【2026年版】Windowsのイベントビューアーで原因を特定する方法(フリーズ・再起動・クラッシュ)

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突然フリーズしたり、理由もなく再起動したりすると、「何が起きているの?」と不安になりますよね。
そんなとき、手がかりになるのが イベントビューアー(Event Viewer) です。

イベントビューアーは、Windowsが内部で記録している「出来事(ログ)」を時系列で確認できるツール。
トラブルが起きた直前に何が起きたかを追えるため、原因の切り分けが一気にラクになります。

この記事では、イベントビューアーの基本、まず見るべきログ、頻出のイベントIDと安全な対処法、ログの読み方、検索のコツまでを、初心者にもわかる順番でまとめます。


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イベントビューアーとは?何が分かるの?

イベントビューアーは、Windows内部で起きた出来事を、エラー/警告/情報 といったレベルで記録・表示する標準ツールです。
いわば「PCの活動日誌」のようなもので、次のようなヒントが残っています。

  • アプリが落ちた(クラッシュした)直後の記録
  • ドライバーやサービスが起動に失敗した記録
  • 突然の電源断・ハング・ブルースクリーンの痕跡
  • ストレージ(HDD/SSD)の読み書きエラー

重要なのは、イベントビューアー単体で「犯人が確定する」わけではない点です。
ただし、トラブルの直前に出たエラーを拾えるので、原因候補を絞り込む力が強いツールです。


イベントビューアーの起動方法

  1. 検索から開く
    スタートで「イベントビューアー」と入力 → 表示されたアプリをクリック。
  2. ファイル名を指定して実行
    Windowsキー + Reventvwr.msc → Enter。
  3. コマンドから起動
    コマンドプロンプトやPowerShellで eventvwr.msc を実行。

まず見るべきログ(ここだけ押さえればOK)

最初は、左側メニューのここを見ます。

  • Windows ログ → システム:OS/電源/ドライバー/ストレージなど「PC全体」寄りの問題が出やすい
  • Windows ログ → アプリケーション:アプリのクラッシュや例外など「アプリ側」寄りの問題が出やすい

慣れてきたら「カスタムビュー」で、エラーと警告だけを抽出しておくと、次回から調査がかなり楽になります。


よくあるイベントIDと「安全に試せる」対処法

ここでは、実際によく出るイベントIDを「危険度」と「まずやること」をセットでまとめます。
※同じIDでも環境によって原因は異なります。必ず発生時刻症状を合わせて判断してください。

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10016(DistributedCOM):権限(アクセス許可)関連

DCOMコンポーネントへのアクセス許可が足りないときに記録されます。
このIDは大量に出ても致命的ではないことが多く、体感で不具合がないなら経過観察でよいケースもあります。

原因の例

  • アプリ側の設定不整合
  • セキュリティ設定による制限
  • 常駐ソフトやドライバーの競合

まず試すこと(安全)

  • PCを再起動して再発するか確認
  • Windows Update を適用(改善が含まれることあり)

上級者向けメモ
dcomcnfg(コンポーネントサービス)でCLSID/AppIDの権限調整が可能ですが、誤設定の影響が大きいので「原因特定ができている」「戻し方が分かる」場合のみ推奨です。


41(Kernel-Power):正常にシャットダウンできなかった

突然の電源断、強制再起動、ハング、ブルースクリーンなどで「前回の終了が正常ではなかった」痕跡として記録されます。
頻発する場合は、電源・熱・メモリ・ドライバーなど“ハード寄り”も疑います。

原因の例

  • 電源ユニット/ACアダプター不調、容量不足
  • 熱暴走(ホコリ、ファン不良、排熱不足)
  • メモリ不良、マザーボード不調
  • ドライバー不具合、BIOS/UEFI設定

まず試すこと(安全)

  • 電源ケーブル/タップを差し直す(別コンセントでも検証)
  • 外付け機器を外して最小構成で起動
  • ケース内清掃(ホコリ除去・ファン回転確認)
  • BIOS/UEFIを既定値へ(Load Defaults)※変更した覚えがある場合

上級者向けメモ
Memtest系ツールでメモリ診断、別電源でのクロステストなど。再起動が続く場合はデータ退避を優先してください。

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7000〜7026(Service Control Manager):サービスの起動失敗

Windowsのサービスが起動できなかったときに記録されます。
「依存サービスが起動していない」「ファイルが欠けている」「権限が足りない」など、原因が複数あります。

原因の例

  • 依存関係の未起動/遅延

  • インストール/アンインストール時の破損

  • 実行アカウントの権限不足

まず試すこと(安全)

  • 再起動して再発するか確認

  • Windows Update を適用

  • システムの復元(発生前の復元ポイントがある場合)

上級者向けメモ
services.msc で対象サービスを開き、依存関係ログオンスタートアップの種類を確認。イベントの詳細に出るエラーコードやファイル名が重要な手がかりになります。


