
パソコンやスマホを使っていて、「ネットワークって?」「名前を付けて保存って?」と、言葉の意味に戸惑ったことはありませんか?
このページでは、な行〜や行までの頭文字から始まる用語を中心に、初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説していきます。
各用語はそれぞれ見出しで分かれていますので、目次から気になる言葉にジャンプして読めます。
「どこにある?」「何ができる?」といった疑問にも、ひとつひとつお答えしますので、安心して読み進めてくださいね。
【な行】パソコン用語解説
名前をつけて保存
「名前を付けて保存」とは、「ファイルに自分で名前をつけて、好きな場所に保存すること」です。
たとえば、文章を書いたときや写真を編集したとき、「保存」だけだと前のファイルを上書きしてしまうことがあります。
そんなとき「名前を付けて保存」にすると、別の名前・別のフォルダに新しいファイルとして保存できます。
▪️どこにあるの?
WordやExcel、ペイントなどのソフトでは、画面左上の「ファイル」メニューをクリックすると「名前を付けて保存」が表示されます。
▪️よく使う場面
- 編集前のファイルを残したまま、新しいバージョンを作る
- 同じ内容を日付付きで保存したいとき
- USBメモリや別フォルダに保存したいとき
【補足】
ファイル名は日本語でもOKですが、あとで見てすぐ内容がわかる名前にすると管理が楽になります。
ナビゲーションウィンドウ
ナビゲーションウィンドウとは、「画面の左側に表示されるメニューや項目の一覧」です。
フォルダの中を移動するときや、文書の見出しをすばやくジャンプしたいときに使います。
▪️代表的な場所
- エクスプローラー: 左側に「デスクトップ」「ダウンロード」「ドキュメント」などが並ぶ場所
- Word: 「表示」→「ナビゲーションウィンドウ」をONにすると、見出し構成が左側に出ます
▪️できること
- よく使うフォルダにすばやくアクセス
- 大きな文書の中をかんたんに移動
- ドラッグ操作でファイル移動も可能
【補足】
「ナビゲーション(Navigation)」とは「案内する」という意味です。つまり「どこに何があるかを示すガイド役」なんですね。
ネットワーク
ネットワークとは、「複数の機器(パソコンやスマホ)がつながって、データをやり取りできる状態」のことです。
家の中のWi-Fi、職場のLAN、インターネットもすべて「ネットワーク」の一種です。
▪️どこで確認できるの?
スタート → 設定 →「ネットワークとインターネット」から、接続の状態を確認できます。
▪️ネットワークの種類
- Wi-Fi: 無線でインターネットにつなぐ
- LAN: 有線でつなぐネットワーク
- Bluetooth: 機器同士を短距離でつなぐ
【注意】
「ネットワークに接続されていません」と表示された場合、インターネットにつながっていない状態です。Wi-Fiルーターや設定を確認しましょう。
日本語入力
日本語入力とは、「キーボードでローマ字を打って、日本語に変換する機能」のことです。
パソコンのキーボードは基本的に英語(アルファベット)ですが、「にほんご」と入力して「日本語」と変換できるのは、日本語入力機能(IME)のおかげです。
▪️どこで切り替えるの?
画面右下の「A」や「あ」と表示されている部分をクリックすると、切り替えができます。
または、「半角/全角」キーでも簡単に切り替えできます。
▪️困ったときは?
- 英語しか打てない → 「半角/全角」キーで日本語入力に戻す
- 勝手に変換される → スペースキーで変換候補を選ぶ
【補足】
日本語入力がうまくいかないと、ほとんどの作業が止まってしまうので、覚えておくと安心です。
ノートパソコン
ノートパソコンとは、「持ち運べる折りたたみ式のパソコン」です。
デスクトップ型と違い、キーボード・画面・バッテリーが一体化していて、電源につながなくても使えるのが特徴です。
▪️ノートパソコンの特徴
- コンパクトで軽く、外出先でも使える
- 充電式で、コードレスで動作
- 画面サイズは13〜15インチが主流
▪️どんな人に向いてる?
・カフェや出張先で作業したい人
・省スペースでパソコンを使いたい人
・持ち歩いて使うことが多い人
【補足】
ノートパソコンにも性能の幅があります。用途(メール中心か、動画編集か)に合わせて選びましょう。
【は行】パソコン用語解説
パスワード
パスワードとは、「他人に使われないように、自分を証明するための秘密の言葉」です。
アカウントにログインするとき、メールを見るとき、ショッピングをするとき…あらゆる場面で必要になるのが「パスワード」です。
▪️どこで使うの?
- WindowsやMacのログイン時
- Google、Microsoft、Appleのアカウント
- ショッピングサイトやネット銀行
▪️安全なパスワードの作り方
- 英字(大文字・小文字)+数字+記号の組み合わせ
- 「123456」「password」など単純なものはNG
- 他人が推測できない言葉にする
【補足】
忘れやすいので、信頼できるパスワード管理アプリや紙の控えを用意すると安心です。
バックアップ
バックアップとは、「大切なファイルや設定を、別の場所にコピーしておくこと」です。
万が一、パソコンが壊れたり、ウイルスに感染したときでも、バックアップがあれば復元ができます。
▪️どこに保存するの?
