【2025年最新版】Windows11 24H2更新後にエクスプローラーが重い?原因と解決法まとめ

Windows 11 24H2更新後にエクスプローラーが重くなり、困っている男性と、砂時計が表示されたファイルエクスプローラーの画面を映すノートパソコンのイラスト

「最近、ファイルを開こうとしたら時間がかかる…」

「フォルダーを開くと固まりそうになる」

そんな症状はありませんか?

2025年のWindows 11 バージョン24H2のアップデート後、一部のユーザーからエクスプローラー(ファイルを管理するアプリ)の動作が重くなるという声が上がっています。

この記事では、原因と具体的な対処法をわかりやすく紹介します。

よくある症状

  • フォルダーを開くまでに数秒かかる
  • エクスプローラーがクラッシュすることがある
  • エクスプローラーが白くなって応答なしになる
  • タスクバーやスタートメニューの反応が遅い

✔️これらの症状は、アップデート後に一部の環境で共通して報告されているトラブルです。特に複数のアプリを同時に開いたり、大量のファイルにアクセスしようとしたときに動作が極端に遅くなるケースが多く見られます。初期設定やバックグラウンド処理の影響で一時的に発生する場合もありますが、放置すると日常の作業に支障をきたすため、早めの対処が重要です。

主な原因(背景)

以下のような理由でエクスプローラーが重くなっている可能性があります。

原因説明
更新直後のキャッシュ問題アップデートにより一時ファイルが増加しており、動作に影響を与えている
検索インデックスの再構築中新バージョンに合わせて自動でインデックスが再構築され、PCが一時的に重くなる
OneDriveとの同期不具合ファイルの同期が遅延し、フォルダー操作に影響を与える
古いシェル拡張の不具合サードパーティのソフトがエクスプローラーと競合している

Windows 11 バージョン24H2のアップデートでは、多くの内部仕様が変更されており、エクスプローラーにも影響が及ぶケースがあります。特に、アップデート直後はキャッシュや検索インデックスの再構築、OneDriveとの再同期などが裏で行われるため、一時的に動作が重くなることがあります。こうした処理は通常、数時間~数日で落ち着きますが、改善しない場合は本記事で紹介する対処法を順番に試してみることをおすすめします。

対処法(順番に試してみてください)

1. エクスプローラーを再起動する

一時的なフリーズは再起動で直る場合があります。

【手順】

  1. Ctrl + Shift + Esc を押して「タスクマネージャー」を開く
  2. 「Windowsエクスプローラー」を探して選択
  3. 右下の「再起動」をクリック

2. Windows Searchを無効にしてみる

検索インデックスの再構築が重くなる原因になることがあります。

【手順】

  1. Win + R を押して「services.msc」と入力
  2. 「Windows Search」を探してダブルクリック
  3. 「スタートアップの種類」を「無効」に変更 → 「停止」をクリック → OK

3. キャッシュと一時ファイルを削除する

【手順】

  1. Win + R → cleanmgr と入力し実行
  2. ドライブ(通常はC:)を選択
  3. 「一時ファイル」「縮小表示」などにチェックを入れ、削除

4. OneDriveの同期を一時停止する

【手順】

  1. タスクバー右下の雲のアイコン(OneDrive)をクリック
  2. 歯車アイコン(設定) → 「同期を一時停止」→ 2時間などを選択

5. ShellExViewで不要な拡張を無効にする(上級者向け)

【手順】

  1. ShellExView をダウンロード
  2. 管理者として起動し、非Microsoft製の拡張を1つずつ無効化して様子を見る
  3. 動作が改善したら、競合していた拡張が原因

6. システムファイルを修復する

【手順(コマンド実行)】

  1. スタートを右クリック → 「ターミナル(管理者)」を選択
  2. 以下のコマンドを1行ずつ実行
sfc /scannowDISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

7. スタートアップアプリを減らす

【手順】

  1. Ctrl + Shift + Esc → タスクマネージャーを開く
  2. 「スタートアップ」タブをクリック
  3. 不要なアプリを「無効」に設定

8. エクスプローラーの履歴をクリアする

【手順】

  1. エクスプローラーを開く → 右上の「…」から「オプション」
  2. 「全般」タブの「エクスプローラーの履歴を消去」をクリック → OK

補足:スタートメニューやタスクバーも重いときは?

エクスプローラーが重いのと同時に、スタートメニューやタスクバーの応答が遅い場合は、explorer.exe自体の不具合やユーザープロファイルの破損が原因の可能性があります。

このようなときは、以下を試してください。

  • 別のユーザーアカウントを作成して様子を見る
    → プロファイルに問題があるかを確認できます。

裏技:クラシックエクスプローラーを使う方法(旧UI)

Windows 11の新しいエクスプローラーUIが原因で重くなっている場合、一時的に旧エクスプローラーのデザインに切り替えることで、改善されるケースがあります。以下は一例です:

①regeditでレジストリエディターを開く

②以下のキーを探す

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions

③UI切替に関する項目を編集(※要注意)

⏲ 補足:時間に余裕があるときに試すこと

  • セーフモードで起動して確認する
    → サードパーティソフトが影響していないかをチェックできます。
  • タスクスケジューラの確認
    → 不要なバックグラウンドタスクがCPUを占有していないかを確認

💡 おすすめの使い方

アップデート直後は夜間や使っていない時間帯にPCを起動したまま放置すると、バックグラウンド処理が完了しやすくなります。スリープでは処理が止まるため、「画面だけオフ」にして電源を入れておくのがおすすめです。

まとめ(表)

対処法期待できる効果
エクスプローラーの再起動一時的なフリーズを解消
Windows Searchの無効化重い検索インデックス処理を停止
一時ファイルの削除動作全体を軽くする
OneDriveの同期停止ファイル読み込みの遅延を防ぐ
シェル拡張の見直し外部ソフトとの競合を排除
システム修復コマンドWindowsの内部エラー修正

24H2アップデート後、しばらくはバックグラウンドで再構築処理(インデックスや最適化)が走っている可能性があります。PCをスリープではなく「電源を入れたまま放置」することで処理が終わり、改善する場合もあります。

よくある質問

Q. エクスプローラー以外も重いのですが?

→ その場合はシステム全体の負荷が高くなっている可能性があります。メモリ不足や常駐アプリの見直しも検討してください。

Q. もとのバージョンに戻せますか?


上記のような質問は、Windowsアップデート後によく寄せられるものです。特に2025年の24H2では、システムの大幅な更新が含まれていたため、一時的な不具合や動作の重さが出るのは珍しくありません。重要なのは、あわてて初期化やロールバックを行う前に、段階的な対処法を冷静に試してみることです。それでも改善しない場合は、Microsoftの公式サポートやフォーラムに相談するのも一つの手です。

この記事の対処法を順番に試して、快適な操作感を取り戻してみてください。

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