こんにちは。フリーランスを始めると、好きな仕事ができる自由さを感じる一方で、

避けて通れないのが「経理」の仕事です。

特に初めて経理をする方にとっては、

「難しそう」

「何から始めればいいかわからない」

と感じることも多いのではないでしょうか?

今日は、税理士事務所勤務の私が

『初めてフリーランスになった方でも分かりやすい』

ように、経理の基本とスムーズに進める方法を丁寧にお伝えします。

これを読めば、経理が必要以上に負担に感じなくなり、安心して仕事に集中できるようになるはずです!

フリーランスと経理

フリーランスとして働く場合、収入や支出の管理はすべて自己責任です。

会社員時代は給与明細を確認するだけでよかった方も、フリーランスになると以下のような経理業務が必要になります。


収入と支出の記録

領収書や請求書の管理
税金や保険料の計算
確定申告

特に、確定申告は1年に1回必ず行うべき大切な手続きです。

正確に対応しないと、税金の支払いが増えたり、ペナルティを受けたりする可能性もあります。

基本的な流れを押さえれば、経理は決して難しいものではありません!

経理を始める前に準備するもの

まずは、経理を始めるために必要なものを準備しましょう。

これを整えるだけで、スムーズに作業を進めることができます。

銀行口座を分ける

プライベート用とビジネス用の口座を分けることで、収支を把握しやすくなります。
>>銀行でよく聞かれるQ&A

クラウド会計ソフトを導入する


初めての方でも使いやすい「freee」や「マネーフォワード クラウド」などのソフトがおすすめです。

わかりやすく表にしてみました。

freee

フリー株式会社
東京都品川区大崎1-2-2アートヴィレッジ大崎セントラルタワー 21階

初心者でも操作が簡単なクラウド会計ソフトです。→公式サイトはこちら

プラン名月額料金(年払い時)主な機能
スタータープラン980円/月確定申告書の作成と提出 銀行やクレジットカードからの明細取得 見積書・請求書の作成
スタンダードプラン1,980円/月スタータープランの全機能 消費税申告(インボイス制度対応) レシート撮影によるデータ入力 詳細レポートの出力
プレミアムプラン3,316円/月スタンダードプランの全機能 データ移行や初期設定の代行 電話サポート 税務調査時の税理士費用補償


少し前まで、簡単な仕訳入力は無料で使えたのですが、今は全て有料になっています。

(30日間無料で使えるキャンペーンあり)

このFreeeのすごいところは、簡単な入力で開業届から給与計算、確定申告までマルっとできてしまいます。

使い方も単純で、ナビ通りにすればOK。

とても魅力的な経理クラウドです。

(詳細は公式サイトでご確認ください)

マネーフォワードクラウド

〒108-0023 東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F

マネーフォワード クラウドは、個人事業主や法人向けに多彩な機能を提供するクラウド会計ソフトです。

→公式サイトはこちら

プラン名月額料金(年払い時)主な機能
スモールビジネスプラン2,980円/月会計ソフト:3名まで利用可能 請求書作成:3名まで利用可能 経費精算:3名まで利用可能 部門管理:2部門まで
ビジネスプラン4,980円/月会計ソフト:3名まで利用可能 請求書作成:3名まで利用可能 経費精算:5名まで利用可能 部門管理:無制限 消費税申告書の作成 電子帳簿保存法対応

多彩な機能を兼ね備えているマネーフォワードクラウドです。個人から法人まで数多く方が利用しています。

操作性はFreeeと比べると、やや専門性が必要かも?(個人的感想です)

マネーフォワード クラウドの導入を検討されている方は、1ヶ月間の無料トライアルを利用して、実際の操作感を体験してみるのもよいでしょう。クレジットカードの登録不要で始められます。

(詳細は公式サイトでご確認ください)

弥生会計クラウド

安心のサポート体制が整ってるクラウド型会計ソフト→公式サイトはこちら

弥生会計クラウドに限り、初年度無償キャンペーン実施中です(いつ終了になるかはサイトを確認してください)

