
Windowsセキュリティの通知が何度も表示され、「閉じてもまた出てくる」「何か対応が必要なの?」と困っていませんか。
通知が繰り返される理由は、脅威の検出、保護機能がオフになっている状態、スキャン結果のお知らせなど、通知の内容によって異なります。
まずは通知を消す前に、何を知らせているのか確認することが大切です。この記事では、Windows 11を中心に、通知の確認方法と内容に応じた対処法を解説します。
まず確認:何の通知が繰り返されていますか?
スタートメニューで「Windowsセキュリティ」を検索して開き、ホーム画面に対応が必要な項目がないか確認しましょう。ウイルスなどの検出に関する通知の場合は、「ウイルスと脅威の防止」→「保護の履歴」も確認してください。
- 「脅威が見つかりました」「対応が必要です」:検出内容と処理状況を確認し、画面に表示される対処を進めます。
- 「ウイルス対策が無効」「ファイアウォールがオフ」:使用中のセキュリティソフトや保護機能の状態を確認します。
- 「スキャンが完了しました」「脅威は見つかりませんでした」:情報提供のお知らせです。必要に応じて通知設定を調整できます。
- アカウント保護などに関する通知:該当する項目を開き、案内されている内容を確認します。
スキャンで問題が見つからなかった場合でも、ファイアウォールやアカウント保護など、別の項目に対応が必要なことがあります。「検出なし」という結果だけで、通知を表示トラブルと判断しないようにしましょう。
なお、通知にEdgeやChromeの名前、見覚えのないサイトのアドレスが表示されている場合は、Webサイトからの通知である可能性があります。電話番号への連絡を求める警告では、表示された番号に電話せず、スタートメニューからWindowsセキュリティを開いて状態を確認してください。
通知の内容に合わせた対処法
脅威の検出や保護機能の停止を知らせる通知は、内容を確認して対処しましょう。スキャン完了などの情報通知が気になる場合は、後述する「通知の管理」で表示する項目を調整できます。
方法① Microsoft Defenderを更新してスキャンする
Microsoft Defenderをウイルス対策として使用している場合は、セキュリティインテリジェンス(ウイルスなどを検出するための情報)を更新し、スキャンを実行しましょう。
- スタートメニューで「Windowsセキュリティ」を検索して開きます。
- 「ウイルスと脅威の防止」を選択します。
- 「ウイルスと脅威の防止の更新」にある「保護の更新」を開き、「更新プログラムのチェック」を選択します。
- 更新後、「ウイルスと脅威の防止」に戻り、「クイックスキャン」を実行します。
- 結果と「保護の履歴」を確認し、対応が必要な項目があれば画面の案内に従います。
他社製のウイルス対策ソフトが有効な場合は、そのソフトの画面から更新とスキャンを行ってください。Microsoft Defenderのスキャン項目が表示されない場合もあります。
同じ検出が繰り返される場合は、検出名、対象ファイル、処理状況を確認しましょう。通知を止めるためだけに、検出されたファイルを許可したり、スキャンの除外に追加したりすることは避けてください。
方法② 使用中のセキュリティソフトの状態を確認する
ウイルスバスター、Norton、Avastなどを使用している場合は、そのソフトが正常に動作しているか確認しましょう。
他社製のウイルス対策ソフトが有効な場合、通常はMicrosoft Defenderウイルス対策が自動的に無効になります。そのため、他社製ソフトが入っていることだけで、競合が起きているとは判断できません。
- Windowsセキュリティを開き、画面内の「設定」→「プロバイダーの管理」を選択します。
- 「ウイルス対策」で、どのソフトが保護を担当しているか確認します。
- 使用中のソフトを開き、保護が有効か、契約期限が切れていないか、更新や再起動が必要になっていないか確認します。
以前使用していたソフトが残っている場合や、複数のウイルス対策ソフトを導入している場合は、不要なものの整理を検討してください。削除する際はメーカーの公式手順を確認し、専用の削除ツールはメーカーが案内している場合に使用しましょう。
削除後は再起動し、使用するウイルス対策ソフトが有効になっていることを確認してください。会社や学校のパソコンでは、変更前に管理者へ相談しましょう。
方法③ ファイアウォールの保護状態を確認する
「ファイアウォールがオフになっています」と表示される場合は、Windowsセキュリティの「ファイアウォールとネットワーク保護」を開きます。
現在接続しているネットワークと、各ネットワークの保護状態を確認してください。Windowsファイアウォールを使用している場合は、対象のネットワークを開き、「Microsoft Defenderファイアウォール」をオンにします。
