はじめに
「Excelって難しそう…」
「関数とか聞くだけで頭が痛くなる」
そんな声をよく聞きます。特に、若い世代や事務職初心者の中には、Excelをほとんど使ったことがない方も多くいらっしゃいます。
でもご安心ください。いまはChatGPTという“超優秀なアシスタント”がいるんです。
この記事では、ChatGPTを使ってExcelの関数作成・表の整形・作業の自動化まで、初心者でもできるステップで丁寧に解説していきます。
ChatGPTでExcelの何ができるの?
まずはざっくり全体像を見てみましょう。ChatGPTは以下のようなExcel作業を文章で依頼するだけで自動生成してくれます。
機能 | ChatGPTに頼めること |
---|---|
関数作成 | VLOOKUP、IF、SUMIF、COUNTIFなどを目的に応じて作成 |
数式の意味解説 | 複雑な関数の中身をわかりやすく説明 |
表の構造提案 | 作りたい表の設計を提案してくれる |
グラフ作成手順 | グラフの種類や使い分けを説明 |
作業の自動化 | VBAコード(マクロ)を自動で作成してくれる(GPT-4で対応) |
実例①:「売上管理表を作りたい」と伝えるだけで表が完成!
例えば、こんな風にChatGPTに話しかけてみてください。
「1月から12月までの売上を入力して、合計と平均が出る表をExcelで作りたいです。セルの配置と関数を教えてください」
>ChatGPTの返答(例)
A列:月(1月~12月)
B列:売上金額
B13セル:合計 → =SUM(B1:B12)
B14セル:平均 → =AVERAGE(B1:B12)
→こんなふうに関数付きの表の構造を自動で提案してくれます。
実例②:VLOOKUPの書き方がわからなくてもOK!
VLOOKUPはよく使われる関数ですが、初心者にはハードルが高いですよね。
「社員一覧の表から、社員番号を入力すると名前が出てくるようにしたいです」
とChatGPTに伝えると…
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, FALSE)
例:
=VLOOKUP(D2, A2:B100, 2, FALSE)
※D2に社員番号を入力すると、A2~B100にある社員名を表示できます。
→関数の書き方+意味も解説してくれるので、理解しながら学べます。
実例③:ChatGPTに「この数式の意味教えて」と聞く!
既にある数式を読めなくても心配ありません。
「=IF(AND(A1>0, B1=“〇”), “OK”, “NG”) ってどういう意味?」
と聞くと、ChatGPTがこう説明してくれます:
A1が0より大きく、かつB1が「〇」の場合、「OK」と表示し、それ以外は「NG」と表示します。
→ 日本語でしっかり解説してくれるのが最大の魅力です。
実例④:作業自動化(VBAコード)もAIにおまかせ
例えば、
「シートを開いたときに、自動で今日の日付をA1セルに入力するVBAコードをください」
と言うと、GPT-4なら以下のようなコードを生成してくれます。
Private Sub Workbook_Open()
Sheets(“Sheet1”).Range(“A1”).Value = Date
End Sub
→ コードが読めなくても、貼り付けるだけで自動化が可能です。
※この機能はGPT-4(ChatGPT Plus)での使用がおすすめです。
>詳しい指示の出し方は、こちらで説明しています▶︎
よくある質問(Q&A形式)
Q. ChatGPTはExcelそのものを操作できるのですか?
A. いいえ。ChatGPTは操作するAIではなく、「やり方を教えてくれる」AIです。実際の操作は人間が行います。
Q. Excelが苦手でも、ChatGPTだけで仕事できるようになりますか?
A. 完全に依存するのはおすすめしませんが、学習のサポートや苦手の補完には非常に有効です。覚えるきっかけにもなります。
Q. スマホしか持ってないのですが、使えますか?
A. はい、スマホのブラウザやアプリでもChatGPTは使えます。ただし、Excel作業はPCの方が快適です。
まとめ|ChatGPTは“Excelの家庭教師”
Excelは「慣れないと難しい」ものですが、ChatGPTを使えば、関数の意味を丁寧に教えてくれたり、自動で表の構造を考えてくれたりと、まるで優しい先生のように支えてくれます。
「わからない」と思ったら、まずChatGPTに相談してみてください。
もう「関数がわからないから仕事が進まない」と悩む必要はありませんね!