【この夏必見】本当に大丈夫?フリーWi-FiをVPNなしで安全に使うための2025年最新情報

フリーWi-FiをVPNなしで安全に使う方法を紹介する2025年最新版セキュリティ対策ガイドのアイキャッチ画像

カフェ・ファミレス・駅・空港・ホテル……今やどこに行ってもフリーWi-Fiが用意されています。とても便利な一方で、「このWi-Fi、本当に安全なの?」「VPNがないと使っちゃダメ?」と不安になる方も多いはずです。

結論から言うと、VPNなしで「完全に安全」にすることはできません。
ですが、やり方を少し工夫するだけで「危険な使い方」をかなり避けることは可能です。

この記事では、

  • フリーWi-Fiで特に危ない行為
  • VPNなしでも「今すぐできる」安全対策
  • Windowsパソコン・スマホ別の具体的な設定
  • それでも不安な人向けのVPN活用&選び方

を、パソコンが苦手な方にもわかるように噛み砕いて解説します。
「何となく怖い」から「どこまでならOKか自分で判断できる」状態を目指して、一緒に整理していきましょう。

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大前提|フリーWi-Fiで「絶対にやらない」ほうがいいこと

まずは、VPNの有無に関わらず、フリーWi-Fi上では極力避けた方がいい操作を整理しておきます。

  • ネットバンキングにログインする
  • クレジットカード番号やデビットカード番号を入力する
  • マイナポータル・行政手続きなどの重要なサイトへログインする
  • ID・パスワードの「再設定」や「登録」作業を行う
  • 機密性の高いファイル(給与明細・契約書・顧客データなど)をアップロードする

フリーWi-Fiは、同じネットワークの中に「見ず知らずの他人」がたくさんいる状態です。
通信が暗号化されていたとしても、入力中の情報・乗っ取られたアカウント・偽サイトなど、狙われるポイントは残ります。

「見たいだけの情報」だけにとどめ、重要な入力が必要な作業は、必ず自宅回線やスマホの回線(テザリング)で行う
これが、2025年の今も変わらない大原則です。

そもそもフリーWi-Fiはなぜ危ない?ざっくり3つの理由

難しい専門用語は一旦置いておいて、危険ポイントを3つに分けてみます。

  • ① 盗み見される可能性がある
    同じWi-Fiに繋いでいる人が、特殊なツールを使うと、暗号化が甘い通信や、設定ミスのある機器は中身をのぞかれることがあります。
  • ② ニセのWi-Fiに接続させられる
    「Free_WiFi」「◯◯_Guest」など、本物そっくりのSSIDをマネしたニセWi-Fiが置かれるケースもあります。
  • ③ ログイン中のセッションを乗っ取られる
    ブラウザに保存されているログイン情報や、ログイン中のセッションIDを盗まれると、パスワードを知られなくてもアカウントを乗っ取られることがあります。

こうしたリスクを、「設定」と「使い方」の両方から下げていくのが、この記事のテーマです。

VPNなしでもリスクを減らすための8つの基本対策

ここからは、VPNを使わない前提でできる「現実的な対策」をまとめます。
すべて完璧にできなくても構いません。できるところから取り入れてみてください。

1. 必ず「https://」のサイトだけを使う

ブラウザのアドレスバーが「https://」で始まり、鍵マーク(🔒)が付いているサイトのみ利用しましょう。これは通信の中身が暗号化されているサインです。

逆に、http://のサイトや、「保護されていません」と表示されるサイトでは、入力作業は絶対に行わないようにしてください。

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2. ネットワークの種類は必ず「パブリック」にする

Windows 11では、Wi-Fiに接続するときに「パブリックネットワーク」か「プライベートネットワーク」を選べます。

フリーWi-Fiの場合は、必ず「パブリック」を選択してください。
パブリックにしておくと、Windowsが自動的に共有機能などを制限してくれます。

3. 自動接続はオフにしておく

一度接続したフリーWi-Fiに、自動で再接続される設定はとても危険です。
同じ名前のニセWi-Fiに勝手につながってしまう可能性があるためです。

Wi-Fi一覧画面で、そのネットワークを選び、「自動的に接続する」のチェックを外すか、利用後に「このネットワークを削除」しておきましょう。

4. ファイル共有・プリンター共有をすべて無効にする

社内LANなどでは便利な「共有機能」も、フリーWi-Fiでは危険要因になります。
同じネットワーク上の人から、自分のPC内のフォルダをのぞかれてしまう恐れがあるためです。

自宅外でPCを使うことが多い方は、日頃から共有機能をオフにした状態を基本にしておくと安心です。

5. Windows ファイアウォールを必ずオンにする

ファイアウォールは、外部からの不正なアクセスをブロックする「玄関のカギ」のような役割を持っています。

Windows 11では、
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windows セキュリティ」→「ファイアウォールとネットワーク保護」から、「有効」になっているか必ず確認しておきましょう。

6. 2段階認証を設定しておく

万が一、フリーWi-Fi利用中にIDやパスワードが漏れても、2段階認証(多要素認証)があれば簡単にはログインされません。

特に、次のサービスは必ず設定しておくことをおすすめします。

  • Google アカウント
  • Microsoft アカウント
  • Apple ID
  • 主要なメールアカウント
  • よく使う通販サイト(Amazon、楽天など)

