【2025年7月更新】Windowsセキュリティ警告が止まらない!原因と確実な対処法5選

ノートパソコンを操作する女性のイラスト。背景に鍵アイコン、チェックリスト、セキュリティシールドのアイコンが浮かび、Windowsパソコンのセキュリティ意識を表現した構図。

はじめに

閉じても出る「セキュリティ通知」、困っていませんか?

Windows 10 や Windows 11 を使っているときに、

「ウイルスと脅威の防止」や「ファイアウォールの設定が必要です」などの通知が繰り返し表示されることはありませんか?

中には、通知を閉じても数分後にまた現れる、

しかも「問題なし」と表示されているのに何度も出てくる…という“謎の警告ループ”に悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実はこれ、設定ミスや他のセキュリティソフトとの干渉、Windowsアップデートによる影響など、さまざまな要因が絡み合って起きる現象です。さらに最近では、Windows 11 バージョン24H2以降の通知バグが広がっており、見た目上の問題ではない「表示上の不具合」も報告されています。

この記事では、2025年7月現在における最新情報をもとに、

通知が止まらない根本原因と、目的別の解決策をわかりやすく丁寧にご紹介いたします。

通知が止まらない主な原因は?

「Windowsセキュリティ」の通知が繰り返し表示される背景には、次のような原因があります。

✔️ ウイルス定義ファイルの更新不足

  • 定義ファイルが古く、Defenderが警告を出し続けている状態です。

✔️ 他社製ウイルス対策ソフトとの競合

  • NortonやMcAfeeなどとDefenderがバッティングしていることが多いです。

✔️ セキュリティ設定の一部が無効(ファイアウォール・リアルタイム保護など)

  • 一部の設定が無効になっており、警告として出続けていることがあります。

✔️ アップデート後のバグ・リセットによる影響

  • 特に2025年6月にリリースされた「KB5037860」以降、通知が消えない不具合が報告されています。

✔️ アプリの再登録・構成ファイル破損

  • Windowsセキュリティ自体の内部データが壊れているケースもあり、再インストールが必要な場合も。

目的別:通知を止めるための対処法一覧

◆ 方法① まずは定番!Windows Defenderを更新しスキャンする方法

【手順】

  1. スタート →「Windowsセキュリティ」で検索し起動
  2. 「ウイルスと脅威の防止」→「更新プログラムの確認」
  3. 定義ファイルを最新にする
  4. 「クイックスキャン」を実行
  5. PCを再起動

これで警告が止まるケースが多数あります。

◆ 方法② 他社製ウイルス対策ソフトを確認・削除する方法

【手順】

  • [設定] → [アプリ] → [インストールされているアプリ] を開き、
    NortonやAvastなどがインストールされていないか確認してください。

もし導入しているなら、どちらか一方(Defenderか市販ソフト)に統一することが重要です。

他社製ソフトをアンインストールする際は、専用の削除ツールを使用するのが安心です。

◆ 方法③ ファイアウォールがオフになっていないか確認

【確認手順】

① [設定] → [プライバシーとセキュリティ] を選択

② [Windowsセキュリティ] → [ファイアウォールとネットワーク保護]をクリック

③ すべてのネットワーク(ドメイン / プライベート / パブリック)でオンになっているか確認

オフなら「オン」に変更して下さい

◆ 方法④:通知の設定を調整して一時的に非表示にする

「通知自体が邪魔」という方は、以下の操作で非表示にすることも可能です。

  • [設定] → [プライバシーとセキュリティ] → [Windowsセキュリティ]
     → [セキュリティプロバイダー] → [通知の管理]
     →「ウイルスと脅威の防止の通知」などをOFFにする

⚠️ ただし、根本的な問題解決にはなりませんので、あくまで一時的な対応としてご活用ください。

どうしても通知が止まらないときの対処(再登録・バグ対応)

