【2025年版】iPadだけでKindle出版!漫画や電子書籍を簡単に作る方法と注意点

私はKindle出版で、電子漫画を出版しています。

IMG 8859


Kindle出版をする手順は
①絵はiPad Proで描く
②データをGoogleドライブに保存
③Windows PCでKindle Direct Publishing(以下KDP)にアップロード
という面倒臭い方法を使っていました。

なぜなら、KDPが推奨するKindle comic create(以下KCC)はWindows PCかMac OSにしか対応していないからです。

しかし、こんな面倒臭い事は嫌だ!と思い、私は調べました。その結果
「Kindle出版にはパソコンが必要」
と言われていますが、iPadだけで電子書籍を作成・出版することができる事がわかりました。

特に漫画制作に関しては、iPad+Apple Pencilの組み合わせが非常に便利で、KDPへの直接アップロードも可能との事!!
それが出来るなら、超時短です!



そこで今日は、iPadだけでKindle電子書籍を出版する方法を、漫画・小説・ビジネス書などのジャンル別に詳しく解説します。

iPadだけでKindle出版をするために必要なもの

iPadだけでKindle出版をするには、以下のツールやアプリを活用します。

ステップ 作業内容 使用するアプリ・ツール
① 原稿を作成 文章や漫画を作成する 文章: Pages / Ulysses / Word / Notion
漫画: Clip Studio Paint / MediBang Paint
② 画像や表紙を作成 電子書籍の表紙や挿絵をデザインする デザイン: Canva / Affinity Photo
推奨サイズ: 2,560 × 1,600px(JPEG/PNG)
③ ファイル形式を調整 EPUB, DOCX, KPF形式に変換する EPUB作成: Apple Pages / Google Docs / Jutoh
PDF変換: PDF Expert / GoodNotes
④ KDPにアクセス Amazon KDPにログインして書籍情報を入力 Webブラウザ: Safari / Chrome
KDP公式サイト: KDP Amazon
⑤ 電子書籍をアップロード 作成した原稿と表紙をKDPにアップロード 対応ファイル: EPUB, DOCX, KPF, PDF(漫画はJPGも可)
⑥ 価格と販売設定 販売価格・ロイヤリティ(35% or 70%)を設定 KDPセレクト登録(任意) → Kindle Unlimited参加可
⑦ 出版&販売開始 プレビュー後、出版を確定しAmazonで販売開始 プレビュー機能: KDPの「Kindleプレビューアー」
販売開始までの時間: 約24~72時間

iPadだけで漫画をKindle出版する方法

漫画をKindleで出版する際の手順

iPadで漫画を作成する

iPadで漫画を描くには、以下のアプリがおすすめです。
Clip Studio Paint(クリスタ)
• プロ仕様の機能が使える
• コマ割りやセリフ入れが簡単
• クラウド保存でPC不要
MediBang Paint
• 無料で使える漫画作成アプリ
• 軽量で動作がスムーズ

Kindleで出版する漫画の推奨サイズ


• 高さ:2,560ピクセル以上
• 幅:1,600ピクセル以上
• 解像度:300dpi
• 保存形式:JPEG / PNG

この推奨サイズを守らないと画像が乱れたり、せっかくの漫画が変に投稿されてしまいます。

>最悪、書き直しが必要になり、2度手間になりますから注意してくださいね。

Kindle用にデータを準備

Kindleの仕様に合わせて、以下のポイントを調整します。

・ページ順に画像を整理(例:001.jpg, 002.jpg…)
・余白を調整(iPadのアプリでトリミング可能)
・PDFまたはJPEGで保存(iPadの「ファイル」アプリで圧縮可)

おすすめの編集アプリ

Affinity Photo / Canvaなど無料で利用でき、使いやすいアプリをご紹介します。

アプリ名 用途 対応形式 有料 / 無料 公式サイト / ダウンロード
Pages 文章作成・EPUB出力 EPUB / DOCX / PDF 無料(iOS標準) ダウンロード
Ulysses 長文執筆・Markdown対応 EPUB / DOCX / PDF 有料(サブスク) 公式サイト
Microsoft Word 文章作成・DOCX編集 DOCX / PDF 無料(基本機能) / 有料(Microsoft 365) ダウンロード
Notion メモ・原稿管理 DOCX / PDF 無料(基本機能) / 有料(プレミアム) 公式サイト
Clip Studio Paint 漫画制作・イラスト編集 JPG / PNG / PSD 有料(買い切り & サブスク) 公式サイト
MediBang Paint 無料の漫画制作アプリ JPG / PNG / PSD 無料 公式サイト
Affinity Photo 表紙デザイン・画像編集 JPG / PNG / PSD 有料(買い切り) 公式サイト
Canva 表紙・デザイン作成 JPG / PNG / PDF 無料(基本機能) / 有料(Pro版) 公式サイト
PDF Expert PDF編集・書き出し PDF 無料(基本機能) / 有料(Pro版) 公式サイト
Kindle Create Kindle用フォーマット変換 KPF / EPUB 無料 KDP公式サイト

注意点


• iPadのSafariでは一部の機能が制限されるため、PCで最終確認するのがおすすめです。

>iPadのサファリで見るのと、PCやスマホで見るのとでは、違いがあります。

 注意していても、最終確認はPCでしてみましょうね。

KDP(Kindle Direct Publishing)にアップロード


1. SafariでKDPにアクセス → KDP公式サイト
2. KDPアカウントを作成(無料)
3. 「Kindle本を作成」から新規登録
4. 漫画データ(JPEGまたはPDF)をアップロード
5. タイトル・著者名・説明を入力
6. プレビューで最終確認し、出版を確定

これで、めでたく出版完了です!

