近年、SNSを活用した副業が注目を集めていますが、それに伴い「副業トラブル」も増加しています。
今日もニュースで
「20歳代女性に多いSNSを利用した副業トラブル」
について解説していました。
そこで今日は
・SNSで副業を始める際に気をつけるべき点
・トラブルを防ぐための方法
をわかりやすく解説したいと思います。
SNSで副業トラブルとは？
SNSを利用した副業には
2・フリマアプリやインフルエンサー活動
・コンテンツ販売
などさまざまな形があります。
それに関連するトラブルの事例を挙げてみたいと思います。
高額商材や情報商材の購入トラブル事例
「簡単に稼げる」と宣伝された情報商材を購入したが、実際には中身が薄く成果が出ないケース
情報商材とは、特定の知識やノウハウを商品として販売するデジタルコンテンツのことを指します。
たとえば、
・SNSでフォロワーを増やす方法
・投資で稼ぐテクニック
などのeBookや動画講座が一般的です。
特に「簡単に稼げる」といったキャッチコピーで販売されることが多く、
副業初心者をターゲットにする傾向があります。
よくあるトラブルの実例
1. 中身が薄い、または価値がない内容
• 購入前には「この方法で1か月で10万円稼げる！」などの魅力的な宣伝文句が並んでいる。
• 実際に購入してみると、内容が一般的な情報（例えば「努力を続けましょう」など）に終始し、具体的な方法論や再現性のあるノウハウがほとんど含まれていない。
2. リスクが明確に記載されていない
• 例えば投資や転売ビジネスの情報商材では、「リスクなしで稼げる」と謳っているものの、実際にはリスクが伴う手法であることが後から判明する。
3. 再販や紹介制度の強制
• 情報商材を購入した後、同じ商材を他人に販売させられるようなスキーム（実質的なマルチ商法）に参加させられるケース。
このような商材の問題点
1. 購入前の内容が確認できない
情報商材は通常、PDFや動画などのデジタルコンテンツで提供され、一度購入すると返品ができないケースがほとんど。そのため、事前に内容を確認できず、購入後に後悔する人が多いです。
2. 宣伝が過剰または誤解を招く
「初心者でも何もせずに月10万円稼げる！」といった誇大広告が使われることが多く、冷静な判断をしにくくなります。
3. 法的規制の限界
日本の特定商取引法では虚偽広告や不当な勧誘は禁止されていますが、インターネットを通じた情報商材の取引は、規制が追いつかないことが多いです。
被害を防ぐためのポイント
1. 口コミやレビューをチェック
• 購入前に、商材名や販売者名でインターネット検索を行い、実際の購入者の口コミや評判を確認する。
• 中には販売者自身が仕組んだ偽レビューもあるため、複数の情報源を参考にすることが重要です。
2. 無料の情報を活用する
• 初心者向けの情報であれば、無料のブログやYouTubeチャンネルなどで十分な知識を得られる場合があります。
3. 具体性のない宣伝文句には注意
• 「努力せず稼げる」「初心者でも絶対成功」などのフレーズは注意信号です。稼ぐには通常、それ相応の努力や時間が必要です。
4. 契約内容を確認
• 購入前に、返品やキャンセルポリシーが明記されているかを確認しましょう。
もし被害に遭ったら
万が一、購入後にトラブルに気づいた場合、以下の対応を検討してください。
• 証拠を保存
購入時の広告、契約内容、購入メールなどの証拠を保存します。
• 消費生活センターに相談
日本国内でのトラブルであれば、最寄りの消費生活センターに相談し、アドバイスを受けることができます。
• 弁護士に相談
被害額が大きい場合や悪質な場合、弁護士に相談して法的措置を取ることも検討しましょう。
まとめ
「簡単に稼げる」と謳われた情報商材にはリスクが潜んでいる可能性が高いため、購入前に十分な調査と冷静な判断を心がけることが重要です。特にSNSでは信頼性の低い情報が拡散されやすい傾向があるため、慎重に行動しましょう。
• 報酬未払い
SNSを通じて依頼を受けた仕事で、約束された報酬が支払われないトラブル。
SNSを利用した仕事の依頼は手軽に行える反面、報酬未払いトラブルが発生するケースが少なくありません。この問題について詳しく解説し、未払いを防ぐ方法やトラブル時の対処法を紹介します。
よくある未払いトラブルの事例
1. 仕事完了後に連絡が取れなくなる
• 依頼者が報酬支払いの段階で連絡を絶ち、逃げるケース。
