忙しい毎日の中で、ふと「心が疲れているな」と感じることはありませんか?
仕事や家庭、人間関係で知らず知らずのうちにストレスをためてしまっている私たちにとって、休日は心を癒す大切なチャンスです。
今回は、メンタル心理カウンセラーの視点から、専門的すぎず、誰でも取り入れられる「セルフヒーリング(自分でできる心の癒し)方法」を3つご紹介します。
どれもお金をかけずに、安心して自宅でできる方法ですので、ぜひ今日から試してみてください。
「呼吸を観察するだけ」のマインドフルネス
▪️やり方
・静かな場所に座り、目を閉じて、ただ自分の呼吸を感じる。
・吸って、吐いて。その繰り返しを“実況する”ように頭の中で感じてみましょう。
・雑念が出てきてもOK。「あ、今考えごとをしていたな」と気づくだけで大丈夫です。
最初は雑念が出たり、動いてしまったりすることに「うまくできない」と思いがちですが、それが普通なので、全く気にしなくていいです。
『絶対に座ってやらないと!』
というわけでもありません。自分の楽な体勢でやってみてください。
心理士の視点

「今ここ」に意識を向けるマインドフルネスは、ストレス軽減や集中力の回復に役立つ方法として、心理学的にも多くの研究が行われています。
難しい技術は全然必要なく、「深くリラックスする」というよりは、「気づく」ことに価値があると言われていますが、自分のペースでやる・毎日できなくても続けることから始めてください。
▪️ポイント
・5分でも効果があります。
・無理にリラックスしようとしないことが大切。
・慣れてくると呼吸に意識を向けるだけで、思考が整理され、落ち着きが生まれます。
「体の声を聞く」やさしいストレッチ
▪️やり方
- 朝起きたとき、または夜寝る前に、首・肩・腰まわりをゆっくりと動かすストレッチを行います。
- 呼吸に合わせて動き、痛みが出る手前で止めましょう。
▪️心理士の視点
ストレッチは身体的な緊張を緩めることで、心の緊張もほぐれるという相関関係があります。
特に「感情は身体に宿る」とも言われるように、怒りや不安を抱えているときは、肩や背中が固くなっていることが多いです。
▪️ポイント
- 音楽をかけながら、深呼吸とあわせて行うと効果的。
- 無理な運動はせず、“自分にやさしい動き”を意識してみてください。
書くだけで整う「安心ノート」
▪️やり方
- ノートや紙に、今日の気分、心の中のもやもや、不安などを「思ったまま」書き出してみましょう。
- 形式は自由。箇条書きでも、短文でもOKです。
▪️心理士の視点
ジャーナリング(書くことによる心の整理)は、感情の見える化・外在化に効果的な方法です。
自分の中だけで抱えていた気持ちが文字になることで、「ああ、こんなことで疲れていたんだな」と自分に気づくことができます。
▪️ポイント
- 他人に見せる必要はありません。むしろ「破ってもOK」くらいの感覚で自由に。
- 「ポジティブに書こう」と無理にせず、素直な気持ちを大切にしてください。
私も毎朝ノートにいろんなことを書いています。
夢だったり、感情だったり・・を、その日の気分次第のページに書き込んでいます。
(1ページ目から順に書いていません)
それくらい自由に、何の縛りも無く書いています。
夜に書く「日記」は面倒くさくて、全然続かない私ですが
『朝書くノート』は、書くとスッキリするので、毎日の習慣になっています。
<関連記事>・朝、なりたい自分をノートに書こう!1日がうまくいく!不思議な”朝ノート”のすすめ
まとめ:自分をいたわる時間は“投資”です
現代は“スピード重視”の時代。だからこそ、あえて「立ち止まる時間」を持つことが、心と体のバランスを整えるカギになると考えています。
今回紹介した3つの方法はどれも簡単で、特別な知識や道具も不要です。
「休日の朝の10分」「寝る前の5分」など、ほんのわずかな時間で、自分の心をやさしく整えるセルフヒーリングが可能です。
あなたの心が少しでも軽くなりますように願っています!