1001(Windows Error Reporting):アプリの異常終了

アプリがクラッシュしたときの記録です。特定のアプリで繰り返すなら、アプリ側の不具合・設定破損・互換性・ドライバーの影響を疑います。

まず試すこと(安全)

  • アプリの更新/再起動

  • 他アプリやブラウザのタブを閉じてメモリを空ける

  • 一度PCを再起動する

上級者向けメモ
イベント詳細の「故障モジュール名」「例外コード」を手がかりに検索。GPUドライバー更新/ロールバック、アドオン無効化、再インストールで改善することがあります。


2004(Resource-Exhaustion-Detector):メモリ不足

メモリ(RAM)が足りなくなったときに記録されます。
タブを大量に開く、重いアプリを同時起動する、常駐が多いなどの状況で出やすいです。

まず試すこと(安全)

  • 不要アプリ/不要タブを閉じる

  • タスクマネージャーでメモリ使用率が高いプロセスを確認

  • 再起動でメモリをリフレッシュ

上級者向けメモ
仮想メモリ(ページファイル)を自動に戻す/十分な容量にする、スタートアップ整理、物理メモリ増設の検討。


9 / 11 / 15(Disk):ストレージ系エラー

HDD/SSDの読み書きエラーが疑われるログです。
物理故障・ケーブル不良・ドライバー不具合・ファイルシステム破損などが原因になり得ます。この系統が出たら、最優先はデータ退避です。

まず試すこと(安全)

  • 重要データを先にバックアップ

  • 内部SATA/電源ケーブル、外付けならUSBケーブルを差し直す

  • ドライブ右クリック → プロパティ → ツール → エラーチェック

上級者向けメモ
S.M.A.R.T.確認(CrystalDiskInfo等)で「注意/警告」なら交換検討。ストレージコントローラーのドライバー更新/ロールバックも切り分けになります。


イベントの「詳細」を読むと原因に近づける

イベントをダブルクリックすると、[全般][詳細] を確認できます。

  • 全般:イベントID/ソース/レベル/説明/発生時刻。
    特に説明文は、エラーコードやモジュール名など「検索に使える言葉」が詰まっています。
  • 詳細:XMLなど技術情報。難しく見えても、コード・ファイル名・モジュール名を拾えるだけで価値があります。

例:アプリケーション エラー(ID:1000/1001付近)を見たとき

イベントの説明に、次のような情報が出ることがあります。

  • 障害アプリ:hogehoge.exe

  • 障害モジュール:ntdll.dll

  • 例外コード:0xc0000005(アクセス違反 など)

ここがポイント

  • 説明文(または例外コード)をそのままコピーして検索

  • 発生時刻の前後にもエラー/警告がないか確認(連鎖していることが多い)

  • 「ソース名 + イベントID」で検索すると精度が上がる


調べ方のコツ(検索で迷わないために)

  1. まずは公式情報を優先
    「Event ID 〇〇 Microsoft」「ソース名 Event ID 〇〇」などで確認する。
  2. 技術コミュニティは“複数一致”を重視
    同じ結論が複数の信頼できる投稿で一致しているかを見る。
  3. 英語検索も併用
    「Kernel-Power 41 fix」「Event ID 10016 permission」などは情報が多いです。
  4. 環境情報を足す
    「Windows 11」「23H2/24H2」「KB番号」「ドライバー名」を追加すると絞れます。
  5. 古い対処法は避ける
    “数年前のレジストリ改変”などは副作用が出やすいので、できるだけ新しい情報を優先。


さらに精度を上げる補助ツールと小ワザ

  • 信頼性モニター:スタートで「信頼性」で検索 → 失敗やクラッシュを日別で俯瞰できます。
  • カスタムビュー:左ペイン →「カスタムビューの作成」で レベル=エラー/警告 を保存すると便利。
  • ログの保存:再発調査や問い合わせ用に .evtx でエクスポート可能。
  • 最小再現:セーフモードやクリーンブートで再現性を見て、ソフトの競合を切り分ける。
  • ミニダンプ:ブルースクリーンが出る場合は C:\Windows\Minidump に残ることがあります(解析ツール利用は自己責任)。


まとめ

  • イベントビューアーは、トラブル直前の出来事を追える原因切り分けの近道
  • まずは Windowsログ → システムアプリケーション のエラー/警告を時系列で確認。
  • 10016 / 41 / 7000台 / 1001 / 2004 / Disk(9/11/15) は頻出。安全な手順から順に試す。
  • 「説明文」「例外コード」「モジュール名」は検索キーワードの核心。
  • 公式情報を軸に、複数ソースで確認しつつ、なるべく新しい対処法を選ぶ。

イベントビューアーは一見むずかしく見えますが、「見る場所」と「読む順番」を押さえれば、原因にかなり近づけます。
今日の手順をブックマークして、トラブル時は落ち着いて一つずつ確認してみてください。解決の糸口が見つかるはずです。


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