• 特にSNSでは匿名性が高いため、依頼者を特定するのが難しい場合が多い。
2. 「条件が合わない」と一方的に報酬を減額される
• 事前に提示された条件を守らず、成果物を利用する一方で報酬を一部しか支払わない、または支払わない。
3. 依頼者が意図的に契約を曖昧にする
• 支払い期日や金額を明確に決めず、結果的に「約束していない」と言い張られるケース。
4. 報酬がいつまでも遅れる
• 支払い期限が何度も延期され、最終的に支払われないまま終わる。
SNSで報酬未払いが起きやすい理由
1. 匿名性
• SNS上では本名や会社名を隠して活動する人が多く、信頼性の確認が難しい。
2. 契約の不備
• 契約書を交わさず、口約束やメッセージのやり取りだけで仕事を進めてしまうケースが多い。
3. 法的手続きのハードル
• 報酬未払いに対して法的措置を取るには時間と費用がかかり、小額の場合は泣き寝入りする人も多い。
4. 依頼主の認識不足
• 依頼主が「SNSでの依頼は正式な取引ではない」と軽く考えている場合がある。
トラブルを防ぐための対策
1. 契約書を交わす
• SNSでの依頼でも、必ず契約書や同意書を作成しましょう。
• 契約内容には、以下を明記することが重要です。
• 報酬金額と支払い期日
• 仕事内容と納品物の詳細
• 支払い方法（銀行振込、電子決済など）
2. 相手の信頼性を確認する
• 依頼主のSNSプロフィールや過去の実績を確認します。
• 法人の場合は公式サイトや会社情報をチェックし、個人の場合も本名や連絡先を確認するようにしましょう。
3. 事前に着手金をもらう
• 着手金として、報酬の一部を先払いしてもらうことで、リスクを軽減できます。
4. SNSメッセージ以外の連絡先を確保
• メールアドレスや電話番号など、SNS以外で連絡を取れる手段を事前に交換しておく。
5. 第三者プラットフォームを利用する
• クラウドソーシングサービスなど、支払い保証があるプラットフォームを利用すると安心です。
報酬未払いが発生した場合の対処法
1. 証拠を確保する
• SNSでのやり取り（メッセージやメール）、契約書、納品物の提出記録をすべて保存します。
2. 依頼主に正式な請求書を送付
• 支払い期日を指定した請求書を送付し、支払いを求めます。内容証明郵便を使うとより効果的です。
3. SNSの運営会社に通報
• トラブルが発生した場合、SNS運営会社に通報してアカウントの停止などの対応を求めることもできます。
4. 専門機関に相談
• 未払いトラブルに詳しい専門機関（消費生活センター、労働基準監督署など）に相談します。
5. 法的措置を検討
• 少額の場合は「少額訴訟」を利用することで、迅速に解決を図ることができます。弁護士に相談するのも選択肢です。
このように、SNSを活用した仕事には便利さがある一方で、報酬未払いなどのトラブルリスクが潜んでいます。
安心して仕事をするためには、契約内容を明確にし、相手の信頼性を十分に確認することが重要です。
トラブルが起きた際には、証拠を確保し、適切な機関に相談することで解決への道が開けます。
SNSを活用しながらも、賢くリスクを回避していきましょう！
• 個人情報の悪用
SNSを通じて個人情報を提供した結果、不正利用や詐欺に巻き込まれるケース。
SNS上では、個人情報の取り扱いが不十分なままやり取りを行い、不正利用や詐欺の被害に遭うケースが増加しています。
具体的な被害例、トラブルの背景、そして個人情報を守るための方法について詳しく解説したいと思います。
不正利用や詐欺に巻き込まれる具体的なケース
1. なりすまし被害
• SNSで本名、写真、メールアドレスなどを公開した結果、これらの情報を第三者が悪用。
• 被害者になりすましたアカウントが作られ、詐欺や迷惑行為に使われる。
2. 詐欺サイトへの誘導
• 「プレゼント企画」「特別キャンペーン」などを装い、名前や電話番号、住所、クレジットカード情報を入力させる詐欺。
• 入力した情報が不正に利用され、高額な請求が来る。
3. フィッシング詐欺
• 「アカウントの認証が必要」といった偽メッセージを送信し、ログイン情報やパスワードを盗む。
• アカウントが乗っ取られ、さらなる詐欺行為に利用される。
4. リモートワーク詐欺
• SNSで「在宅ワーク」や「簡単に稼げる副業」として個人情報を収集。
• 提供した情報が悪用され、架空の請求や犯罪行為に巻き込まれる。
5. デジタルストーカー
