【2025最新】Windows 11 24H2/25H2アップデート後に「キーボードやマウスが動かない」時の原因と対処法

更新プログラムが失敗したイメージイラスト

2025年11月現在、Windowsアップデート後に「キーボードが動かない」「マウスも反応しない」という相談が急増しています。特に、Windows 11 バージョン24H2 / 25H2 環境では、アップデート後にUSB接続のマウスやキーボードが突然認識されなくなるケースや、ログイン画面でまったく操作できなくなる不具合が多数報告されています。

さらに 2025年10月の更新プログラム(KB5066835)では、Windows回復環境(WinRE)の画面だけでUSBキーボード・マウスが効かなくなる深刻なバグも発生しました(後述)。このように、単なる故障ではなくアップデートやドライバの不整合が原因になっていることが多いのが、最近の「キーボードが動かない」トラブルの特徴です。

この記事では、

  • 今まさに「キーボードが動かない」「USBマウスが効かない」状態から抜け出すための今すぐ試せる対処法
  • Windows 11 24H2 / 25H2 アップデート後に出るUSBまわりの不具合の原因と対策
  • 2025年10月のWinREでキーボード・マウスが効かないバグ(KB5066835 / KB5070773)への最新対処情報
  • ノートPCの内蔵キーボードだけが効かないときの追加チェックポイント

…といった内容を、初心者の方でも順番に試していけるように整理して解説します。

目次
PR

まずは状況を切り分けるチェックリスト

同じ「キーボードが動かない」でも、状況によって原因が変わります。まず、次の3つを確認してみてください。

  1. どのタイミングで動かない?
     ・電源を入れた直後からまったく効かない
     ・ログイン画面だけ入力できない
     ・Windows起動後、一部のアプリだけ効かない(ブラウザ・ゲームなど)
  2. どのキーボードが動かない?
     ・ノートPCの内蔵キーボードだけ
     ・USB有線キーボードだけ
     ・Bluetooth / 無線レシーバータイプだけ
  3. マウスはどうか?
     ・マウスも同時に効かない → USBコントローラやアップデート起因の可能性が高い
     ・マウスは動くがキーボードだけ効かない → 内蔵キーボードやドライバ、キー入力の設定周りが怪しい

ざっくりでも構いません。このあとご紹介する対策のうち、自分の状況に近いところから順番に試していくイメージで読み進めてください。

まず最初に試したい「超基本」5つの対策

いきなり難しい設定を触る前に、次の5つを確認すると、意外なほど簡単に直ることがあります。

  1. PCとキーボードを一度シャットダウン → 電源ケーブルも抜いて数十秒待つ
     ・ノートPCなら、可能であればACアダプタを外し、数十秒待ってから再接続&起動。
  2. USBポートを変える(特にUSB 2.0ポート)
     ・青いポート(USB 3.0)がダメでも、黒いポート(USB 2.0)なら動くことがあります。
  3. 無線キーボードの場合:電池交換+レシーバーの抜き差し
     ・USBレシーバーを差し直し、PCの別ポートでも試します。
  4. NumLock・Fnロック・キーロック系の確認
     ・ノートPCでは、Fn+スペースやFn+Escで「キーボードロック」が入ってしまう機種もあります。
  5. 別のキーボードを一度つないでみる
     ・手元にあれば、1000円程度の有線USBキーボードでもOK。トラブル切り分けに非常に役立ちます。

これで改善すれば、物理的な接触不良や一時的なフリーズが原因だった可能性が高いです。改善しない場合は、ソフトウェア(ドライバやアップデート)の影響を疑っていきます。

主な原因と考えられる項目(2025年版)

特にWindows 11 24H2 / 25H2では、USBまわりの仕様変更やセキュリティ強化の影響もあり、以下のような要因が重なって「キーボードが動かない」状態になることが多くなっています。

原因詳細説明
USBドライバーの不具合アップデート時にUSB周辺機器ドライバーの互換性が崩れ、キーボードやマウスが認識されなくなる。
セキュアブート設定の影響セキュアブート有効状態で古いドライバーがブロックされ、一部のUSB機器が動作しなくなる。
BIOSの設定リセットアップデートやCMOSクリアの影響で、USBレガシーサポートやキーボードサポートが無効化される場合がある。
Bluetooth設定の不具合ワイヤレスマウス・キーボードを使用している場合、Bluetoothサービスが無効化・停止していることがある。
Windows Updateのバグ特定の更新プログラム(例:KB5066835 など)が、WinREや入力デバイスの動作に影響する既知の不具合を含んでいた。{index=1}
ノートPC内蔵キーボード用ドライバの不整合標準PS/2キーボードドライバやメーカー独自のホットキー用ドライバが更新で不安定になり、内蔵キーボードだけ効かなくなるケース。