他社製ソフトでファイアウォールを管理している場合は、そのソフトの保護状態とメーカーの案内を確認しましょう。Windows側の表示だけを見て、設定を変更しないことが大切です。
会社や学校のパソコンでは、管理者の設定により変更できないことがあります。その場合は、表示されている通知の内容を管理者に伝えてください。
方法④ スキャン完了などの情報通知を調整する
「スキャンが完了しました」「脅威は見つかりませんでした」などのお知らせが気になる場合は、Windowsセキュリティ内で通知設定を調整できます。
- スタートメニューから「Windowsセキュリティ」を開きます。
- 画面内の歯車アイコン「設定」を選択します。
- 「通知の管理」を開きます。
- 「ウイルスと脅威の防止の通知」で、スキャン結果など、不要な情報通知の項目をオフにします。
この設定は、情報提供を目的とする通知を調整するものです。Microsoftの説明では、早急な対応が必要な問題については、引き続き通知が届きます。
通知設定の変更と、ウイルス対策の保護機能を無効にする操作は別です。通知を減らすために、リアルタイム保護やファイアウォールをオフにする必要はありません。
確認しても同じ通知が繰り返される場合
通知の内容に沿って対処しても同じ警告が出る場合は、作業中のファイルを保存してパソコンを再起動し、Windowsセキュリティと使用中のセキュリティソフトの状態をもう一度確認しましょう。
Windows 11では、「設定」→「Windows Update」から更新を確認できます。他社製のセキュリティソフトを使用している場合は、そちらの更新も確認してください。
更新直後から症状が始まった場合は、Windowsのバージョン、更新履歴のKB番号、通知の文面を記録しておくと、問い合わせや公式情報の確認に役立ちます。
通知が繰り返されるだけで、Windows Updateの不具合とは断定できません。直前に入ったという理由だけで更新プログラムを削除せず、該当する更新の公式情報や、セキュリティソフトのサポート情報を確認しましょう。
Windowsセキュリティが開かない、画面が空白になる、保護状態を確認できない場合は、通知設定だけでは解決できない可能性があります。Microsoftや使用中のセキュリティソフトのサポートへ相談してください。
問い合わせる際は、通知のスクリーンショット、表示されるタイミング、使用中のセキュリティソフト名、試した対処を伝えると状況を説明しやすくなります。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 通知を消すためにMicrosoft Defenderを無効にしてもよいですか?
A. 通知を止める目的で、ウイルス対策の保護機能を無効にすることはおすすめしません。まず通知の内容を確認し、スキャン完了などのお知らせであれば、情報通知の設定を調整しましょう。
Q2. 情報通知をオフにすると、危険な通知も表示されなくなりますか?
A. Windowsセキュリティ内の「通知の管理」で、ウイルスと脅威の防止に関する情報通知をオフにした場合でも、早急な対応が必要な通知は引き続き表示されるとMicrosoftは説明しています。
Q3. スキャンで問題がなければ、繰り返される警告は無視してよいですか?
A. スキャン結果だけでは判断できません。ファイアウォールやアカウント保護などの通知である可能性もあるため、通知の文面とWindowsセキュリティの各項目を確認してください。
Q4. 他社製ソフトを使っていて、Microsoft Defenderがオフでも大丈夫ですか?
A. 対応する他社製ウイルス対策ソフトが有効な場合、通常はMicrosoft Defenderウイルス対策が自動的に無効になります。「プロバイダーの管理」と使用中のソフトの画面で、保護が正常に動作しているか確認しましょう。
まとめ
Windowsセキュリティの通知が繰り返される場合は、まず通知の発信元と内容を確認しましょう。脅威の検出や保護機能の停止と、スキャン完了などの情報通知では、必要な対応が異なります。
- 脅威に関する通知は、検出内容と処理状況を確認する
- 保護機能に関する通知は、使用中のウイルス対策ソフトやファイアウォールの状態を確認する
- スキャン完了などのお知らせは、「通知の管理」で必要に応じて調整する
- 改善しない場合は、通知の文面や発生状況を記録してサポートへ相談する
通知を減らすために、セキュリティの保護機能まで無効にする必要はありません。表示されている内容に合わせて、一つずつ確認していきましょう。
※Windowsのバージョン、使用中のセキュリティソフト、管理者の設定により、画面表示や操作できる項目は異なります。

