
Windows 11の更新(KB5060999)が「失敗する」「進まない」「再起動後に真っ暗になる」などで困っていませんか?
更新トラブルは、PCが壊れたわけではなく、更新用の一時ファイル・サービス・回復環境(WinRE)・空き容量などが原因で“つまずく”ことがほとんどです。
この記事では、初心者でも安全に試せる順番で、直し方をまとめました。
まずは上から順に試してください(途中で直ったら、そこで終了でOKです)。
・この記事の手順は「データを消さない」方法から紹介します。
・ブラック画面や再起動ループの場合は、無理に繰り返さずいったん周辺機器を外して再起動→落ち着いて進めましょう。
・会社PCはポリシーで更新が制限されることがあります。心配なら管理者に確認してください。
KB5060999って何?
KB5060999は、Windows 11(22H2/23H2)向けに配信される累積更新プログラムのひとつです。
累積更新はセキュリティ修正や品質改善がまとめて入るため、基本的には適用が推奨されます。詳細はMicrosoftの案内ページで確認できます。
まず最初に:状況を3つだけ確認
- 空き容量:Cドライブに最低でも 10GB以上(できれば15~20GB)
- 周辺機器:USBメモリ・プリンター・外付けSSDなどは一度ぜんぶ外す
- 再起動:スリープではなく、いったん再起動してから更新を試す
これだけで通ることも珍しくありません。
ここから本番:上から順に試す「安全な直し方」
① Windows Updateのトラブルシューティング
- 設定 → システム → トラブルシューティング
- その他のトラブルシューティング
- Windows Update → 実行
“更新の詰まり”が軽い場合は、これで直ることがあります。
② 更新の途中で止まる人:いったん「待つべき時間」を知る
更新は、表示が止まっているようでも内部で処理していることがあります。目安として、
- ダウンロード0~100%:回線次第で数分~30分
- インストール中:10~60分(遅いPCほど長め)
- 再起動後に黒い画面:数分~15分程度は“待つ価値あり”
ただし1時間以上まったく進まない、または再起動ループなら、次へ進みましょう。
③ システムの修復(SFC / DISM)
更新に必要なシステム部品が壊れていると、累積更新が失敗します。次を順番に実行します。
スタートを右クリック → 「Windows ターミナル(管理者)」を開き、以下を実行:
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth sfc /scannow終わったら再起動 → Windows Updateを再試行します。
④ 更新キャッシュを“安全に”リセット(定番・効果大)
「更新用の一時フォルダー」が壊れていると、何度やっても失敗します。次の手順は定番で、成功率が高いです。
管理者のターミナルで以下を実行
net stop wuauserv
net stop bits
net stop cryptSvc
ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren %systemroot%\System32\catroot2 catroot2.old
net start cryptSvc
net start bits
net start wuauserv
終わったら再起動 → 更新を再試行してください。
⑤ “スキャンで固まる/進まない”人は KB5062324 を意識する
Windows Updateの「スキャン」が不安定な環境では、Windows 構成更新プログラム(KB5062324)が先に入ることで改善するケースがあります。
これは段階配信されることがあり、条件がそろうと自動で適用されます。
- 設定 → Windows Update
- 「最新の更新プログラムをできるだけ早く入手する」をオン
- 再起動 → 「更新プログラムのチェック」
※出ない場合もあります(段階配信のため)。その場合は次の手順へ進めてOKです。
⑥ 手動インストール(Microsoft Update Catalog)
Windows Update経由が不調なときは、KBを手動で入れると通ることがあります。
ただし、CPU/OS(x64/ARM)やバージョンに合うものを選ぶ必要があります。
手順:Microsoft Update Catalogで「KB5060999」を検索 → ご自身の環境に合うものをダウンロード → 実行。
(不安ならここは無理しなくてOK。次の⑦がより安全です)
⑦ 最終手段:インプレースアップグレード(データを残して上書き修復)
ここまでで直らない場合は、Windowsの部品自体が深く壊れている可能性があります。
データとアプリを残したまま修復できる「インプレースアップグレード」が最終手段として有効です。
あなたの既存記事(インプレースアップグレード解説)への内部リンクは、とても良い導線です。そのまま活かしてOKです。
よく出るエラーコード別の“考え方”
0x80070002:更新ファイルの不整合・キャッシュ破損が多い → ④が効きやすい
0x800f0922:通信遮断・VPN/プロキシ・回復環境(WinRE)まわりなど、複数原因があり得ます(Microsoftの解説もあります)。まずはVPN/セキュリティを切り分け、④→⑦の順が安全です。
更新を失敗しにくくするコツ(次回のために)
- 更新前にCドライブの空きを確保(不要ファイル削除)
- 周辺機器は外す(プリンター/外付け/古いUSB)
- セキュリティソフトの“ウェブ保護”が強い場合は一時停止で切り分け
- ノートPCは電源に接続(更新中の電池切れ防止)
まとめ:KB5060999で失敗しても、落ち着いて順番に直せます
- まずは空き容量・周辺機器・再起動で整える
- 次にトラブルシューティング → DISM/SFC
- ダメなら更新キャッシュのリセット(効果大)
- スキャンが固いときはKB5062324の配信状況も意識
- 最後はインプレースアップグレードが安全で確実
更新エラーが続くと不安になりますが、Windows Updateは“何かが少し噛み合わないだけ”で失敗することがよくあります。今回のように、簡単なところから順番に整えていけば、データを消さずに直せるケースがほとんどです。もし途中で「怖い」「自信がない」と感じたら、いったん止めて大丈夫。できる範囲の対処で様子を見て、最終手段はインプレースアップグレードなど“安全な方法”に任せましょう。あなたのPCが無事に更新を終えられるよう、この記事が落ち着いて進める手助けになればうれしいです
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