プラン名年額料金(税込)主な機能
セルフプラン28,600円基本的な会計機能 銀行口座やクレジットカードとの連携 領収書やレシートの自動仕訳 取引・残高/損益/貸借レポートの作成
ベーシックプラン33,000円セルフプランの全機能 電話・メール・チャットによる操作サポート 画面共有サポート 業務相談(仕訳・経理業務・消費税改正・マイナンバー対応)

法人の多くが利用しているイメージのある老舗会計ソフトの『弥生会計』のクラウド版です。

1年間無料で使えるので、一度使い勝手を試してみるのもよいかと思います。

他のものと比較しても、料金が高いだけあってとても素晴らしく痒いところにも手が届く最強ソフトです。

・沢山の仕入れ先があり

・売上、売掛の管理をしっかりしたい

・予算管理

・在庫管理

などなど、本当になんでも出来る優れものです。

ある程度事業が広がってからでもよいかも知れません

(弥生会計は頻繁に変更があるので、詳細は公式サイトでご確認ください)

領収書やレシートの保管ルールを決める

書類をまとめるためのファイルやアプリを用意しましょう。例えば、スマホで撮影してデータ管理をする方法も便利です。

スケジュール管理ツール


確定申告の期限や請求書の発行日などを忘れないように、

Googleカレンダーや手帳アプリを活用するのもよいでしょう。

フリーランスの経理を簡単にするコツ

経理を効率よく進めるためのポイントをご紹介します。

記録をこまめに行う

月末にまとめて作業をすると時間がかかるだけでなく、記憶も曖昧になります。

毎日の収支を短時間で記録しましょう。

経費を正しく把握する
経費として計上できるものを知っておくことが重要です。

例えば、仕事に関わる交通費や書籍代、通信費などが該当します。

自動化を活用する
クラウド会計ソフトを使うと、銀行口座やクレジットカードと連携し

自動でデータを取り込むことができます。

日々の経理作業を効率化する方法

朝や週末の時間を活用する

忙しい日中ではなく、集中できる朝や週末に経理作業を行うとストレスが少なくなります。

簡単なルーティンを作る

例えば、「毎週金曜日に経理作業をする」と決めておくと習慣化しやすくなります。

サポートを活用する

税理士や経理代行サービスを利用することで、自分の時間を節約できます。

初めての場合は無料相談ができる税理士を探してみるのもよいでしょう。

>>国税庁も無料相談を開いています。

電話や対面以外にもチャットボットで質問できますので活用してください。

→国税庁の無料税務相談サイトはこちら

青色申告と白色申告の違い

フリーランスには「青色申告」と「白色申告」の2つの申告方法があります。

それぞれの違いを簡単に説明します。

項目青色申告白色申告
節税効果高い低い
必要な帳簿複式簿記簡単な帳簿
手間多い少ない

節税効果が大きい青色申告ですが、事前に申請が必要であり、少し手間もかかります。

ただし、長期的に見るとメリットが大きいので私は青色申告にしています。

>>青色申告と節税の話<<

確定申告をスムーズに終わらせるポイント


確定申告の期間は通常、2月16日から3月15日までです。

それまでに必要書類をそろえておきましょう。


税務署の無料相談を活用する


税務署でも確定申告期間前など、税務相談を開催しています。

私のいる税理士事務所の先生も(事務所も忙しいのに)税務相談に駆り出されています。

確定申告期には、税務署内で申告相談を行っている署のほか、署外に相談会場を設けている署もあります。

お住まいの市区町村役場でも開催されています。(日程は限定されるはずです)

そのような相談窓口を利用するのもよいかと思います。

よくある質問と悩みへのアドバイス

Q1. 領収書をなくしてしまったらどうすればいいですか?

A. 相手に再発行を依頼するか、取引記録を証拠として残しておきましょう。

Q2. 経理にどれくらい時間をかければいいですか?

A. 毎日10~15分程度を目安にすると負担が減ります。

まとめ

これが経理の流れになります。とても簡単に説明したのですが

初めての経理が少しでも楽になれば嬉しいです!

不安なことがあれば、周囲や税務署、税理士事務所など専門家に相談してみるのもおすすめです!

会社員とは違い、収入と支出の管理、税金関係まで全て自分ですると

「お金の大切さ」

をより感じられると思います。

ここでは経理とフリーランスにとって必要な情報を発信していくので

よかったら他の記事も読んでくださいね。

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