【Hyper-V仮想マシン環境の作成 – その2 -】
- はじめに(前回からの続き)
前回、興味本位で始めた仮想環境の作成ですが、仮想マシンの作成ができたことで満足してしまい、すっかり終わった気になっていました。
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(中編) 1 困っている女の子](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
しかし、現実はそう甘くありません。
本来の目的である開発環境のトラブルは依然として解決せず、結局、仮想環境の構築を続行せざるを得なくなったのです。
そもそも気が進まなかった理由は、前回の作業で行き詰まったからでした。
それは、仮想マシンにどのようにOSを導入するかという問題に直面し、解決できなかったためです。
もし、PCのスペックが十分で、導入メディアとしてDVDが手元にあれば、ここまで悩む必要はなかったかもしれません。
しかし、嘆いていても仕方がないので、作業を再開する前に手元のリソースを整理し、作業方針を決めることにしました。
ちなみに現在手元にあるのは以下の2つです。
• 「Windows 11 24H2」導入用ISOファイル
• Rufus※で作成した「Windows 11 24H2」導入用USB(最小システム要件チェックをバイパス済み)
しかし、この2つでは、どうやっても現時点ではHyper-Vの仮想マシンに導入することができません。
前回も導入メディアの設定で行き詰まったため、今回も同じ壁にぶつかることになりました。
そこで考えに考えた末、力技で解決することにしました。
それは、まず「Windows 10 22H2」を導入し、その後「Windows 11 24H2」にアップデートするという方法です。
スマートな方法ではありませんが、早速、作業に取り掛かることにしました。
Rufus とは、ISOファイルなどからブータブルUSBを作成できるフリーソフトです。Windows 11の最小システム要件をバイパスする機能があり、要件を満たさないPCにも「Windows 11 24H2」を導入できるUSBメディアを作成できます。
「Windows 10 22H2」導入ISOファイルの取得
まず最初に「Windows 10 22H2」の導入ISOファイルの取得を始めました。
「Windows 11 24H2」のときは公式サイトから簡単にダウンロードできましたが、「Windows 10 22H2」の場合は少し勝手が違います。以下、その作業について詳しく説明します。
① 「Windows 10 22H2」ダウンロードサイトへの遷移
ブラウザ(Edge等)を起動し、URLに下記のアドレスを指定して、ダウンロードサイトへ移動する。
https://www.microsoft.com/ja-JP/software-download/windows10
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(中編) 2 Windows10ダウンロード画面](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
② Windows 10 インストールメディア作成ツールのダウンロード
画面を下記の画面が表示されるまで。下へスクロールする。その後「今すぐダウンロード」ボタンを押下する。
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(中編) 3 Windows10ダウンロード画面2](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
③ Windows 10 インストールメディア作成ツールの起動
下記の画面が示すようにポップアップにダウンロード状況が表示されるので、ダウンロードが完了した際、青文字にアンダーバーがある「ファイルを開く」のリンクをクリックする。
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(中編) 4 IMG 8690](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
下記の画面が表示された場合は、「はい」ボタンをクリックする。
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(中編) 5 ユーザーアカウント規制画面](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
④ ライセンス条項の承認
適用される通知とライセンス条項の画面が表示されるのを確認し「同意する」ボタンを押下する。
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(中編) 6 Windows10セットアップ](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
⑥ 実行する操作の選択
準備完了後、下記の画面が表示されるのを確認する。
デフォルトでは、「このPCを今すぐアップデートする」が選択されているが、「別のPCのインストールメディアを作成する…」を選択し、「次へ」ボタンを押下する。
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(中編) 7 Windows10セットアップ2](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
⑦ 言語、アーキテクチャ、エディションの選択
下記画面が表示されるのを確認後、「次へ」ボタンを押下する。
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(中編) 8 Windows10セットアップ言語選択](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ほとんどの場合、気にする必要はないと思われますが、インストールメディア作成ツールは、デフォルトでは、現在使用しているパソコンに合うように言語、エディション、アーキテクチャを選択してくれるようです。もし、上記画面と異なる場合は、「このPCにおすすめのオプションを使う」のチェックボックスを外し、上記画面の内容に各リストボックスの調整が必要になります。
>次のページでは「 Windows10のセットアップ方法を詳しく解説します。
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