(この方法なら私にも出来そうです)

iPadだけで文章のKindle出版をする方法

小説・エッセイ・ビジネス書などのテキスト系Kindle出版も、iPadだけで可能です。

iPadで原稿を書く

文章執筆には、以下のアプリが便利です。

✅ 保存形式は「.docx」または「.pdf」にする

表紙デザインを作成

表紙はCanvaなどのアプリで簡単に作成できます。
• サイズ:2,560 × 1,600px
• ファイル形式:JPEGまたはPNG

🎨 Canvaで作る方法(おすすめ)


1. 「本のカバー」テンプレートを無料素材から選択
2. 画像・フォントを選んでデザイン
3. JPEG形式でエクスポート

KDPで出版


1. KDPにログイン →「電子書籍の作成」
2. .docxやPDFをアップロード
3. 価格設定・販売地域を選択
4. プレビュー後、出版確定!

*KDPセレクト(Kindle Unlimited)を利用すると、売上アップが期待できます。


KDPセレクトとは?

KDPセレクトは、Amazonの電子書籍出版プログラム「KDP(Kindle Direct Publishing)」のオプションサービスです。

KDPセレクトの特徴とメリット

✔️Kindle Unlimited & Prime Readingに参加可能

 → 読者が定額制で本を読めるサービスに登録され、読まれたページ数に応じて追加収益が発生。

✔️ 5日間の無料キャンペーンが実施できる

 → 90日ごとに、最大5日間無料で本を配布でき、読者を増やせる。

✔️ 収益の拡大(KDPセレクト基金)

 → Amazonが毎月用意する「KDPセレクト基金」から、読まれたページ数に応じた報酬がもらえる。

✔️70%のロイヤリティ(特定の国で適用)

 → 日本・アメリカ・イギリスなど対象国で70%の印税を得られる。

KDPセレクトのデメリット

Amazon独占販売(90日間)

 → KDPセレクトに登録すると、その本はAmazon以外で販売できなくなる。(紙の本はOK)

KDPセレクト・結論

▶︎Amazonでの売上を最大化したいなら「KDPセレクト」がおすすめ!

他のプラットフォーム(楽天Koboなど)でも販売したいなら「KDPセレクトに登録しない」方が良い。

iPadだけでKindle出版するメリット・デメリット

✔️メリット


• PC不要でどこでも作業できる
• Apple Pencilで直感的に漫画制作可能
• 全ての作業をiPadだけで完結できる

iPadだけで「描く」から「出版」まで出来るのは最強です!

デメリット


• KDPの一部機能がiPadのSafariで制限される
• 画像圧縮やファイル変換に工夫が必要
• プレビューはPCで確認したほうが確実

iPadだけでKindle出版は可能!

iPadだけでKindle出版は可能ですが、漫画制作・小説執筆・表紙デザイン・KDP登録の各ステップを効率的に行う必要があります。

✔️ iPadで漫画出版するなら
1. Clip Studio Paintで作画
2. 画像サイズを調整
3. KDPにアップロード

✔️iPadで文章出版するなら
1. PagesやUlyssesで執筆
2. Canvaで表紙を作成
3. KDPで登録・出版

見やすく表にすると↓こんな感じです。

ステップ 作業内容 使用するアプリ・ツール
① 原稿を作成 文章や漫画を作成する 文章: Pages / Ulysses / Word / Notion
漫画: Clip Studio Paint / MediBang Paint
② 画像や表紙を作成 電子書籍の表紙や挿絵をデザインする デザイン: Canva / Affinity Photo
推奨サイズ: 2,560 × 1,600px(JPEG/PNG)
③ ファイル形式を調整 EPUB, DOCX, KPF形式に変換する EPUB作成: Apple Pages / Google Docs / Jutoh
PDF変換: PDF Expert / GoodNotes
④ KDPにアクセス Amazon KDPにログインして書籍情報を入力 Webブラウザ: Safari / Chrome
KDP公式サイト: KDP Amazon
⑤ 電子書籍をアップロード 作成した原稿と表紙をKDPにアップロード 対応ファイル: EPUB, DOCX, KPF, PDF(漫画はJPGも可)
⑥ 価格と販売設定 販売価格・ロイヤリティ(35% or 70%)を設定 KDPセレクト登録(任意) → Kindle Unlimited参加可
⑦ 出版&販売開始 プレビュー後、出版を確定しAmazonで販売開始 プレビュー機能: KDPの「Kindleプレビューアー」
販売開始までの時間: 約24~72時間

このように、iPadだけで気軽にKindle出版ができることがわかりました。

アプリやツールをうまく活用して、Kindle電子出版を始めてみましょう!


【補足】

2025年3月18日より、固定レイアウトの電子書籍はEPUB、DOCX、またはKPF形式での出版が必要になります。

新規の固定レイアウト電子書籍やリフロー型電子書籍を出版する場合は、EPUB・DOCX・KPFのいずれかのファイルを使用してください。
インディーズマンガ(エピソード単位の横書きマンガ)の場合は、JPG画像またはEPUBファイルを使用してください。


<関連記事>kindle電子出版する方法

<私の出版している書籍>

どたばた文鳥日記

かめのぶんさん

どたばた文鳥日記
最新情報をチェックしよう!