
「最近パソコンの動きが重い」
「変な警告が出たけど、ウイルス?」
「Defenderで大丈夫か不安…」
そんなときに最後の確認用として使えるのが、Microsoft公式の無料ツールMicrosoft Safety Scanner です。
この記事では、
- Safety Scannerで何ができるのか
- ウイルス対策ソフトとの違い
- 安全な使い方・注意点
- 使うべきケース/使わなくていいケース
を、PCが苦手な方にもわかるように丁寧に解説します。
Microsoft Safety Scannerとは?
Microsoft Safety Scannerは、Windowsに感染している可能性のあるマルウェアを検出・駆除するための「単発実行型」スキャンツールです。特徴を一言でまとめると、
「Defenderとは別に使える、緊急時の確認用ツール」です。
主な特徴
- Microsoft公式・無料
- インストール不要(ダウンロードしてすぐ実行)
- ウイルス/マルウェア/スパイウェアを検出
- 実行後は常駐しない
Windows Defenderとの違いは?
ここ、よく誤解されます。
| 項目 | Defender | Safety Scanner |
|---|---|---|
| 常駐保護 | あり | なし |
| リアルタイム監視 | あり | なし |
| 実行タイミング | 常時 | 手動のみ |
| 目的 | 予防・日常防御 | 感染チェック |
| インストール | 最初から入っている | 毎回DL |
👉 置き換えではなく、補助ツールです。
Safety Scannerが役立つのはこんなとき
✔ こんな症状がある場合
- 突然広告が大量に表示される
- ブラウザのスタートページが勝手に変わる
- セキュリティ警告風のポップアップが出る
- PCが急に重くなった
- Defenderは「問題なし」だが不安
こうしたとき、
「念のため公式ツールで確認したい」
という用途に最適です。
逆に、使わなくていいケース
- 常にDefenderが有効で、特に異常がない
- 企業PCでセキュリティポリシーが厳しい
- すでに別の有料セキュリティソフトを使用中
👉 不安がないなら無理に使う必要はありません。
Safety Scannerの使い方(基本手順)
※ここでは操作説明は簡潔にしています。
- Microsoft公式ページからツールをダウンロード
- ファイルをダブルクリックして起動
- 使用許諾に同意
- スキャン方法を選択
- クイックスキャン
- フルスキャン
- カスタムスキャン
- 完了まで待つ(フルスキャンは時間がかかる)
スキャン結果の見方と注意点
「脅威は検出されませんでした」
→ 基本的に問題ありません。
ただし、
- 挙動がおかしい場合は別要因
- 拡張機能
- スタートアップ
- Windows Update不具合
なども考えられます。
「脅威が検出されました」
→ 表示内容をよく確認しましょう。
- 自動的に削除/隔離されることが多い
- 再起動が必要な場合あり
削除後も挙動が続く場合は追加調査をおすすめします。
削除後も挙動が続く場合の追加調査手順
Microsoft Safety Scannerで脅威が削除・隔離されたにもかかわらず、動作の重さや不審な挙動が改善しない場合は、ウイルス以外の要因が残っている可能性があります。
次の項目を順に確認してください。
1. Windows Defenderの状態を確認する
- 設定 → プライバシーとセキュリティ → Windows セキュリティ
- 「ウイルスと脅威の防止」が有効か
- 最新の定義に更新されているか確認
2. ブラウザ拡張機能を整理する(重要)
ウイルス削除後も、
- 広告表示
- 勝手なリダイレクト
- 検索エンジン変更
が続く場合、原因は拡張機能であることが非常に多いです。
不明な拡張機能は一度すべて無効化か、公式ストア以外由来のものは一旦削除をおすすめします。
3. スタートアップアプリを確認する
- 設定 → アプリ → スタートアップ
- 見覚えのないアプリ、不要な常駐をオフ
削除されたマルウェアの残骸プロセスが起動時に影響することがあります。
4. Windows Updateを最新にする
セキュリティ修正が未適用だと、
正常に駆除できても脆弱性が残る場合があります。
- 設定 → Windows Update
- 更新プログラムをすべて適用
5. それでも改善しない場合
- システムファイルの破損
- プロファイル不整合
- 別の不具合(ドライバー・更新失敗)
の可能性も考えられます。この場合は、復元ポイントの利用や専門サポートの相談を検討してください。
よくある誤解①:10日で使えなくなる?
半分正解で、半分誤解です。
Safety Scanner自体は、
- ウイルス定義が10日で期限切れ
になります。
👉 つまり
「使えなくなる」のではなく、「再ダウンロードが必要」です。最新版をダウンロードすれば、何度でも使えます。
よくある誤解②:これだけで完全に安全?
いいえ。
Safety Scannerは
- 常駐保護なし
- リアルタイム防御なし
👉 日常のウイルス対策には不十分です。必ず
- Defenderを有効にする
- Windows Updateを適用する
- 怪しいソフトを入れない
この基本対策が前提です。
家族でPCを使っている場合の注意点
特に、
- 子ども
- 高齢の家族
- PCに詳しくない方
が使っているPCでは、
- 無料ソフトの同時インストール
- 偽警告広告
- 「今すぐ修復」系詐欺
が原因で不安になるケースが多いです。
👉 「怪しいと思ったら、まずSafety Scanner」という位置づけがちょうど良いです。
Safety Scannerを使っても不安が消えない場合
次の順で確認してください。
- Defenderの設定が有効か
- ブラウザ拡張機能の整理
- スタートアップアプリの見直し
- Windows Updateの適用状況
- 不審な常駐ソフトがないか
ウイルス以外が原因のことも非常に多いです。
まとめ:Microsoft Safety Scannerは「最後の安心確認ツール」
Microsoft Safety Scannerは、
- ウイルス対策ソフトの代わり → ❌
- 不安なときの追加チェック → ⭕
という立ち位置のツールです。
✔ 無料
✔ Microsoft公式
✔ インストール不要
✔ 初心者でも使いやすい
「本当に大丈夫かな…」
そう感じたときに、静かに確認できる安心材料として覚えておくと役立ちます。

