AIが身近になった今、「Siri」「ChatGPT」「Google Gemini」という名前は知っていても、何が違うのか/どれを使えばいいのかは意外と分かりにくいですよね。
この記事では、3つのAIの得意分野・向いている使い方・プライバシーの考え方を、初心者の方にも迷わない形で整理します。
まずは結論:3つのAIは「役割」が違う
| AI名 | ひと言でいうと | 得意なこと | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Siri(Apple) | 端末操作の秘書+Apple Intelligence | 音声で操作/通知・予定/要約や文章支援(対応機種) | iPhone/iPad/Mac中心で、まずは手軽に使いたい |
| ChatGPT(OpenAI) | 文章・発想・相談に強い“万能相棒” | 文章生成/企画・アイデア/学習/ファイルの読み取り(プランにより) | 考えを整理したい・文章や企画を作りたい |
| Gemini(Google) | Google連携が強い“仕事の自動化AI” | 検索・調べ物+Googleサービス連携(Workspace/Drive等) | Gmail/Docs/Drive/Calendarを日常的に使う |
どれが一番優れているかではなく、「何をしたいか」で選ぶのが正解です。
Siriとは:Apple製品の中で動く“音声アシスタント”
SiriはAppleの音声アシスタントで、iPhone・iPad・Mac・Apple Watchなどに標準搭載されています。タイマー、リマインダー、通話、アプリ起動など「端末を声で動かす」用途に強いのが特徴です。
Siri(+Apple Intelligence)でできること
- 「タイマー10分」「明日9時にリマインド」などの音声指示
- メッセージ送信・通話・音楽再生など、日常操作のショートカット
- 対応機種では、文章の要約・書き直し・表現調整などの支援(Apple Intelligence)
- 必要に応じて、外部の生成AI(ChatGPT)を使った回答支援(ユーザーが許可した場合)
AppleはApple Intelligenceについて、端末内処理(オンデバイス)を基本にしつつ、必要な場合はPrivate Cloud Computeという仕組みでプライバシー保護を強める方針を示しています。また、Apple IntelligenceでChatGPTを使う場合の挙動や注意点もAppleが案内しています。
向いている使い方
「手が離せない時に声で操作したい」「Apple製品の中で予定・通知・簡単な文章処理を済ませたい」
ChatGPTとは:文章・発想・相談に強い“話せるAI”
ChatGPTは、自然な日本語で会話しながら、文章を作る・整える・考えを広げるのが得意なAIです。ブログやメール、企画書、学習サポートなど「ゼロから作る」「ぐちゃぐちゃな考えを整理する」場面で力を発揮します。
ChatGPTの得意なこと(例)
- 文章作成:下書き、言い回し変更、読みやすい構成化
- アイデア出し:タイトル案、企画案、比較検討の整理
- 学習・調査:用語の噛み砕き、手順の整理、質問の壁打ち
- 相談:状況整理→選択肢→メリデメ→次の一手、まで一緒に作る
また、ChatGPTには履歴や学習への利用に関する設定があり、用途に応じてコントロールできます(設定名や提供範囲はプラン/地域で変わることがあります)。
向いている使い方:
「文章を作りたい」「自分の考えを整理したい」「説明文や手順を分かりやすくしたい」
Google Geminiとは:Google連携が強い“検索+仕事AI”
GeminiはGoogleの生成AIで、調べ物や要約に加えて、Googleサービス(Gmail/Docs/Drive/Calendarなど)と連携した作業に強みがあります。個人向けの「Gemini(アプリ/ウェブ)」と、組織向けの「Gemini for Google Workspace(管理された環境)」で、できることやデータの扱いが異なる点が重要です。
Geminiが活躍しやすい場面
- 長文メール・資料の要約(Drive内のファイル要約など)
- 返信文の下書き、文章の体裁調整
- Googleサービスの中で「探す・まとめる・作る」をまとめてやる
Workspace向け機能についてGoogleは、組織データ(プロンプトや生成結果など)を広告目的に使わず、学習にも使わない方針を明確にしています。一方で、Driveなど一部の機能では安全性向上のために人手レビューが入る可能性など、注意点もヘルプで説明されています。
向いている使い方
「Gmail/Docs/Driveを日常的に使っていて、要約や下書きで作業を短縮したい」
同じ質問を3つに投げると、答えの“角度”が変わる
たとえば「旅行の持ち物を整理したい」と聞いたときのイメージはこんな感じです。
| AI | 返ってきやすい答え | 強みが出る聞き方 |
|---|---|---|
| Siri | 天気・予定・リマインドなど“今すぐ使う情報” | 「明日の東京の天気」「○時にアラーム」 |
| ChatGPT | 条件に合わせた持ち物リスト+理由+優先順位 | 「2泊3日・子連れ・雨予報。必需品と忘れがちな物」 |
| Gemini | 調べ物+Google内情報の整理(環境により) | 「Gmailの予約メールを要約して、TODOにして」 |
プライバシーと安全の“最低ライン”だけ覚えておく
AIは便利ですが、入力した内容がどう扱われるかはサービスやプランで違います。迷ったら、次だけ守ると安全性が上がります。
- 個人情報・パスワード・取引先の機密は、そのまま貼らない
- 社内資料は組織向けプラン(Workspace/Enterprise等)のルールに従う
- 要約や下書きは便利だが、最終チェックは人間(固有名詞・数字・日付は特に)
- 外部AI連携(例:Siri→ChatGPT)を使う時は、許可画面の説明を一度読む
結局どれを使うべき?タイプ別おすすめ
- iPhone操作・生活のリマインド中心 → まずはSiri(+対応機種ならApple Intelligence)
- 文章・企画・相談で“考える作業”を減らしたい → ChatGPT(下書き→整形が得意)
- Gmail/Docs/Driveで仕事が回っている → Gemini(Workspace連携で時短)
はじめての人が失敗しにくい「使い分けテンプレ」
迷ったら、この流れが一番ラクです。
- 操作・予定・今すぐ → Siri(声で片付ける)
- 文章・構成・相談 → ChatGPT(下書き→整える)
- メール・資料・Google内の整理 → Gemini(要約→下書き→整形)
まとめ:AIは「1つに決める」より、役割分担が強い
Siri・ChatGPT・Geminiは、全部“AI”でも、得意な場所が違う道具です。
まずは自分が一番困っている作業(操作なのか、文章なのか、メールなのか)を決めて、そこに一番強いAIを当てるのが近道です。
慣れてきたら、「Siriで動かす → Geminiでまとめる → ChatGPTで文章に仕上げる」のように、役割をつないでいくと、日常も仕事も一段ラクになります。
【関連記事】
・【Windowsユーザー必見】実は相性抜群!Bingを使いこなす5つの活用術
・【最新活用法】Geminiでこんなにできる!便利な使い方
・ChatGPT Plus(有料版)は無料版と何が違う?