• SNSのプロフィールや投稿内容から住所や勤務先を特定され、実生活に支障をきたす被害。
個人情報が悪用される背景
1. SNS上の公開情報が多い
• プロフィールや投稿で、氏名、勤務先、住んでいる地域などが簡単に特定される場合がある。
• 写真や動画に写り込んだものから個人情報が漏れることも。
2. 詐欺師の巧妙な手口
• 詐欺師はターゲットの心理を巧みに利用し、信頼させて情報を引き出す。
• 特に親切な振る舞いや共感を装うことで警戒心を解く。
3. 情報の拡散スピード
• SNSでは一度公開された情報が、あっという間に拡散されるため、一度漏れた情報を回収するのはほぼ不可能。
4. 法規制の限界
• 日本では個人情報保護法がありますが、SNSの匿名性や国境を越えた利用に対応しきれない場合があります。
個人情報を守るための対策
1. 公開範囲を限定する
• プロフィールや投稿の公開範囲を「友達のみに設定」する。
• 特に氏名、連絡先、住所などは公開しない。
2. 個人情報を聞かれたら慎重に対応
• SNSで名前や住所、金融情報を求められた場合、即座に応じず、信頼性を確認する。
• 特に知らない相手や企業には注意。
3. 安全なパスワードを使用する
• パスワードは強力なものを設定し、異なるアカウントで使い回さない。
• 二段階認証を利用してセキュリティを強化。
4. 不審なメッセージやリンクは無視
• 「特別なオファー」「アカウント凍結の解除」などのメッセージが届いた場合、公式サイトを通じて確認する。
5. 個人情報が特定される投稿を避ける
• 写真に写った自宅の外観、郵便物、車のナンバープレートなど、個人が特定される可能性のある情報を投稿しない。
6. 個人情報提供時は利用目的を確認
• SNSキャンペーンや応募フォームで情報を入力する場合、その利用目的が明確に記載されているか確認する。
被害に遭った場合の対処法
1. 証拠を保存する
• 詐欺や不正利用が疑われる場合、メッセージやスクリーンショットを保存しておく。
2. SNS運営会社に通報
• 被害に遭ったアカウントや投稿を報告し、調査や削除を依頼。
3. 警察や消費生活センターに相談
• 重大な詐欺被害の場合は、速やかに警察に相談。
• 消費者関連の問題であれば消費生活センターに連絡する。
4. クレジットカード会社に連絡
• クレジットカード情報が悪用された場合、速やかにカード会社に連絡して利用停止の措置を取る。
このように、SNSは便利なツールですが、個人情報の取り扱いを誤ると詐欺や不正利用のリスクが高まります。
SNS上での情報発信ややり取りには十分注意し、少しでも不審に感じた場合は慎重に対応することが大切です。
• 契約内容の曖昧さ
口約束やメッセージだけで業務を進めた結果、後からトラブルになるケース。
SNSやメール、チャットアプリを使ったやり取りで仕事を受ける場合、
正式な契約書を交わさずに「口約束」や「メッセージのやり取り」だけで進めてしまうことがあります。
このような場合、後からトラブルに発展するケースが少なくありません。
よくあるトラブルの例
1. 報酬未払い・減額
• 「仕事が完了したのに報酬が支払われない」
• 「依頼主から後になって報酬の金額を減額される」
• メッセージで報酬額や支払い条件を話していたが、具体的な書面に残していないため証拠が不十分。
2. 業務内容の認識違い
• 依頼主と受注者で「業務内容」や「成果物の基準」について認識が食い違う。
• 例えば、依頼主は「修正も対応してほしい」と考えているが、受注者は「追加料金が必要」と認識している。
3. キャンセルや一方的な契約解除
• 仕事が進行中にも関わらず、依頼主が「やっぱり必要なくなった」とキャンセルを通告。
• 報酬が支払われないどころか、費やした時間や労力も無駄になる。
4. 納期やスケジュールの変更
• メッセージだけで納期を設定したが、後になって「そんな納期ではない」と主張される。
• また、納期が急に早められて対応が難しくなるケースも。
5. 著作権や使用権のトラブル
• デザインや文章などの成果物について、使用範囲や著作権の帰属が曖昧なため、予期せぬ利用をされる。
• 例えば、受注者が「このデザインは一度きりの使用」と考えていたのに、依頼主が無断で転売したり再利用した。
トラブルが起きやすい原因
1. 契約内容が曖昧
• 報酬額、納期、修正回数、著作権の取り扱いなどが明文化されていない。
