お金がない、知識もない、でも起業した【後編】

第3章:リアルな「稼げなかった時期」と、初めての収益

起業って、すぐにうまくいくわけじゃありません。

むしろ、うまくいかないことのほうが多かったです。

SNSに書かれている「初月で○万稼げました!」みたいな話、

あれを見るたびに、「私だけダメなんじゃないか」って思っていました。

でも、よく考えたら私は有名人でもインフルエンサーでもない。

ゼロどころかマイナスからのスタートなんです。

はじめての収益は、缶コーヒー代より少なかったです。


ある日、とても丁寧なメッセージが届きました。

「この内容、とても共感しました。私もお願いしてもいいですか?」と。

おそるおそる「大丈夫です」と返信して、

その人のために時間を使い、できるかぎり丁寧に仕上げました。

そして数日後、「ありがとう」の言葉と一緒に振り込まれたのが、300円。

…正直、ものすごくうれしかったです。

収入としては缶コーヒーよりも安いけど、

「私の行動が、誰かにとって価値になった」

ということが、何よりも嬉しかったのです。

あの300円は、今でも私の中で、特別な意味を持っています。

家族の反応は、優しさとちょっとの心配

私は、家族に起業のことを最初から話していたわけではありません。

というのも、「そんなの無理でしょ」と言われるのが怖かったからです。

でも、ある程度形になってきた頃にポロッと話すと、

「へぇ〜…やるじゃん」

という、ちょっとよそよそしいリアクション。

たぶん、心配もあったんだと思います。

でも、私がコツコツ続けている姿を見て、

少しずつ応援してくれるようになりました。

大きな理解やサポートじゃなくても、

「それいいね」と言ってくれるだけで、

どれだけ勇気が出たことか。

「やっぱりやってよかった」と思えた瞬間

私にとっての「成功」は、大きな金額ではありませんでした。

それよりも、

・名前も顔も知らない人が、私の言葉に励まされたと言ってくれたこと

・ブログを読んで、自分も一歩踏み出してみたと報告してくれたこと

・「ありがとう」と言われて、涙が出そうになったこと

そのひとつひとつが、

「やってよかった」と思える瞬間でした。

お金以外の“報酬”が、続ける力になった

もちろん、生活のためにお金は必要です。

でも、最初は「稼ぐこと」よりも「誰かに届くこと」のほうが、

何倍もモチベーションになりました。

あの頃の私に伝えたいのは、

「結果が出なくても、それはムダじゃないよ」ということ。

遠回りのように見えても、ちゃんと“道”になっていたんです。

第4章:「起業」って名乗らなくてもいいんじゃない?

「私、起業しました!」って、堂々と言える人ってすごいなと思います。

でも、私はそういうふうに名乗ることに、ずっと抵抗がありました。

「えっ、会社でも立ち上げたの?」とか、

「それってどのくらい稼げるの?」とか、

聞かれるのがこわくて。

でもあるとき、ふと気づいたんです。

起業って、別に名乗らなくてもいいんだなって。

名刺も肩書きもいらなかった

今の時代、SNSやブログが名刺代わり。

そして、やってることそのものが肩書きになる。

誰かの役に立つことを続けていれば、

「この人にお願いしたい」と思ってくれる人が現れる。

私の場合、「起業家」という言葉には今でもピンとこないけど、

「自分で始めた働き方」は、とても自分に合っていると思えます。

小さく、静かに、でも確かに前に進む

目立たなくてもいい。

大きなことをしなくてもいい。

むしろ、自分らしく静かに続けていくことの方が難しい。

最初の頃は、「こんなの意味あるのかな」と思ってた。

でも、小さな一歩を重ねていくうちに、

少しずつ景色が変わってきた。

「お金がない。知識もない。でも起業した。」

──そんな自分の歩みが、

誰かの勇気になれたら、それだけで十分です。

私が今、大切にしている3つのこと

最後に、今の私が日々心がけていることを3つだけ、書いておきます。

1. 自分の機嫌は、自分でとる

誰かの評価に左右されず、自分で「今日よくやったね」と言ってあげる。

2. できないことより、できることを見る

完璧じゃなくていい。今の自分にできることを、少しずつ重ねる。

3. 「ありがとう」を忘れない

小さなご縁や出会いに、ちゃんと感謝する。それが次のチャンスを連れてくる。

おわりに:「誰でもできる」は、本当だった

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

もしかしたら、今のあなたも「何もない」と思ってるかもしれません。

でも、それでも始められる。

やり方なんて、あとからついてくる。

自分のペースで、自分らしくやればいい。

「起業」って名乗らなくても、

自分の足で立ってる感覚は、何にも代えがたい喜びです。

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