メンタル心理カウンセラーのきみよやです。
本を読んでいますか?本じゃ無くても、コラムでも結構。文章を読んで脳で考えるという作業をしていますか?
文章を読むという作業は、テレビを見るのとは違って、想像力や読解力が必要になってきます。読み慣れない人にとっては苦行なのかもしれませんが、本を読む事で、考え方や物事の捉え方に変化が出てきます。
「子供に絵本を読む」
子供は絵本が大好きです。しかし、読む親にとっては大変な作業です。私も経験者なので分かりますが、育児と家事だけで疲労困憊の中、何冊もの本を読むのは本当に大変です。
これを旦那さんが頑張ってくれたら!
と思いますが、旦那さんも仕事で精一杯。なかなか難しいものです。
でも、これは親の立場の話。子供にとっては成長段階の、脳の吸収量が半端無い時期なので、絵本を読んでもらいたくて仕方ありません。駄々をこねたり、泣いてみたりして絵本を読んでもらおうとしますが、思いっきり逆効果。親に叱られて絵本も読んでもらえず、泣き疲れて寝る事もあるかと思います。
もし、少しだけ頑張れたら、絵本を読んであげて欲しいのです。子供の脳は無限大に吸収していくでしょう。大きくなると『絵本を読んだ事』を忘れてしまうかもしれません。しかし、必ず心の奥底で親との絆は深まっていると私は信じています。
話はそれましたが、大人になっても『考える作業』は必要です。しかし現代では、スイッチを押すとテレビやパソコンから、ありとあらゆる情報が流れています。
読んで考える事
大人になって、中年になってくると思考が偏りがちになってきます。それは私もそうです。年をとる毎に矯正も難しくなってきます。
自分が小さい頃、偏屈なおじさんやおばさんを見かけて
「あんな大人にだけはなりたく無い」
と思ったことはありませんか?そういう大人にならない為にも、本を読んでみませんか?
読むのは、好きなジャンルの本でも、短編小説でも、新聞のコラムでも良いのです。読み慣れてないと『文字を追う』という作業になってしまうだけですが、だんだんと
読む→考える→想像する
という思考になってくると思うのです。そうなってくれば、本を読むことが苦痛では無くなるでしょう。
本を読むと、別人格の人の考え方や、立場の違いなど、様々な体験ができます。テレビでドラマを見ると、俳優さん方が素晴らしい演技をされるので、観ている自分の思考が派生する事は、あまり無いかもしれませんが、本を読むことで本に出てくる人物を読みながら脳内で演じているのは自分なので、自ずと想像力が養われてきます。
全く知らなかった事を知る事が出来る体験
私は、それこそが本を読む醍醐味だと考えています。
意図せず、時間が沢山できてしまう日々が、再び来てしまうかもしれません。そんな時に、絶望感でなく、本を読み希望を感じてもらいたい。生き方や考え方は一つではなく沢山あることを、本が教えてくれるはずです。
考え方のクセ
本を読むと『えぇ!こんな展開に!』と思うことが多々あります。奇天烈な本は苦手ですが、そうで無いものも沢山あります。自叙伝などもそうですが、落ち込んだ時の解決法のヒントと出会える時もあります。
自分の考えが全てでは無いという事を、本は教えてくれるはずです。本で無くても、コラムでもよかったら是非手に取って読んでみて下さい。