ストレスは、誰もが経験するものです。
職場での人間関係や家庭での摩擦など、私たちは日々さまざまなストレス要因に直面しています。
しかし、ストレスを感じながらも
「これくらい耐えなければ」
「自分がわがままだからこう思うんだ」
と自分を責めてしまうことはありませんか?
今日は、ストレスへの正しい向き合い方についてお話しします。
特に「わがまま」と「自己防衛」の違いを明確にしながら、あなたの心と体を守るためのヒントをお伝えしたいと思います。よかったら最後まで読んでみてください。
我慢は良くないんです!「ストレス」を我慢しないことの重要性
ストレスを抱え込むと、私たちの心と体には深刻な影響が及びます。
私自身も家庭でのモラハラが原因で別居を経験し、その当時は体重が40キロを切るほど追い詰められました。食事が喉を通らず、眠れない日々が続き、
「自分がもっと努力すれば」
と日々自分を責め続けていました。
しかし、ストレスを我慢しすぎると、次のような症状が現れることがあります。
• 睡眠障害(眠れない、浅い眠りが続く)
• 食欲不振または過食
• 慢性的な疲労感
• 不安感やイライラ
• 身体の痛み(肩こり、頭痛、胃痛など)
ストレスの影響を放置することは、自分を大切にしない行為とも言えます。
我慢することが「忍耐」や「努力」と思いがちですが、
それが自分を傷つける行動である場合は、
我慢をやめる勇気を持つこと
が必要なのです。
「わがまま」と「自己防衛」の違い
多くの人が、「自分を守ること」をわがままだと感じるかもしれません。
しかし、自己防衛とわがままは全く異なるものです。
• わがまま・・他人の気持ちや状況を考えず、自分の欲求を優先すること。
• 自己防衛・・自分の心や体を守るために必要な行動をとること。
他者に迷惑をかけず、自分を守る権利を行使すること。
例えば、家庭でのモラハラや職場での理不尽な扱いを受けているとき、耐え続けるのではなく、その状況から距離を置くことは「わがまま」ではなく「自己防衛」です。
自分を守ることを選択するのは、健康で幸せに生きるための正しい判断なのです。
自己防衛のためにできる具体的なステップ
ストレスから自分を守るために、以下のような行動を試してみてください。
(1) 自分の感情を認識する
まずは、自分の気持ちを押し殺さず、
「今、自分はどう感じているのか」
を正直に認識することが大切です。
日記を書く、信頼できる友人に話すなど、自分の感情を整理する方法を見つけてみてください。
(2) ストレスの原因を分析する
ストレスがどこから来ているのかを考えましょう。
職場の上司との関係?
家庭でのパートナーの言動?
原因が分かると、それに対処するための具体的な方法を見つけやすくなります。
(3) 専門家の力を借りる
特に家庭内のモラハラやDVは、自分だけで解決するのが難しい場合があります。
自治体の相談窓口や専門のカウンセラーに相談することで、具体的な支援を受けることができます。
私自身もカウンセリングや友人のサポートを受けることで、少しずつ前に進むことができました。
(4) 一人で抱え込まない
友人や家族、信頼できる人に相談しましょう。
「誰かに迷惑をかけたくない」
と思うかもしれませんが、周りの人にとって、あなたが元気でいることが一番大切なのです。
(5) 自分を労わる習慣を作る
心と体を癒すために、以下のようなことを取り入れてみてください。
• リラックスできる趣味を持つ(読書、音楽、散歩など)
• 健康的な食事を心がける
• 十分な睡眠を取る
自分にとって『心地よい』と思えることをする癖をつけましょう。
辛い状況にいる人へ伝えたいこと
今、辛い状況にいる方へお伝えしたいのは、
「あなたは一人じゃない」
ということです。
私もかつては、自分が悪い、もっと我慢しなければと自分を責め続けていました。
しかし、あるとき
「自分を大切にしていいんだ」
と気づき、行動を変えたことで、少しずつ幸せを取り戻すことができました。
あなたが感じている辛さは、決して「わがまま」ではありません。
あなたが自分を守るために行動を起こすことは、
立派な「自己防衛」であり、生きるために必要な力です。
おわりに
ストレスを抱え込むことは、自分自身を傷つけることにつながります。
あなたが感じているストレスや悩みを軽視せず、正しい自己防衛を選ぶ勇気を持ってください。
そして、必要なときは周りのサポートや専門家の力を借りることを恐れないでください。
あなたの心と体は、あなた自身にとって最も大切なものです。
どうか、自分を大切にするための一歩を踏み出してください。
モラルハラスメント(モラハラ)でお悩みの女性が相談できる窓口や、緊急時に避難できる場所についてご案内いたします。東京都内には、以下のような支援機関があります。
1. 東京都女性相談支援センター
女性からのさまざまな相談に応じており、配偶者からの暴力(ドメスティック・バイオレンス=DV)で悩んでいる方のための配偶者暴力相談支援センターでもあります。
• 電話相談(23区居住の方)
• 電話番号:03-5261-3110
• 受付時間:
• 月~金曜日:午前9時~午後9時
• 土・日・祝日、年末年始(12月29日~1月3日):午前9時~午後5時
• 電話相談(多摩・島しょ地区居住の方)
• 電話番号:042-522-4232
• 受付時間:
• 月~金曜日:午前9時~午後4時(祝日、年末年始を除く)
• 緊急時の電話相談(受付時間外)
• 電話番号:03-5261-3911
詳細は、東京都福祉局の公式サイトをご参照ください。
2. 東京ウィメンズプラザ
配偶者や交際相手からの暴力、夫婦や親子の問題、生き方、人間関係など、女性が持つさまざまな悩み相談を受け付けています。
• 電話相談
• 一般相談:03-5467-2455
• DV専用相談:03-5467-1721
• 受付時間:毎日 午前9時~午後9時(年末年始を除く)
詳細は、東京ウィメンズプラザの公式サイトをご参照ください。
3. 女性の人権ホットライン(法務省)
女性の人権問題に関する専門の相談窓口です。
• 電話相談
• 電話番号:0570-070-810
• 受付時間:平日 午前8時30分~午後5時15分
詳細は、法務省の公式サイトをご参照ください。
4. 女性支援ポータルサイト「あなたのミカタ」
困難な問題を抱える女性のための支援ポータルサイトで、各地域の支援窓口を検索できます。
詳細は、女性支援ポータルサイト「あなたのミカタ」の公式サイトをご参照ください。
5. 緊急避難先(シェルター)
東京都内には、緊急時に避難できるシェルターが設置されています。詳細な情報や連絡先については、上記の東京都女性相談支援センターや東京ウィメンズプラザにお問い合わせください。
6. 警察への相談
緊急の場合や身の危険を感じる場合は、迷わず警察に連絡してください。
• 緊急連絡先
• 電話番号:110
これらの機関は、モラハラやDVでお悩みの女性を支援するための窓口です。
一人で悩まず、ぜひご相談ください。