「仮想マシンってなに?」「仮想ディスクって、ゲームのディスクとは違うの?」
そんな風に思ったことはありませんか?
実はこれ、パソコンやクラウドを使いこなすうえでとても大事なキーワードなんです。でも専門用語が多くて、最初はちょっととっつきにくいですよね。
この記事では、パソコン初心者さんでもスラスラ読めるように、仮想マシンと仮想ディスクについて、「今さら聞けない!」レベルからやさしく解説していきます!
仮想マシンってなに?
仮想マシン(Virtual Machine)とは、パソコンの中にもう一台、別のパソコンを作るようなものです。

もっとわかりやすく言うと・・あなたのパソコンの中に「もうひとつ別のパソコン」を作って動かすことができる仕組みです。
たとえば、あなたが今使っているパソコンが「Windows」だとします。
その中に「Linux」という別のOSをインストールして、まるでそのLinux専用のパソコンが目の前にあるように操作できるんです。
イメージで言うと、大きな家の中に、別の小さな家(仮想マシン)を作るようなもの。
その小さな家の中にも、テレビ(ソフト)や冷蔵庫(ファイル)を置いたり、掃除(アップデート)したりできるんです。
しかも、その小さな家で何かトラブルが起きても、大きな家には影響がありません。
だから、安心していろいろ試したり、学んだり、遊んだりできる安全な実験部屋のようなものなんです。
そしてこの仕組みを使うと、いろんなOSを試したり、安全な環境で実験したりできるので、開発や勉強にもよく使われています。
仮想ディスクってなに?
仮想ディスクとは、仮想マシンが使う“ハードディスクの代わり”になるファイルのことです。
本物のハードディスクではなく、パソコンの中に作られた「バーチャルなハードディスク」ですね。
その仮想ディスクの中にOSをインストールしたり、データを保存したりすることができます。
たとえば、「Ubuntu.vdi」や「Windows10.qcow2」などの名前で保存されていて、それぞれ使う仮想化ソフトによって形式が違います。
初心者にもわかる!仮想マシンの使い道
- 別のOSを試す:WindowsでLinuxを体験したり、その逆もOK!
- 開発やテスト:失敗しても本体に影響なし!安心して実験できます
- ウイルス検査:仮想マシンでファイルを開けば本体は安全!
仮想ディスクの種類って?
仮想ディスクにはいくつかの形式があります。使うソフトによって選ぶ形式が違います。
形式 | 使われるソフト | 特徴 |
---|---|---|
VDI | VirtualBox | 軽くて扱いやすい。初心者に人気 |
VMDK | VMware | 商用利用にも対応。安定感あり |
QCOW2 | KVM(Linux) | スナップショットや圧縮に対応 |
VHDX | Hyper-V(Windows) | 高機能でWindowsとの相性◎ |
これから仮想マシンを使うと良いのは、こんな人!
「仮想マシン」って、なんだか難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はこんな人にぴったりなツールなんです。
- パソコンを新しく買い替えたいけど、今のWindows10がまだ元気に動いている
→ そんなとき、仮想マシンで別のOSを試すことで、今のPCをもっと活用できます。 - お子さん用に安全なパソコン環境を作りたい
→ 本体に影響しない仮想マシンなら、失敗しても大丈夫!お子さんの学習用にも安心。 - インターネットで不安なサイトを開くとき、本体への影響を避けたい
→ 仮想マシンでアクセスすれば、もしものウイルス感染も防げます。 - 「Linuxって聞いたことあるけど、使ったことない…」
→ 仮想マシンを使えば、実際にLinuxを試してみることができます。しかも無料で! - 使い方を練習したいけど、本物のパソコンで設定をいじるのはちょっと怖い
→ 仮想マシンは“練習用パソコン”みたいなもの。安心してチャレンジできます。
「古いパソコンがあるけど、まだまだ使いたい」「子どもや家族に安心して使わせたい」「パソコンの操作にちょっと自信がない」
と言う方にこそ、仮想マシンは強い味方になってくれます。
仮想マシンと仮想ディスクは「もう一つの世界」を作る魔法の道具!
仮想マシンは、「パソコンの中にもう1台のパソコンを作る技術」で、仮想ディスクはその仮想マシンの「ハードディスク」になるファイルです。
この2つを使えば、パソコンの世界がもっと広がります。
最初は難しそうに見えるかもしれませんが、一度使い方が分かればとても便利!
これから仮想環境にチャレンジしてみたいあなたの第一歩になれば嬉しいです!