▶ コマンドでWindowsセキュリティを再登録する

以下の手順で「SecHealthUI(WindowsセキュリティUI)」を再インストールします。

【PowerShellでの再登録手順】

  1. スタートを右クリック →「Windows PowerShell(管理者)」を開く
  2. 以下のコマンドを1行ずつコピー&貼り付けてEnter
Get-AppxPackage Microsoft.SecHealthUI -AllUsers | Reset-AppxPackage

3. 完了後、PCを再起動します。

この操作で、破損したセキュリティアプリが再構築され、通知バグが解消するケースがあります。

▶ 「通知が消えない」不具合はバージョン24H2で拡大中

2025年6月以降、Windows 11 バージョン24H2において以下のような問題が多発しています。

• 警告を閉じても数分で再表示される

• 定義ファイルを更新しても改善しない

• 他の対策を試しても「通知だけ」が繰り返される

この現象は、Windowsセキュリティ通知システム側の不具合(表示バグ)とされ、現在Microsoftが調査中です。

現時点で有効な追加対策

以下は、通知バグがしつこく続く場合に実際に効果があったと報告されている対処法です。

1. PowerShellでWindowsセキュリティを再登録(破損修復)

  • スタートボタンを右クリック →「Windows PowerShell(管理者)」を選択
  • 以下のコマンドを貼り付けてEnter
Get-AppxPackage Microsoft.SecHealthUI -AllUsers | Reset-AppxPackage

• 実行後、PCを再起動してください

セキュリティUIの破損が原因の場合、この手順で通知が止まることがあります。

2. ローカルアカウントを作成し、通知が出るか検証

• [設定] → [アカウント] → [家族とその他のユーザー] を開く

• 「その他のユーザーを追加」からローカルアカウントを作成

• そのアカウントに切り替えて、通知が繰り返されるかを確認

プロファイルに問題がある場合、新規ユーザーでは正常に動作する可能性があります。

3. 不具合を含むKB更新プログラムを削除

【手順】

① [設定] → [Windows Update]を選択

② Windows updateの[更新履歴]から → [更新プログラムのアンインストール]をクリック

 →「KB5037853」や「KB5037860」など、2025年5~6月の累積更新をアンインストール

③ PCを再起動し、通知の挙動を確認

⚠️ アンインストールすると、セキュリティパッチが削除されるため、一時的な検証目的での操作にとどめてください。

4. 通知設定を一時的にオフにする(根本対策ではない)

【手順】

① [設定] → [プライバシーとセキュリティ]を選択

② [Windowsセキュリティ] → [セキュリティプロバイダー] → [通知の管理]の順にクリック

③「ウイルスと脅威の防止の通知」など、不要な通知だけOFFに設定

緊急性の低い通知を一時的に非表示にすることで、作業への支障を軽減できます。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. Windows Defenderを無効にしたら通知は消えますか?

→ 一時的には消える場合もありますが、セキュリティ上おすすめできません。

Q2. 「通知の管理」で全部OFFにしても大丈夫?

→ 問題ないケースもありますが、本当に大事な通知も消えてしまう可能性があるため注意が必要です。

Q3. 何をしても止まらない場合は?

→ セキュリティアプリの再登録(PowerShell)や、新しいユーザープロファイルでの動作確認が効果的です。

まとめ

おすすめの対応手順と優先順位を表にしてみました。

優先度対応内容
★★★Defenderの更新とクイックスキャン
★★☆他社製セキュリティソフトの統一/削除
★★☆ファイアウォールの再確認
★☆☆通知設定を調整して非表示にする
★☆☆PowerShellによるアプリ再登録(難易度中)
★☆☆バージョン24H2の不具合を前提とした様子見も視野に

「Windowsセキュリティ」の通知が止まらない問題は、一見些細なようで、意外とストレスの大きい不具合です。ですが、焦らず順番に確認・対処していけば、多くのケースで改善が見られます。

もし今回の方法で解決できない場合は、Microsoftの公式サポートに問い合わせるのも選択肢の一つです。

サポートページはこちらhttps://support.microsoft.com/ja-jp

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