フリーランス・ビジネスパーソン必須の「メールマナー」完全ガイド!CC・BCCの意味と実践的な使い方

なぜメールマナーが重要なのか?

お仕事をする上でメールは重要なツールです。

なのに、メールマナーを知らないと

「CCやBCCの違いが分からない」

「件名が適当」

「要点が分かりづらい」

といった問題が多発してしまい「メールも使えないのか?」と評価を下げてしまう恐れもあります。

会社員だけでなく、フリーランスにおいても、メールひとつで

「信頼できるプロ」か

「社会人として常識がない人」

かが判断される ことだってあります。

メールマナーを勉強している人
メールマナーを勉強している人


そこで今日は、取引先とのメールで失敗しないために、テンプレに頼らず、実践的なメールマナーを詳しく解説 します。

メールの基本構成と「絶対に押さえるべきポイント」

ビジネスメールには一定のルールがあります。

基本的な構成を紹介します。

メールの基本構成

・件名(タイトル) → 何についてのメールか、ひと目で分かるように
・ 宛名(TO) → 相手の名前+役職を正しく書く
・挨拶・名乗り → 初めての相手には特に丁寧に
・要件(本題) → 結論を先に書く(ダラダラ説明しない)
・ 補足情報 → 必要があれば詳細を記載

・ 結び → お礼・返信のお願いなど
・署名 → 名前・会社名・連絡先を必ず記載

というように、上記の基本中の基本なので、しっかり覚えておきましょう。

「CC」と「BCC」の意味と正しい使い方

CCやBCCを適切に使い分けられないと、取引先に迷惑をかけるだけでなく、情報漏洩のリスクも高まります。

ビジネスメールでは

「CC・BCCを正しく使えているかどうか」

で、相手に「できる人」「できない人」と判断されてしまいます。

CC(カーボンコピー)とは?


• 意味・・情報共有のために複数人に同時に送る
• 特徴・・TOに指定した相手(メイン受信者)だけでなく、CCに入れた人にも同じメールが届く
• 注意点・・CCに入っている人は、基本的に「参考のために見ておいてください」という立場

わかりやすく箇条書きにしてみましたが、CCは複数人に送る時に使います。

CCはこんなときに使おう


• 取引先とのやり取りを上司・関係者に共有したい
• 複数の関係者と進捗を確認する場合
• 「この人にも情報を知っておいてほしい」というとき

❌ CCのNGな使い方


• 全員に「TO」で送る(誰がメイン受信者か分からなくなる)
• CCの人に返信を求める(基本的にCCの人は返信しない)

このようにNGな使い方は、しないように覚えておきましょう。

BCC(ブラインドカーボンコピー)とは?


• 意味・・CCと同じく複数人に送るが、お互いのアドレスが見えない
• 特徴・・TOやCCに入っている人には、BCCの人が誰なのか分からない
• 注意点・・受信者同士のアドレスを知られたくないときに使う

BCCはこんなときに使おう


• 一斉送信するとき(セミナー案内・告知メールなど)
• 取引先同士のアドレスを公開したくない場合
• 何らかの事情で関係者にこっそり共有したいとき

という風に、多様な使い方がありますが、お互いのアドレスがわからなかったり「誰に送っているか?」がわからないので、社外の人との業務ではこのBCCを使う事が多くなります。

❌ BCCのNGな使い方


• 上司や関係者をこっそりBCCに入れる(後でバレると信頼を失う)
• BCCで送ったことを知らずに「CCに入っていましたね」と言ってしまう

このように、BCCは信用とセキュリティを兼ね備えた送り方だと言えます。

実践的なメールの書き方

ここからは、よくあるビジネスシーンに合わせたメール例を紹介します。

ケース①:クライアントに初めてメールを送る場合

❌ 悪い例

件名: はじめまして

〇〇様

初めまして。フリーランスの△△と申します。
お仕事の件でご相談がありますので、一度お話しできればと思います。
よろしくお願いいたします。


⭕️良い例

件名: 【ご相談】○○の件について(△△より)

〇〇様

お世話になっております。
フリーランスの△△と申します。

この度、〇〇様のサービスについてお話を伺いたく、ご連絡させていただきました。
お忙しいところ恐れ入りますが、以下の内容について一度ご相談できればと存じます。

【ご相談内容】

  • 〇〇の件について
  • 対応可能なスケジュール

お手数をおかけしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。


ーーーーーーーー
△△(名前)
連絡先:〇〇
メール:〇〇
ーーーーーーーー

ケース②:CCを使った進捗確認メール

❌ 悪い例

件名: 進捗の件

〇〇様

お世話になっております。
進捗についてご報告いたします。
よろしくお願いいたします。


⭕️良い例

件名: 【進捗報告】〇〇プロジェクトの進行状況について

〇〇様

お世話になっております。
△△(会社名/名前)です。

現在の〇〇プロジェクトの進捗について、ご報告させていただきます。

【現在の状況】

  • 〇〇の作業が完了
  • □□の部分が進行中(完了予定:○月○日)

また、関係者の〇〇様(CCに入れています)とも確認のうえ、進行しております。
何かご不明な点がございましたら、お知らせください。

引き続きよろしくお願いいたします。


ーーーーーーーー
△△(名前)
連絡先:〇〇
メール:〇〇
ーーーーーーーー

ポイント!

・CCを使って関係者に情報を共有

・進捗を明確に伝える

・必要に応じてフォローアップのアクションを促す

まとめ・メールマナーを身につけて信頼を勝ち取ろう!

メールマナーを身につけることで、クライアントや取引先からの

「仕事ができる人」

という評価 につながります。

✓ 重要なポイントまとめ
① 件名は明確に!(開封率が上がる)
②CC・BCCの使い方を間違えない!(信頼を失わない)
③ 結論を先に書く!(読みやすくする)
④ 関係者が適切に情報を共有できるよう工夫する!

このように、メールの基礎知識はしっかり身につけておきましょう!

次回は、メールでよくあるミスや「やりがちなNG例」を解説します!
正しくメールを使いこなせば、仕事の効率も上がり、評価も上がりますよ!


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