2. 口約束やメッセージは法的効力が弱い
• メッセージや口頭でのやり取りは証拠として使える場合もありますが、契約書に比べて法的効力が弱い場合が多い。
3. 信頼関係に頼りすぎている
• 知人や友人、SNSで知り合った相手だからといって、正式な手続きを省略してしまう。
4. 確認不足
• 双方が内容をしっかり確認しないまま仕事を進めることで、誤解や食い違いが生まれる。
トラブルを防ぐためのポイント
1. 契約書を作成する
• SNSでの簡単な取引でも、必ず契約書を作成しましょう。契約書には次のような項目を含めると良いです。
• 報酬額と支払い期日
• 業務内容と範囲（例：修正対応回数など）
• 納期やスケジュール
• 著作権や成果物の利用範囲
2. メールやチャットでのやり取りを記録する
• 口約束だけではなく、メッセージでのやり取りも残すようにしましょう。
• 特に、重要な内容については「確認のため、こちらで合っているかお答えください」と書面化する。
3. 信頼できる相手か確認する
• 依頼主や受注者の過去の実績や評価を調べる。
• 個人取引の場合は、実名や連絡先が明確であることを確認。
4. 報酬の一部前払いをお願いする
• 着手金として報酬の一部を前払いしてもらうことで、リスクを軽減できます。
5. 事前に条件をすり合わせる
• 業務内容、納期、支払い条件、成果物の利用範囲など、トラブルになりそうなポイントを事前に詳細に確認する。
トラブルが発生した場合の対応策
1. 証拠を整理する
• メッセージのやり取りや納品物、取引に関する記録をすべて保存。
2. 冷静に話し合う
• まずは相手に状況を説明し、解決策を話し合う。感情的にならず冷静に対応することが重要。
3. 内容証明郵便を送る
• 話し合いが進展しない場合は、内容証明郵便を使って正式に請求する。
4. 専門機関に相談する
• 消費生活センターや弁護士に相談して適切なアドバイスを受ける。
5. 少額訴訟を検討
• 被害金額が少額の場合は、簡易裁判で解決することも可能です。
このように、口約束やメッセージだけで仕事を進めるのは手軽ですが、その分トラブルのリスクも高まります。
特にSNSのような匿名性の高い環境では、契約内容を明確にし、証拠を残すことが非常に重要です。
信頼関係だけに頼らず、法的に有効な契約書や条件設定を活用して、安心して仕事を進めましょう。
副業トラブルが増加する理由は何？
SNSでの副業トラブルが増える背景には、次のような要因があります。
• 簡単に始められる手軽さ
SNS上では手軽に取引ができるため、事前調査や契約内容の確認を怠りがちです。
• 情報の信憑性が不明確
SNSでは広告や口コミが簡単に拡散される一方で、その情報の信頼性を見極めるのが難しい場合があります。
• 規制の緩さ
個人間取引が多く、法律や規約が曖昧なケースが多いため、トラブルの温床になりやすいのです。
3. トラブルを防ぐための具体的な対策
SNSで安心して副業を始めるためには、以下のポイントに注意することが重要です。
① 相手の信頼性を確認する
• 依頼主や取引相手のプロフィールや実績をチェック。
• 実名や連絡先が公開されているか確認する。
② 契約書を交わす
• 口約束ではなく、契約内容を文書化する。
• 支払い条件や業務内容を明確に記載する。
③ 情報商材に注意する
• 「誰でも簡単に稼げる」といった宣伝には警戒する。
• 購入前に評判や口コミを調査。
④ 個人情報の管理を徹底する
• 不必要に住所や電話番号を公開しない。
• 安全な決済手段を利用する。
⑤ トラブルに備える
• 副業関連の法律や規約を事前に確認。
• トラブル時に相談できる窓口を把握しておく（例：消費生活センター）。
どうすればいい？もしトラブルに巻き込まれたら。
万が一トラブルに巻き込まれた場合、以下の行動を取りましょう。
• 証拠を確保する
メッセージのやり取りや契約書、送金記録などを保存しておきましょう。
• 専門機関に相談する
消費者庁や弁護士、SNSの運営会社に相談しましょう。
• 警察に通報する
詐欺や個人情報の悪用が疑われる場合は、速やかに警察に相談しましょう。
まとめ
SNSで副業を始めるのは魅力的ですが、リスクを理解し、トラブルを未然に防ぐことが大切です。
相手の信頼性を確認し、契約内容を明確にすることで、多くのトラブルを避けられます。
あなたが安心して副業に挑戦し、成功を収めるための参考になれば幸いです！
