ニュースをみていると、株価の話が毎日流れています。
「物価が上がってる?下がってる?」
「それって私の仕事に関係あるの?」
そんな疑問を感じたことはありませんか?
この記事では、
デフレ(物価が下がる)
インフレ(物価が上がる)
が、フリーランスの仕事にどんな影響を与えるのか、わかりやすく解説していきます。
特に、ライター・イラストレーター・動画編集・プログラマー・コンサルタントなど、多様な職種に触れながら、具体的な対策も紹介します!
そもそも「デフレ」「インフレ」って何?
まず最初に、インフレーション(インフレ)とデフレーション(デフレ)についいて簡単でわかりやすく解説します。
✔️インフレ(インフレーション)とは「物価が上がること」。
✔️デフレ(デフレーション)は「物価が下がること」。
たとえば、カフェのコーヒーが今まで300円だったのに、350円になったらインフレ。
逆に250円になったらデフレです。
これが一時的なら問題ないのですが、長期的に続くと経済全体に影響が出て、私たちフリーランスの働き方や収入にも変化が生まれます。
フリーランスに与えるインフレの影響
インフレになると、こんな影響が出てきます:
【1】生活費の増加 → 実質収入の減少
電気代、食費、交通費などが上がると、収入が変わらなくても生活が苦しく感じるようになります。
▶︎生活費が上がると、同じ収入でも使えるお金が減ってしまいます。
たとえば、月20万円の収入があっても、食費や電気代などが上がれば、自由に使えるお金(実質収入)は減ります。
【2】クライアントのコスト削減 → 単価交渉が難しくなる
企業も物価高でコスト削減を迫られるため、外注費が削られる可能性も。
▶︎物価が上がると、企業も出費を抑えたくなるため、外注費を削減しようとします。
その結果、フリーランスに「もっと安くして」と言われることが増え、単価の引き上げ交渉が難しくなるという状況になります。
【3】需要の変化 → 得意ジャンルの仕事が増える/減る
たとえば、節約術や安価な商品紹介など、「インフレ時代のニーズ」にマッチした分野は需要が急増します。
フリーランスに与えるデフレの影響
一方で、デフレのときにはこうなります:
【1】価格競争の激化 → 単価が下がる可能性大
企業も消費者も「安さ」を重視。フリーランス同士の価格競争が激しくなりがちです。
【2】仕事は増えるが利益が出づらい
「安くてもいいから発注したい」というクライアントは増えますが、数をこなしても利益が出ない…なんてことも。
【3】クオリティよりコスト優先 → 専門性が評価されにくい
実績やスキルよりも、「とにかく安い人にお願いしたい」という風潮になりやすく、モチベーションの低下も懸念されます。
職種別!デフレ・インフレの影響と対策まとめ
職種 | インフレの影響 | デフレの影響 | 対策ポイント |
ライター | 生活費↑/需要変化(節約系) | 単価↓/SEO系増加 | 得意ジャンルを時代に合わせる |
イラストレーター | 印刷物のコスト↑/受注減 | 無料素材との競争↑ | オリジナル性を強化 |
動画編集者 | 機材費↑/コスト圧迫 | 安価編集ソフト増加 | スピード&品質勝負 |
プログラマー | 単価据え置きでも生活費↑ | 価格競争激化 | 海外案件の獲得を検討 |
コンサル系 | クライアントの予算減 | 依頼内容の簡素化 | 成果報酬型の提案も有効 |
今からできる3つのサバイバル術
①【価格だけで勝負しない】自分の「強み」を明確に!
→ 安さだけで選ばれないよう、「◯◯に強い」「専門知識あり」などの付加価値を明示。
■ 安さだけで選ばれないために必要な「付加価値」とは?
フリーランス市場では、「価格の安さ」だけを売りにすると、すぐに他の人に取って代わられるリスクがあります。
自分にしかない“価値”をアピールすることがとても重要です。
■ 「◯◯に強い」「専門知識あり」の具体例
例えば、ライターさんなら
「医療系に強い」
「法律知識あり」
「SEO対策が得意」
など、特定ジャンルに精通していれば、専門性の高さで選ばれやすくなります。
>デザイナーなら
「子育てママ向けの優しいデザインが得意」
「飲食店メニュー専門」
「アニメ風イラストに特化」など
>動画編集者なら
「YouTubeショート専門」
「Instagramリール用の縦動画に強い」など
自分の専門色を全面に出してアピールしてみてください。
■ なぜ“専門性”が強い武器になるの?
クライアントは「ただ安い人」ではなく、
「自分の求める分野に詳しい人」
を探していることが多いからです。
*特にインフレやデフレで競争が激しい時期は、“専門性のある人”が信頼され、選ばれやすくなります。
■ どうやってアピールするの?
• プロフィールにしっかり記載する←重要POINT
• 実績やポートフォリオで「◯◯系の案件が多い」と伝える
• 「◯◯分野の記事○本以上」「累計○件以上納品」と具体的な数字を使う
つまり、「私は安いです」ではなく
「この分野なら私がベストです!」
と自信を持って伝えることが、安売り競争から抜け出す第一歩になります。
【外貨を稼ぐ】クラウドソーシングで海外案件にチャレンジ
→ 為替の影響で、海外からの報酬は円換算すると高くなることも!
■ 為替の影響で海外報酬が「お得」になるってどういうこと?
たとえば、あなたが1ドル=100円の時代に100ドルの仕事を受けた場合、報酬は10,000円になります。
でも、1ドル=150円になったときに同じ100ドルを受け取ると、報酬は15,000円になるんです。
■ なぜそうなるの?
これは円安(1ドルあたりの円の価値が下がる)が原因です。
海外からの報酬が「ドル」や「ユーロ」などで支払われると、為替レートが高くなるほど、日本円で換算したときの金額が増えるのです。
■ フリーランスにとってのメリット
• 同じ仕事・同じ報酬でも、円で受け取ると多くなる
• 海外クライアントと取引している人にとっては、円安は“隠れボーナス”のような存在
■ たとえばこんな職種にチャンス!
• 海外のクラウドソーシング(Upwork・Fiverrなど)を使っている人
• 海外の個人や企業から依頼を受けているクリエイター
• デジタル商品(イラスト・音楽・テンプレートなど)を海外マーケットで販売している人
■ 注意点もある!
• 為替レートは変動するので、いつも高いとは限らない
• 手数料や送金方法により、実際の手取りが減ることもあるので要確認!
*円安のときは海外クライアントとの取引が「収入アップのチャンス」になります!
だからこそ、今こそ海外案件にチャレンジしてみる価値アリなんです。
③【固定費を見直す】サブスク・通信費・保険など
→ インフレ時は「稼ぐ」よりも「支出を減らす」ことも考えましょう。
>関連記事・もう無理しない!物価高時代を乗り切る賢い節約テク5選
デフレ・インフレがフリーランスに与える影響・まとめ
経済がどう変わろうと、柔軟に対応できるのがフリーランスの強みです。
インフレでもデフレでも、「今何が求められているのか」を見極めて、自分のスキルや働き方をアップデートしていきましょう!
フリーランスにとって、情報は武器です。
これからも時代の流れに敏感に、しなやかに生きていきましょう!
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