他にもカバーアート作成ツール、ミュージックパブリッシングおよびシンクライセンスサービスなどがあり、他の競合サービスにはない特徴を提供しています。しかし、年間料金がかかることや、一部の特別機能がないことはデメリットとして挙げられています。
Spotifyについて
Spotifyは特定の音質基準を持っています。一般的には44.1kHzのサンプリングレートと16ビットのビット深度でマスタリングされたWAVファイルが推奨されます。
また、曲のタイトル、アーティスト名、アルバム名など正確にする必要があります。これは検索の可能性と認識を高めるために必要なことです。
また、低品質または楽曲は受け入れられません。
もちろん、他人の著作物を無断で使用しないこと。これにはサンプル、リミックス、カバー曲などが含まれます。これらのガイドラインを守ることで、Spotifyへの曲登録がスムーズに進み、より良いリスナー体験を提供することができます。
まとめ
メリット
1. 広範なリーチ: Spotifyや他のストリーミングサービスは、世界中の数百万のリスナーにアクセスすることができます。これは、独立アーティストにとって特に重要であり、自分の音楽を幅広いオーディエンスに露出させる機会を提供します。
2. コスト効率の良い配信: 物理的なCDを製造・配布する必要がないため、オンライン配信ははるかにコスト効率が良いです。多くのデジタル配信プラットフォームは、比較的安価な年間料金またはリリースごとの料金でサービスを提供しています。
3. アーティストの自由度: 自作の曲のコントロールを完全に保持し、リリースのタイミングや戦略を自分で決めることができます。また、アーティストは収益の大部分を保持し、中間業者を通す必要がありません。
4. データとフィードバック: Spotifyなどのサービスは、リスナーのデータとフィードバックを提供し、マーケティングや次のリリースの戦略に役立てることができます。
デメリット
1. 競争の激しさ: プラットフォーム上には数百万の曲があります。自作曲が埋もれてしまわないような、マーケティングとプロモーションに独創性と戦略が必要になるでしょう。
2. 収益モデル: ストリーミングサービスの収益モデルは、1ストリーミングあたりの収益が非常に低い傾向だという事を念頭に入れておきましょう。
3. プラットフォームの依存性: 特定のプラットフォームへの依存度が高くなると、そのサービスのポリシーや規約の変更に大きく影響を受ける可能性があります。
説明を読むと「ハードルが高そうだな・・」と、思うかもしれません。しかし、本気で販売したい場合、このような条件は知っておく必要があります。音楽の世界はリスナーが居てこそ成り立っています。だからこそ、1度気に入ってもらえると、ヘビーローテーションで聞いてもらえるでしょう。
これらのメリット、デメリットをしっかり理解し、自分にあったサービスで自作曲をセールスしてみてはいかがでしょうか?私はまず、Tunecore経由でSpotifyに登録してみたいと思います。また続報はこのサイトで報告いたします。