- 外付けHDD・SSD・USBメモリ
- クラウド(Google ドライブ、OneDriveなど)
- NAS(ネットワーク上の保存装置)
▪️よくある失敗
・バックアップをしていなかった → 大事な写真や資料が消える
・保存先を間違える → 同じ場所に保存すると意味がない
【補足】
Windowsには「バックアップと復元」や「ファイル履歴」といった機能があります。定期的に設定しておくと安心です。
ファイル
ファイルとは、「文章、写真、音声など、パソコンで扱う1つ1つのデータの単位」です。
紙の書類のように、パソコンの中にも「ファイル」がたくさん保存されています。
▪️ファイルの例
- 文書ファイル(.docx / .txt)
- 画像ファイル(.jpg / .png)
- 音楽ファイル(.mp3 / .wav)
▪️どこで見られるの?
エクスプローラー(📁)を開けば、ファイル一覧が見られます。 「ダウンロード」「ドキュメント」「ピクチャ」などが定番の保存先です。
【補足】
ファイル名の最後にある「.〇〇」は「拡張子」と呼ばれ、種類や開く方法を示しています。
フォルダ
フォルダとは、「複数のファイルをまとめて入れておくための入れ物」です。
実際の書類を入れる「ファイルフォルダ」と同じ感覚で使えます。
整理しておかないと、あとで探すのがとても大変になります。
▪️どこにあるの?
エクスプローラーを開くと、左側にある「ドキュメント」「ピクチャ」などがフォルダです。
▪️できること
- フォルダの中にファイルを入れて分類
- フォルダの中にさらにフォルダ(サブフォルダ)を作れる
- 右クリックで「新しいフォルダー」を作成
【補足】
仕事用、プライベート用、年度別などに整理すると、管理がとても楽になります。
ブラウザ
ブラウザとは、「インターネットを見るためのソフト」です。
「Googleで調べる」「YouTubeを見る」「ネットショッピングをする」…すべてこの「ブラウザ」を使っています。
▪️代表的なブラウザ
- Google Chrome(クローム)
- Microsoft Edge(エッジ)
- Safari(サファリ/MacやiPhone)
- Firefox(ファイアフォックス)
▪️どこにあるの?
デスクトップやタスクバーにある地球のようなアイコンや「e」「G」マークがブラウザです。
【注意】
・知らない広告をうっかりクリックすると危険なサイトに飛ぶこともあるので注意!
・ブラウザには「履歴」や「キャッシュ」がたまり、動作が遅くなることもあります。
【ま行】パソコン用語解説
マウス
マウスとは、「パソコンの画面上の矢印(カーソル)を動かすための道具」です。
手に持って動かすことで、カーソルを自由に移動でき、「クリック」や「右クリック」などの操作を行います。
▪️種類
- 有線マウス:USBでつなぐタイプ
- 無線マウス:BluetoothやUSBレシーバーで接続
- タッチパッド:ノートパソコンに内蔵されているマウス代わり
▪️基本操作
- 左クリック:選択や決定
- 右クリック:メニュー表示
- ホイール:スクロール(上下に動かす)
【補足】
カーソルの動きが遅すぎる・速すぎるときは、設定から感度を調整できます。
メモリ(RAM)
メモリとは、「パソコンが作業中に使う作業机の広さ」のようなものです。
メモリが多いほど、たくさんのアプリやファイルを同時に開いても快適に動作します。
▪️どこで確認するの?
タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)→「パフォーマンス」タブ →「メモリ」で現在の使用状況を確認できます。
▪️目安
- 4GB:最低限(ネットやメール程度)
- 8GB:標準的(Word・Excel+ネットなど)
- 16GB以上:動画編集や複数アプリの同時利用向け
【補足】
メモリが不足すると、パソコンがカクカクしたり、フリーズする原因にもなります。
マイクロソフトアカウント
マイクロソフトアカウントとは、「WindowsやOfficeなどを使うためのMicrosoftのアカウント」です。
メールアドレスとパスワードで登録し、パソコンのログインや、OneDrive・Outlookなどのサービスにアクセスできます。
▪️どこで作るの?
公式サイト(https://account.microsoft.com)から作成可能です。
Windowsセットアップ時に作成を求められることもあります。
▪️できること
- Windowsにサインインして自分専用の設定を使える
- OneDriveでクラウド保存
- Office製品(Word・Excelなど)と連携
【注意】
パスワードを忘れた場合、復旧手続きを行う必要があるため、回復用メールや電話番号の登録もしておきましょう。
メール(電子メール)
メールとは、「インターネットを使って文字のやり取りができる通信手段」です。
スマホでも使いますが、パソコンのメールはビジネスや書類の送信に欠かせない基本機能です。
▪️代表的なメールサービス
- Gmail(Google)
- Outlook(Microsoft)
- Yahoo!メール
▪️どこで使うの?