このように、最近のトラブルは「壊れたかどうか」よりも「更新や設定でおかしくなっていないか」を疑うのがポイントです。ここからは、それぞれの原因に対してできる具体的な対処法を見ていきましょう。

各原因に対する対策方法と補足解説

PR

● 対策①:別のUSBポートに接続してみる(USB 2.0ポート推奨)

まず、USB2.0ポート(黒いポート)があればそちらに接続し直してみましょう。USB3.0やType-Cのポートでは認識しないのに、USB2.0なら正常に動作するケースが実際にあります。

* ポートの位置(前面 / 背面)や世代ごとに電力供給や初期認識のタイミングが微妙に異なるため、複数ポートを順番に試すのが効果的です。

● 対策②:BIOS(UEFI)で「USBレガシーサポート」を有効にする

ログイン画面以前(メーカーのロゴ画面など)から一切キーボードが効かない場合は、WindowsではなくBIOS/UEFI側でUSBキーボードが無効になっている可能性があります。

再起動してBIOS(UEFI)に入り、「Legacy USB Support」「USB Keyboard Support」などの項目をEnabled(有効)に設定します。

*通常は起動直後にF2、Delete、F10、F12などのキーでBIOSに入れます(画面下部に案内が出ていることが多いです)。

● 対策③:セーフモードで起動して、ドライバや設定を確認する

Windowsログイン画面では効かないのに、回復オプションからセーフモード起動を行うと動く場合、常駐ソフトや追加ドライバが原因の可能性が高くなります。

セーフモード起動手順(Windowsが一応起動する場合)

セーフモードでキーボードが正常に動くなら、常駐ソフト・セキュリティソフト・キーボードユーティリティなどを一つずつ無効化して原因を絞り込んでいきます。

● 対策④:有線マウス・キーボードを一時的に使って切り分ける

Bluetoothや2.4GHz無線キーボードは、OSの読み込みやBluetoothサービスの開始が完了するまで使えない場合があります。まずは、USB有線のマウス・キーボードで反応するかを確認しましょう。

* 1000〜2000円程度の有線セットを「非常用」として1組持っておくと、今回のようなトラブル時に非常に心強いです。

💡 緊急時に備えておきたい有線マウス・キーボード

アップデート後にキーボードやマウスが動かない時も、有線タイプならすぐに切り替えて操作できます。普段はワイヤレス派の方も、非常用として1セット持っておくと安心です。

※リンククリックでAmazon商品ページが開きます(スポンサーリンク)

● 対策⑤:システムの復元・前のバージョンに戻す(ロールバック)

設定変更やドライバー更新でも解決しない場合、アップデートの前に戻すのがいちばん確実なこともあります。

アップデートから10日以内であれば、[設定] → [システム] → [回復] →「前のバージョンの Windows に戻す」で24H2/25H2への更新をいったん取り消すことが可能です。

また、システムの復元ポイントを作成している場合は、[コントロールパネル] → [回復] → [システムの復元] から、正常に動いていた日付を選んで戻す方法もあります。

【最新情報】WinREでキーボード・マウスが動かない不具合(KB5066835 / KB5070773)

ここからは、2025年10月に発生した「Windows回復環境(WinRE)だけでUSBキーボード・マウスが動かない」不具合について、最新の情報と対処手順をまとめます。

この不具合は、2025年10月14日に配信された更新プログラム KB5066835 を適用した Windows 11 24H2 / 25H2 で発生し、Windows本体ではキーボードが動くのに、回復環境に入ると一切反応しないというものです。

Microsoft はこの問題を認め、10月20日に緊急の帯域外アップデート KB5070773 を公開しました。これにより多くの環境で WinRE のUSBキーボード・マウスが復活します。

■ 自分のPCが該当するか確認するポイント

  • OSがWindows 11 24H2 または 25H2である
  • 2025年10月の更新(KB5066835)をインストールした覚えがある、または自動更新している
  • 通常起動中はキーボード・マウスは普通に動くが、「トラブルシューティング」「スタートアップ修復」などWinRE画面でだけ操作不能

■ デスクトップに入れる場合:KB5070773 をインストールする

  1. [設定] → [Windows Update]
  2. [更新プログラムのチェック] をクリック
  3. 利用可能な更新に KB5070773 が表示されていればインストール
  4. 表示されない場合も、10月以降の累積更新に同梱されていることがあるため、最新の更新をすべて適用する

