【PC不調の根本原因を解明!】Windowsエラーログ徹底活用術:もう「突然落ちる」「重い」で悩まない!

PCを前に悩んでいる人

「あれ?さっきまで普通に動いていたのに急に固まった…」
「最近どうもPCの調子が悪い気がする」

そんな経験はありませんか?原因不明の不具合はまるで迷宮入りした事件のようで、ユーザーにとって大きなストレスとなります。

しかしWindowsには、システムやアプリの動作を逐一記録する「エラーログ」という秘密の記録簿が存在しています。これは、トラブルの原因を探るための“フライトレコーダー”のような存在で、活用できればPCトラブルの多くを解決に導く強力な武器になります。

この記事では、2025年最新のWindows 10/11環境に対応した「エラーログの基本」「確認方法」「よくあるエラーの原因と対処法」そして「専門家に伝えるときのコツ」まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。


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Windowsエラーログとは?

Windowsエラーログとは、システムやアプリケーションで発生した エラー・警告・情報 を時系列で残している記録です。

  • アプリが突然落ちた理由
  • 最近PCが遅い原因
  • 新しい周辺機器が動作しない理由

こうした疑問の答えを探すヒントが、すべてエラーログに隠されています。

つまり、エラーログは「トラブル発生の証拠」と同時に「PCの健康診断書」でもあるのです。


イベントビューアーでエラーログを確認する

エラーログは「イベントビューアー」という標準ツールで閲覧できます。難しそうに聞こえますが、操作自体は簡単です。

ステップ1:イベントビューアーを起動する

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「イベントビューアー」を選択

ステップ2:ログの種類を選ぶ

左側メニューには複数のカテゴリがありますが、よく使うのは次の2つです。

  • システム:OSやハードウェア、ドライバー関連の記録
  • アプリケーション:ソフトウェアの動作に関する記録
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ステップ3:エラーを確認する

  1. 「Windowsログ」→「システム」または「アプリケーション」をクリック
  2. 中央にイベント一覧が表示される
  3. 「レベル」列で「エラー」「重大」となっているものを探す
  4. ダブルクリックすると詳細を確認可能

エラー詳細で確認すべきポイント

  • 全般タブ
    発生日時、ソース、イベントID、エラー内容がわかる
  • 詳細タブ
    技術的な追加情報(モジュール名やコードなど)が表示される

特に「イベントID」はネット検索で情報を集める際に役立ちます。


よくあるエラーログの原因と最新の対処法

ここからは実際によく見られるエラーログと、その対処法を具体的に見ていきましょう。


■ 原因① ドライバーの不具合

症状

  • 起動直後のブルースクリーン(BSOD)
  • 周辺機器が認識しない
  • グラフィックドライバーの不具合で画面が乱れる

ログの兆候
システムログにデバイス名やドライバー名が出る。

対処法

  • デバイスマネージャーで「ドライバーの更新」
  • メーカー公式サイトから最新版をダウンロードしてインストール
  • セーフモードで起動し、症状が再現するか確認

⚠️ 2025年現在、IntelやNVIDIAの新ドライバーが一部環境で不具合を起こす例が報告されています。アップデート直後に不具合が出た場合は、旧バージョンにロールバックするのも有効です。


■ 原因② Windows Update の失敗

症状

  • 更新後に再起動ループ
  • 特定機能が利用不可
  • 起動が異常に遅くなる

ログの兆候
UpdateClientやService Control Manager関連のエラー。

対処法

  • 「設定」→「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」で修復
  • 問題の更新プログラムをアンインストール
  • 復元ポイントで更新前に戻す
  • コマンドで修復 DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth sfc /scannow

💡 2025年の最新報告では、KB5065426やKB5065429 で特定アプリが不安定になる事例も出ています。エラーログ確認と合わせて適切に対処しましょう。


■ 原因③ アプリケーションの不具合

症状

  • 特定アプリが頻繁に落ちる
  • 応答なしの状態が続く
  • エラーダイアログが頻発

ログの兆候
アプリケーションログにエラーが残る。

対処法

  • アプリを再インストール
  • 互換モード設定を試す
  • イベントビューアーのエラーメッセージをネットで調べる
  • 開発元サポートへ問い合わせ

開発元に報告する際は、単に「動かない」と伝えるのではなく、エラーログの内容や発生状況を具体的に添えることで、より正確なサポートを受けやすくなります。特にイベントIDや障害モジュール名などの情報は、開発側にとって原因を特定する重要な手がかりになります。結果として、解決までの時間短縮にもつながるでしょう。


■ 原因④ ハードディスクやメモリの異常

症状

  • 頻繁なフリーズ
  • データ破損
  • 起動に異常な時間がかかる

ログの兆候
Disk、atapi、メモリ関連のエラー。ただし物理故障はログに出ない場合も。

対処法

  • Windowsメモリ診断ツールを実行
  • chkdsk /f /r でディスクチェック
  • S.M.A.R.T.情報をBIOSや専用ツールで確認

🚨 異常が続く場合は早急にデータをバックアップし、ストレージ交換を検討してください。


エラーログを効果的に共有する方法

自力で解決が難しい場合は、サポート窓口に問い合わせることもあります。その際、エラーログを正しく伝えると解決が早くなります。

共有方法

  • スクリーンショットを撮影
  • 「イベントのコピー」でテキスト形式に保存
  • ログ全体を.evtx形式でエクスポート

併せて伝えるべき情報

  • 発生時の状況(操作内容など)
  • 既に試した対処法
  • PCの基本情報(OSバージョン、機種名など)

また、できれば Windowsのエディションやバージョン番号(例:Windows 11 24H2、ビルド番号など) を伝えるとさらに的確です。これらの情報は「設定」→「システム」→「バージョン情報」から確認できます。サポート担当者はOSのバージョン差異による不具合も考慮するため、正しいバージョン情報があるかどうかで解決のスピードが大きく変わることがあります。


応急処置としてできること

根本解決ではありませんが、一時的に動作を改善できる方法もあります。

  • ディスククリーンアップで一時ファイルを削除
  • 復元ポイントから戻す
  • セーフモードで起動して原因を切り分ける

応急処置はあくまで「一時しのぎ」に過ぎませんが、作業の続行や急ぎの対応が必要なときに役立ちます。ただし、繰り返し同じ不具合が出る場合は、根本的な原因が解決していないサインです。エラーログを手がかりに恒久的な対策を進めつつ、必要に応じてデータのバックアップや専門家への相談も検討してみてください。

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おわりに

エラーログは一見難解ですが、読み解けばPCが発している「SOSサイン」です。

  • 原因を特定する
  • 適切な対処をする
  • 必要なら専門家に正しく共有する

この3つを意識することで、曖昧な不安やストレスから解放され、安定したPCライフを取り戻せます。

特に2025年のWindows環境では、更新プログラムやドライバーの不具合が原因となるケースが多いため、日常的にイベントビューアーを確認する習慣を持つことをおすすめします。

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