ブラウザで開く or メールアプリ(Outlook、Thunderbirdなど)を使って送受信します。
【注意点】
- 迷惑メール・詐欺メールに注意
- 添付ファイルはウイルスの可能性もあるので要確認
- フォルダやラベルで分類整理ができます
【補足】
「メールアドレス」= あなたの電子的な住所。初期設定や連絡先として登録する場面も多いです。
モニター(ディスプレイ)
モニターとは、「パソコンの画面そのもの」のことです。
文字や画像、動画などを表示する装置で、「ディスプレイ」とも呼ばれます。
▪️種類
- ノートパソコン内蔵型モニター
- デスクトップパソコン用の外付けモニター
- デュアルモニター(2画面表示)も可能
▪️どこで設定できるの?
設定 →「システム」→「ディスプレイ」から、解像度や明るさ、複数モニターの配置が変更できます。
【補足】
モニターの解像度が低いと、表示がぼやけたり、作業スペースが狭く感じられます。
フルHD(1920×1080)以上がおすすめです。
【や行】パソコン用語解説
ユーザー
ユーザーとは、「パソコンやアプリを使う人のこと」です。
パソコンでは「ユーザーアカウント」という形で、それぞれの人に設定が分かれています。
1台のパソコンを複数人で使うとき、それぞれが自分のユーザーとしてログインできます。
▪️どこで設定するの?
スタート → 設定 →「アカウント」→「家族とその他のユーザー」から、新しいユーザーの追加ができます。
▪️できること
- 自分専用のデスクトップやフォルダを使える
- 他の人のファイルを見られないようにできる
- 子ども用ユーザー(ペアレンタルコントロール)も設定可能
【補足】
仕事用・プライベート用に分けたり、家族で使い分けたりするのに便利です。
USB(ユーエスビー)
USBとは、「パソコンと他の機器をつなぐための共通の差込口・ケーブルの規格」です。
USBメモリ、マウス、プリンター、外付けHDDなど、多くの周辺機器がUSBで接続されます。
▪️主な種類
- USB-A: もっとも一般的な四角い端子(多くのPCに搭載)
- USB-C: 小型で上下の向きがないタイプ(最近のノートPCやスマホ)
- USBメモリ: 差し込むだけで使える小型の記憶装置
▪️どこに差すの?
ノートパソコンやデスクトップ本体の側面・背面にあるUSBポートに差し込みます。
【補足】
USB機器を抜くときは「安全な取り外し」をしてから抜くと、データが壊れにくくなります。
YouTube(ユーチューブ)
YouTubeとは、「動画を無料で見たり、自分で投稿できるインターネットサービス」です。
音楽、ニュース、趣味、学習まで、さまざまな動画がそろっており、パソコンでもスマホでも視聴できます。
▪️どこで見るの?
ブラウザ(Google Chromeなど)で「https://www.youtube.com」にアクセス。 または、アプリ版のYouTubeも使えます。
▪️できること
- 動画を検索して視聴する
- 「いいね」「コメント」「保存」
- アカウント登録すればチャンネル登録や投稿も可能
【注意】
・広告が表示されることがあります(有料プランで非表示も可能)
・子ども向けには「YouTube Kids」の利用がおすすめです
ユーティリティ
ユーティリティとは、「パソコンの管理や調整を助ける補助ソフト」のことです。
たとえば、「音量の調整」「画面の明るさ」「バッテリーの管理」などを行うための小さなソフトが「ユーティリティ」です。
<例>
- メーカー製PCに入っているバッテリー管理ソフト
- ファンの回転数や温度を管理するソフト
- プリンターの設定ツール
▪️どこにあるの?
スタート → アプリ一覧や、デスクトップのショートカットにあります。
または「コントロールパネル」や「設定」内に組み込まれていることもあります。
【補足】
ユーティリティはパソコンのトラブル時にも役立つことが多いので、入っているソフトを一度確認しておくと安心です。
予測変換
予測変換とは、「文字を入力している途中で、候補の単語を自動的に表示してくれる機能」です。
たとえば「かい」と入力しただけで、「会社」「会話」「回答」などの候補が表示されるのが予測変換です。
▪️どこで使うの?
日本語入力中、スペースキーやEnterキーを押すと候補が出てきます。 スマホのキーボードやパソコンのIME(入力ソフト)に標準搭載されています。
▪️できること
- 入力をスピードアップできる
- 正しい漢字を自動で提案してくれる
- よく使う言葉を学習して表示してくれる
【注意】
誤変換もあるため、確定前に候補をしっかり確認しましょう。
ここまで、ナ行からヤ行までのパソコン用語をひとつひとつ丁寧にご紹介してきました。
「ネットワークって何?」「USBってどう使うの?」そんな小さな疑問も、意味がわかればパソコン操作がずっと身近に感じられるはずです。
このページを通じて、少しでも「理解できた」「なんとなく怖くなくなった」と思っていただけたなら幸いです。
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