はじめに
2025年10月、いよいよ Windows 10のサポートが終了 します。
すでにPCの買い替えを検討している方や、使っていない古いパソコンを処分したいと考えている方も増えてきました。
ただし、パソコンを「売却」や「譲渡」する際に最も気をつけたいのが 中のデータ です。
初期化や処理をしないまま手放すと、個人情報の流出や思わぬトラブルの原因になることも。
私自身も、Windows10搭載のノートPCを実際に売却した経験があります。
その際に調べた「売る前に必ずやっておくべき手順」を、最新情報を交えてまとめました。
パソコンを売る前にやるべき4つのステップ
1. データのバックアップを取る
まずは 残したいデータの保存 が第一歩です。
外付けHDD、SSD、USBメモリ、あるいはクラウドストレージ（OneDrive、Googleドライブ、Dropboxなど）を使ってバックアップしましょう。
- 写真や動画
- WordやExcelなどの文書ファイル
- メールデータ（Outlookなどを利用している場合）
- ブラウザのブックマークや保存パスワード
- デスクトップに置きっぱなしのファイル
こうした「忘れがちなデータ」も含めて整理すると安心です。
2. Microsoftアカウントからサインアウト
Windows10/11は多くの場合、Microsoftアカウントでログインして利用しています。
このまま手放すと、次の所有者があなたのアカウントにアクセスできてしまう危険があります。
対策はシンプルで、ローカルアカウントに切り替えること。
手順：
- 「設定」 → 「アカウント」
- 「ユーザー情報」 → 「ローカルアカウントに切り替える」
これを実行してから初期化に進みましょう。
3. パソコンを初期化（リセット）する
最も重要なステップが 初期化 です。
単に「ファイルを削除」しただけでは、データ復元ソフトを使えば簡単に取り出されてしまいます。
Windowsには安全にリセットできる機能が搭載されています。
手順：
- 「設定」 → 「システム」 → 「回復」
- 「このPCをリセットする」 → 「すべて削除」
- 「ドライブを完全にクリーンアップする」を選択
これにより、通常の削除では復元できない状態までリセット可能です。
⚠️ 注意点：
- この作業には30分～2時間程度かかる場合があります。
- ノートPCの場合は必ずACアダプタを接続してから実行してください。
4. 付属品・外観のチェック
査定額に影響するポイントです。
- 元箱、電源アダプタ、マニュアル、リカバリディスク
- 周辺機器（マウス、キーボード）
これらが揃っていると 買取価格アップ が期待できます。
また、本体を軽く掃除してホコリや指紋を拭くだけでも印象は大きく変わります。
初期化せずに売った場合のリスク
もし初期化を行わずに売却してしまうと、次のようなリスクがあります。
- 写真・住所・銀行口座などの 個人情報流出
- 保存していたID・パスワードを利用した 不正アクセス
- 会社のPCだった場合は 情報漏えいによる責任問題
特に重要なのは「削除しただけでは消えない」点です。
だからこそ、完全初期化や専用ソフトによるデータ消去が推奨されます。
どうしても不安な方に：データ消去専用ソフト
「初期化だけじゃ不安…」という場合は、データ消去専用ソフトを利用する方法があります。
例えば：
- DiskRefresher4 SE（IOデータ公式）
- WipeDrive
これらを使えば、軍事レベルのデータ消去が可能で、復元不可能な状態にできます。
特に会社や仕事用で使っていたPCを手放す際には安心です。
実は「初期化後にやると安心」な隠れ手順
初期化が終わったあとに、念のため 「回復ドライブ」や「再インストール用USB」を作成してから手放す とさらに安心です。
理由は、次の所有者がそのPCを再利用する際に「Windowsが起動しない！」というトラブルを防げるからです。
中古市場では「再セットアップディスク付き」と書かれているだけで評価が上がることもあります。
Windows Updateの適用はどうする？
一見不要に思えますが、売る前に最新のWindows Updateを当てておくのもメリットがあります。
理由は「初期設定がスムーズ」になるから。次のユーザーが購入後にいきなり大量のアップデートを当てる必要がなく、動作確認もスムーズです。
ただし、サポート終了間近のWindows10は更新が多いため、フルアップデートには時間がかかることも。余裕がある場合のみ行いましょう。
データ復元ソフトを「逆に使って確認」
裏技的な方法ですが、初期化後に自分でデータ復元ソフトを試してみると安心です。
「何も出てこない＝安全に消去できている」と確認できます。
無料で使える復元ツール（Recuvaなど）を使って軽くチェックしてから手放せば、後悔するリスクはさらに下がります。
PCを売るタイミングの裏話
中古市場では「Windowsサポート終了前」と「新OS登場直後」に売却希望者が急増します。
台数が増えると査定価格は下がる傾向があるため、 早めに動く方が高値で売れる可能性が高い です。
また、状態が良くても「バッテリーが劣化している」だけで減額対象になる場合があります。
可能であれば、売る前にバッテリー状態を確認しておくと安心です。
壊れていても「価値がある」ケース
「電源が入らない」「画面が割れている」といったPCでも、パーツ単位で再利用できるため査定額がつくことがあります。
特にSSDやメモリは再利用されることが多く、ジャンク品でも資源として需要があります。
粗大ごみ処分との比較
粗大ごみに出すと数千円の処分費用がかかるケースがあります。
それに対して、買取サービスなら 無料で引き取ってもらえる＋少しでもお金になる。
この差を知っているだけで、処分ではなく買取を選ぶ大きな理由になります。
実体験：実際にパソコンを売ってみた
私はWindows10搭載の古い富士通ノートPCを実際に売却しました。
「粗大ごみに出すのはもったいない」と友人に言われ、宅配買取サービスを利用。
結果、動作は遅く状態も良くなかったのですが、ちゃんと値段がついて売却できました。
しかも、査定から入金までがスムーズで驚きました。
買取サービス利用のメリット
私が利用した宅配買取では
- 送料・査定無料
- 故障していても査定可能
- 買取キャンペーンで査定額アップ
といったメリットがありました。
古いパソコンを「粗大ごみ」として処分するよりも、資源として買い取ってもらう方が断然お得です。
ここまで準備をすれば、安心してパソコンを手放すことができます。 実際に私が利用した査定サービスはこちらから確認できます
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まとめ｜安全に売るには準備がすべて
パソコンを売るのは賢い選択ですが、初期化やアカウント処理を怠ると後悔につながることもあります。
- データは必ずバックアップ
- Microsoftアカウントをサインアウト
- Windowsの完全初期化を実行
- 付属品を揃えて査定アップ
この流れを守れば、安心して不要PCを手放せます。
Windows10のサポート終了が迫る今、古いPCを整理するには良いタイミングです。
ぜひこの記事を参考に、後悔しない形で「安全に売る」準備を進めてみてください。
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