
はじめに
「Excelって難しそう…」
「関数とか聞くだけで頭が痛くなる」
そんな声をよく聞きます。特に、若い世代や事務職初心者の中には、Excelをほとんど使ったことがない方も多くいらっしゃいます。
でもご安心ください。いまはChatGPTという“超優秀なアシスタント”がいるんです。
2025年現在のChatGPTは、ただ質問に答えてくれるだけでなく、ExcelやCSVファイルを読み込んで、集計・分析・グラフ作成のサポートまでしてくれます(有料版の機能を含みます)。
この記事では、ChatGPTを使ってExcelの関数作成・表の設計・データ分析・作業の自動化まで、初心者でもできるステップで丁寧に解説していきます。
ChatGPTでExcelの「何」ができるの?【2025年版】
まずはざっくり全体像を見てみましょう。ChatGPTには無料版と有料版(ChatGPT Plusなど)がありますが、どちらも「文章で依頼するだけ」でExcelの作業を手伝ってくれます。
| 機能 | ChatGPTに頼めること |
|---|---|
| 関数作成 | VLOOKUP、IF、SUMIF、COUNTIF、IFS などを目的に応じて作成 |
| 数式の意味解説 | 複雑な関数の中身を「日本語」でかみくだいて説明 |
| 表の構造提案 | 「こういう管理をしたい」と伝えると、列項目やシート構成を提案 |
| グラフ作成の設計 | どの列をもとに、どのグラフを作るとよいか、手順つきで解説 |
| データ分析(Plus向け) | ExcelやCSVファイルをアップロードして、集計・可視化・傾向の説明をしてもらう |
| 作業の自動化 | VBA(マクロ)や、繰り返し作業を減らすアイデアのひな形を作ってもらう |
特に、「自分で関数を書き始めるのがツラい…」という人ほど、ChatGPTとの相性は抜群です。
実例①:「売上管理表を作りたい」と伝えるだけで表が完成!
例えば、こんな風にChatGPTに話しかけてみてください。
「1月から12月までの売上を入力して、合計と平均が出る表をExcelで作りたいです。セルの配置と関数を教えてください。」
>ChatGPTの返答(例)
A列:月(1月~12月)
B列:売上金額
B13セル:合計 → =SUM(B1:B12)
B14セル:平均 → =AVERAGE(B1:B12)
→ こんなふうに、セル配置と関数までセットで「完成形」を提案してくれます。あとはこの通りにExcelに入力するだけです。
有料版(ChatGPT Plusなど)では、「すでにある売上表」をファイルごとアップロードして、「この表を見やすい集計表にして」と頼むこともできます。元データをそのまま見せながら相談できるので、表設計が一気に楽になります。
実例②:VLOOKUPの書き方がわからなくてもOK!
VLOOKUPやXLOOKUPはよく使われる関数ですが、初心者にはハードルが高いですよね。
「社員一覧の表から、社員番号を入力すると名前が出てくるようにしたいです。どの関数を使えばよいか、具体的な数式も教えてください。」
とChatGPTに伝えると…
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, FALSE)
例:
=VLOOKUP(D2, A2:B100, 2, FALSE)
※D2 に社員番号を入力すると、A2~B100 にある社員名を表示できます。
さらに、
「この表はXLOOKUPの方が使いやすいです。Excel 2021やMicrosoft 365をお使いなら、次のような数式も使えます。」
=XLOOKUP(D2, A2:A100, B2:B100)
というように、自分のExcelバージョンに合わせた関数を提案してくれるのも便利なポイントです。
実例③:「この数式の意味を教えて」と聞くだけ
既にシートの中にある数式を読めなくても心配ありません。
「=IF(AND(A1>0, B1=”〇”), “OK”, “NG”) ってどういう意味?」
と聞くと、ChatGPTが例えば次のように説明してくれます:
「A1が0より大きく、かつB1が『〇』の場合は『OK』と表示し、それ以外は『NG』と表示する式です。」
→ 数式をそのまま読むのではなく、日本語の文章に置き換えてくれるので、「なんとなく使っていた関数」をきちんと理解するきっかけになります。
実例④:作業自動化(VBAや定型処理)の相談もできる
例えば、
「ブックを開いたときに、自動で今日の日付をA1セルに入力するVBAコードをください。」
と聞くと、ChatGPTは次のようなコード例を出してくれます。
Private Sub Workbook_Open()
Sheets(“Sheet1”).Range(“A1”).Value = Date
End Sub
→ コードの意味もあわせて説明してもらえば、「貼り付けて動かして終わり」ではなく、少しずつ読めるようになるのもメリットです。
ただし、VBAは会社や組織のルールで制限されている場合もあります。業務システムに対して使うときは、必ず社内ルールを確認し、最初はテスト用のブックで試すようにしましょう。
よくある質問(Q&A形式)
Q. ChatGPTはExcelそのものを自動操作してくれるのですか?
A. 基本的には、ChatGPTは「やり方を教えてくれる先生」です。Excelを自動で開いたり、勝手にボタンをクリックしたりするわけではありません。
ただし、有料版ではExcelやCSVファイルをアップロードして、データの読み取り・集計・グラフ案の提案などを任せることができます。「この売上表の傾向を教えて」「この表をもとにレポート文を作って」など、“考える部分”を手伝ってくれるイメージです。
Q. Excelが苦手でも、ChatGPTだけあれば仕事できますか?
A. 「全部ChatGPT任せ」はおすすめしませんが、苦手なところを補ってもらう相棒としてはとても優秀です。
・関数のたたき台を作ってもらう
・修正したいときに、「こう変えたい」と文章で伝える
・作ってもらった数式が正しいか、自分でもざっくり検算する
という使い方をすれば、Excelの実力も少しずつ上がりつつ、日々の仕事も楽になる、という良いバランスが取れます。
Q. スマホしか持っていないのですが、ChatGPTは使えますか?
A. はい、スマホのブラウザやアプリからでもChatGPTは利用できます。ただし、Excelの編集や関数入力は圧倒的にPCの方が快適です。
・ChatGPTへの相談や質問 → スマホでもOK
・実際のExcel作業(関数の貼り付けや表の編集) → できればPCで
という使い分けがおすすめです。
まとめ|ChatGPTは“Excelの家庭教師”+“相談役”
Excelは「慣れないと難しい」ものですが、ChatGPTを使えば、関数の意味を丁寧に教えてくれたり、自動で表の構造を考えてくれたりと、まるで優しい先生のように支えてくれます。
2025年時点では、Excelファイルそのものを見せながら「このデータをどう整理したらいい?」と相談できるようになり、「独学でつまずき続けるより、AI家庭教師に聞いて進めてしまう」という選択肢が当たり前になってきました。
「わからない」と思ったら、まずChatGPTに相談してみてください。
もう「関数がわからないから仕事が進まない」と悩む必要はありません。

