収益化の方法(どうやって収益を得るか・難易度)
ここからは、とっても気になるVoicyの収益難易度について調べてみました!
(私個人が集めた情報なので、100%正解というわけではありません!異論はどんどん認めます)
Voicyではパーソナリティ向けに複数の収益化プログラムが用意されており、実際に全チャンネルの約6割が何らかの形で収益化を達成しているそうです 。
主な収益化手段には次の4種類があります
①有料放送
各放送回を単品販売できる機能です。
>パーソナリティが放送ごとに自由に価格を設定し、有料コンテンツとして提供できます 。
(すべてのパーソナリティが利用できる機能です 。)
②プレミアムリスナー(月額課金)
特定のチャンネルの月額ファンクラブのようなものです。
>リスナーが月額料金を支払って「プレミアムリスナー」になると、そのチャンネルのプレミアム限定放送など追加コンテンツが聴けるようになります 。
(Voicy側が定める一定の条件を満たしたパーソナリティのみ開設可)
③スポンサー・タイアップ
人気チャンネルの場合、企業が番組のスポンサーに付くケースもあります。
>企業案件として番組内で商品やサービスを紹介したり、スポンサー料を得たりする方法です 。
(スポンサーとのマッチングや契約交渉はVoicy運営が仲介してサポートしてくれる)
④ 差し入れ
リスナーから配信者への投げ銭(ギフト)機能です。
>Voicy内で購入できる「差し入れアイテム」をリスナーが課金して送ります。
(ライブ配信中や収録配信問わずOK)
以上のように、多彩なマネタイズ手段が用意されていますが、実際に収益を得るためには一定の人気が必要なのも事実です。
例えば有料放送やプレミアムリスナーで稼ぐには、リスナーに
「お金を払っても聞きたい」
と思わせるだけの魅力あるコンテンツを継続提供する必要があります。
また、スポンサーに付いてもらうには、それなりの再生数や影響力が求められます。
Voicy自体にはYouTubeのような再生回数に応じた広告収入の自動分配制度はありませんので、自身でリスナーを増やしファンを獲得していく努力が不可欠です。
Voicyの難易度は?
Voicy収益化の難易度は決して低くはありません。
*しかし、前述の通り審査を通過した配信者はスタート地点ですでに一定のクオリティと人気が期待できるため、他の誰でも配信できるプラットフォームに比べれば収益化までのハードルはむしろ低いとの指摘もあります 。
実際「審査さえ通ればVoicyはとても収益化しやすい」という声もあり 、現在までにVoicyを副業・ビジネスとして活用している人も増えてきています。
収益額は人それぞれですが、音声配信が新たな収入源になり得るプラットフォームとして期待が高まっています。
他の音声プラットフォームとの違い(※stand.fmとの比較など)
Voicyは数ある音声配信サービスの中でも審査制によるクオリティ重視という点で独特です。
この点でしばしば比較に挙がるのがstand.fm(スタンドエフエム)です。
>サラリーマンにオススメ副業!スマホ1台で出来る音声配信stand.fmの稼ぎ方
「Voicyはプロや有名人のトークが中心、stand.fmは誰もが参加できるアマチュアラジオに近い」イメージです 。
収入面の違い
収益化の面でも両者には違いがあります。
Voicyは先述のようにリスナーからの直接課金やスポンサー契約が中心ですが、stand.fmでは再生時間に応じたポイント報酬制度が特徴です 。
Voicy vs Stand.fm 収益化の違い
項目 | Voicy | stand.fm |
---|---|---|
収益化の条件 | 審査に合格したパーソナリティのみ | 誰でも配信でき、収益化も可能(条件あり) |
収益化の種類 | ・有料放送(単品販売) ・プレミアムリスナー(月額課金) ・スポンサー・企業タイアップ ・リスナーの差し入れ(投げ銭) | ・メンバーシップ(月額課金) ・広告収益(stand.fmパートナープログラム) ・投げ銭(レター機能) |
再生時間に応じた収益 | なし(広告収益モデルはない) | あり(パートナープログラム対象者のみ) |
スポンサー契約 | Voicyが企業とマッチング | 配信者が自分で獲得する必要あり |
手数料 | Voicy運営側が収益の一部を徴収 | stand.fm運営側が収益の一部を徴収 |
収益化の難易度 | 審査に通過すれば比較的収益化しやすい | 配信者の努力次第で大きく変わる |
・stand.fmでは配信者の総再生時間に応じて独自のポイントが付与され、一定数のポイントを現金等に交換できる仕組み(※現在は招待制のパートナープログラム)があります 。またstand.fmにも「メンバーシップ(月額課金)」や「レター機能(リスナーからメッセージ送信)」、「コラボ配信(複数人でのライブ放送)」など独自の機能が充実しており、コミュニティ志向が強いプラットフォームと言えます。
他にも、Podcast(ポッドキャスト)との違いもあります。
Podcastは誰でも配信できるオープンな仕組みで、AppleやSpotifyなどで公開する形式ですが、Voicyはクローズドなアプリ内プラットフォームです。
Voicy vs Podcast の違い
項目 | Voicy | Podcast |
---|---|---|
配信のハードル | 審査あり(合格率2〜5%) | 誰でも配信可能 |
配信プラットフォーム | Voicy専用アプリ・Web | Spotify, Apple Podcasts, Google Podcasts など |
収益化の方法 | ・有料放送(単品販売) ・プレミアムリスナー(月額課金) ・スポンサー・企業タイアップ ・リスナーの差し入れ(投げ銭) | ・広告収益(Anchor, YouTubeなど) ・スポンサー契約 ・有料サブスクリプション(Apple Podcasts, Patreonなど) |
広告収益 | なし(広告モデルは採用されていない) | あり(Spotify, YouTube, Apple Podcasts など) |
配信の自由度 | Voicy運営の管理下にある(コンテンツ審査あり) | 完全に自由(自分でホスティングサービスを選択可能) |
配信方法 | Voicy Studioアプリで録音・配信 | MP3ファイルをRSSフィードにアップロード |
リスナーとの関係 | クローズドなコミュニティ(プレミアムリスナー制あり) | オープンなリスナー層(どこでも聴取可能) |
収益化の難易度 | 審査を通過すれば比較的収益化しやすい | 人気が出るまで収益化は難しい |
利用者層 | ビジネスパーソン・学習層向けが多い | 多様な層が利用(エンタメ、ニュース、趣味など) |
Voicy上の番組は基本的にVoicy内で聴く形になり、外部RSS配信はされません。
その代わり、Voicy内で公式にキュレーションされた良質な番組が揃っている点が差別化ポイントです。
Voicyは「厳選コンテンツが集まる信頼性の高い音声メディア」であり、
stand.fmや他の音声SNSは「誰もが発信できるオープンな場」という感じでしょう。
自分が発信者になるハードルの高さとコンテンツ水準の高さが表裏一体になっているのがVoicyの特徴と私は考えています。
次のページではVoicyを利用している年齢層や、人気のジャンルを調べてみました。