アップデート後に再起動し、再度 WinRE に入ってキーボード・マウスが動作するか確認します。

■ どうしてもWinREでUSBが効かないときの回避策

  • タッチパネル搭載PCなら:画面タッチ+スクリーンキーボードで操作
  • 古い PS/2 接続のキーボード・マウスが使えるPCなら、それを一時的に使用する
  • 別のWindows 11インストールUSBから起動し、そちらの回復機能を使う

一部の環境では、KB5070773適用後もWinRE側のバージョンや構成によって、まだ完全には直らないという報告もあります。その場合は、WinRE用イメージ(winre.wim)の差し替えなど高度な手順が必要になりますが、これは上級者向けのため、基本的にはメーカーサポートや専門業者への相談をおすすめします。

ノートPCの「内蔵キーボードだけ」動かないときの追加ポイント

「USBキーボードをつなぐと入力できるのに、ノートPCの内蔵キーボードだけが効かない」というケースでは、Windowsアップデート後に 標準PS/2キーボードドライバ やメーカー独自のホットキー用ドライバが悪さをしていることがあります。

■ 手順1:高速スタートアップ(Fast Startup)を無効化する

  1. [コントロールパネル] → [ハードウェアとサウンド] → [電源オプション]
  2. [電源ボタンの動作を選択する]
  3. [現在利用可能ではない設定を変更します] をクリック
  4. 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外して [変更の保存]
  5. PCを再起動して、内蔵キーボードが復活するか確認

■ 手順2:デバイスマネージャーでキーボードドライバを入れ直す

  1. Windowsキー+X → [デバイス マネージャー]
  2. [キーボード] を展開し、「Standard PS/2 Keyboard」などを右クリック → [デバイスのアンインストール]
  3. PCを再起動すると、Windowsが自動的に標準ドライバを入れ直します

これでもダメな場合は、メーカーのサポートページから、キーボード・ホットキー・チップセットドライバをまとめて最新版に更新してみてください。

その他の「裏技」的な対処法(上級者向け)

ここから先は、通常の対策でどうしても直らない場合に試される、少し高度な方法です。

裏技1:別PCを使って「オフラインでUSBドライバを差し替える」

不具合のあるPCからストレージ(SSD/HDD)を取り出し、別の正常なWindows PCに接続して、Windows\System32\drivers フォルダ内の usbhub.sys など USB関連ドライバをバックアップと差し替える方法です。

これはかなり上級者向けで、ドライバ署名エラーや起動不能リスクもあるため、メーカー保証が切れている自作PC向けの最終手段と考えてください。

裏技2:事前にリモートデスクトップやTeamViewerを入れておく

今回のようなトラブルに備え、ふだんから「リモートデスクトップ」や「TeamViewer」を設定しておくと、キーボードやマウスが効かなくなっても、別デバイスから操作して復旧作業ができる場合があります。

すでに設定済みであれば、スマホからリモート接続し、[デバイスマネージャー] や [回復] 画面で設定変更・ロールバックを行うことも可能です。

対策早見表

最後に、この記事で紹介した対策を一覧にまとめます。

対策優先度想定シーン・備考
USBポートの差し替え(2.0ポート含む)まず最初に試すべき簡単な方法
BIOSでUSBレガシーサポート有効化ログイン画面以前から一切効かないときに有効
セーフモード起動常駐ソフトやドライバが怪しいときに切り分けに使う
有線マウス・キーボードを使用無線やBluetoothトラブルの切り分け・応急対応に最適
システムの復元/前バージョンへロールバック中〜高アップデート直後からおかしい場合の有力な手段
KB5070773 など最新更新の適用WinREでUSBが動かない既知の不具合対策(2025年10月以降)
内蔵キーボードのドライバ入れ直しノートPCの内蔵キーボードだけ効かないときに有効
オフラインでのドライバ差し替え・WinREイメージ更新低(最終手段)上級者向け。バックアップと自己責任が前提

入力デバイスのトラブルは、PCが全く操作できなくなるため、とても不安になりがちです。しかし、原因の多くはドライバやアップデート、設定の不整合であり、この記事のように一つずつ切り分けていけば、復旧できるケースも少なくありません。

今回ご紹介した手順を試しても改善しない場合は、ハードウェア故障の可能性も視野に入れつつ、メーカーサポートや専門業者への相談も検討してみてください。

「キーボードが動かない」トラブルに悩んでいる方の助けになれば幸いです。

【おすすめ関連記事】

▶︎Windows11 24H2更新後にエクスプローラーが重い時の解決法

▶︎アップデートでマウス・キーボードが動かない時の対処法

▶︎Windows 11「24H2」でネット接続できない時の対処法