「ログイン時にスマホへ通知」「認証アプリで6桁コード表示」などの方式を選べます。
これだけで、乗っ取りリスクは一気に下がります。

7. OS・ブラウザ・セキュリティソフトを最新に保つ

古いバージョンのWindowsやブラウザには、既に知られている「穴(脆弱性)」が残っていることがあります。
フリーWi-Fiのような環境では、こうした穴を狙われやすくなるため、アップデートはこまめに適用しておきましょう。

特に、次の更新は優先度が高いです。

  • Windows Update(セキュリティ更新プログラム)
  • 使用中ブラウザ(Edge / Chrome / Firefoxなど)の最新版
  • ウイルス対策ソフト(Defender含む)の定義ファイル

8. フリーWi-Fi上では「見るだけ」に徹する

一番シンプルで効果的なのは、フリーWi-Fiでは「見るだけ」にしておくことです。

ニュースを読む・地図を見る・動画を視聴する程度であれば、上記の対策をとったうえで利用する分には、現実的にはそこまで高いリスクにはなりません。

逆に、「お金」「身分証」「仕事(顧客情報)」に関わる操作は、必ず自宅回線かスマホ回線で行う——この線引きを決めておくと判断しやすくなります。

Windowsパソコンでやっておきたい具体的な設定

ここからは、Windows 11 を想定して、フリーWi-Fiを使う前に確認しておきたい設定を簡単にまとめます。

■ ネットワークを「パブリック」にする

  • タスクバー右下の「Wi-Fi」アイコンをクリック
  • 接続中のネットワーク名をクリック
  • 「このネットワーク プロファイルを」→「パブリック」を選択

■ ファイル共有を無効化する

  • 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「詳細ネットワーク設定」
  • 「共有の詳細設定」を開く
  • 「ネットワーク探索を無効にする」「ファイルとプリンターの共有を無効にする」を選択

■ Windows セキュリティを確認する

  • 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windows セキュリティ」
  • 「ウイルスと脅威の防止」「ファイアウォールとネットワーク保護」がいずれも有効になっているかチェック

この3つが整っていれば、何もしていない状態よりはかなり安全寄りにできます。

スマホ・タブレットでフリーWi-Fiを使うときのポイント

スマホやタブレットも、基本的な考え方はPCと同じです。
「自動接続をオフ」「重要な操作はしない」を徹底しましょう。

  • 自動接続をオフ:一度使ったWi-Fiに勝手につながらないよう、設定からオフにする
  • 使わないWi-Fi設定は削除:昔使ったカフェや施設のSSIDは、こまめに削除
  • 公式アプリ・公式サイト以外は使わない:意味不明なポップアップやリンク先からログインしない
  • 「プロファイル」「構成プロファイル」を安易にインストールしない

iPhone / iPad の場合は、「設定 → Wi-Fi → (iマーク)→ 自動接続」をオフにしておくと安心です。

それでも不安な人は?VPNとモバイル回線を賢く併用しよう

ここまで紹介した対策は、「VPNなしでもできること」に絞ってきました。それでも、

「やっぱりフリーWi-Fiで仕事もしたいし、重要なサイトも開きたい…」

という方は、モバイル回線+VPNを併用する運用をおすすめします。

  • できるだけ スマホのテザリング/モバイルルーター を使う
  • どうしてもフリーWi-Fiを使うときだけ、信頼できるVPNをオンにする
  • VPN接続中でも、ネットバンキングやカード入力は極力避ける

VPNはあくまで「通信経路を暗号化するもの」であり、偽サイトやウイルス感染をすべて防いでくれる魔法のツールではありません。
それでも、フリーWi-Fi環境ではかなり強力な“追加バリア”になるのは事実です。

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「どれにしたらいいか迷う…」という場合は、

  • 総合力重視 → ExpressVPN / NordVPN
  • コスパ重視 → Surfshark
  • 日本企業のサポート重視 → Millen VPN / セカイVPN

という選び方をすると、失敗しにくいと思います。

まとめ|「全部やる」は無理でも、危険な使い方だけは避けよう

最後に、この記事で紹介したポイントを、チェックリスト形式で振り返っておきます。

対策方法ポイント優先度
重要な操作をしないお金・身分証・仕事データの入力は自宅やモバイル回線で★★★★★
HTTPS接続の確認「https://」「🔒」マークのないサイトでは入力禁止★★★★☆
パブリックネットワーク設定フリーWi-Fiは必ず「パブリック」に設定する★★★★☆
自動接続の無効化同名のニセWi-Fiにつながらないよう自動接続をオフ★★★★☆
共有機能オフファイル・プリンタ共有は常に無効でOK★★★★☆
ファイアウォール有効Windowsの標準機能で外部からの侵入を防ぐ★★★☆☆
2段階認証ID・パスワード漏洩時の「最後の砦」★★★★☆
OS・ブラウザ更新古いバージョンのまま放置しない★★★★☆

すべて完璧に守るのは大変ですが、「フリーWi-Fiでは重要なことはしない」「設定と習慣でリスクを下げる」だけでも、安全性は大きく変わります。

旅行・帰省・出張・カフェ作業が増えるこの季節こそ、一度ご自身のパソコンやスマホの設定を見直してみてください。
便利さと安全性のバランスを取りながら、フリーWi-Fiとうまく付き合っていきましょう。

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