今年の夏を一生モノに!PCで写真や動画を宝物に変える方法

ノートパソコンの画面に夏休みの写真(海辺、花火、人物)が表示され、周囲にOneDriveやGoogleフォトのアイコンが配置されたイラスト。「夏休みの思い出をPCに残そう」という文字付き。

夏休みの思い出をPCに残そう

夏休みは、家族旅行やイベント、友人との時間など、たくさんの思い出が詰まった特別な季節です。せっかく撮った写真や動画も、整理や保存を怠ると「どこに行ったかわからない」

「スマホの容量がいっぱいで消してしまった」

なんてことにもなりがちです。

そこで今回は、夏休みの思い出を長く大切に残すために、PCを活用した整理・保存・活用の方法をご紹介します。

1. 写真や動画をPCに取り込む

まずは、撮影した写真や動画をPCに取り込みましょう。取り込み方法はいくつかあります。

■ スマホから直接取り込む方法

  • USBケーブル接続
     スマホとPCをUSBケーブルでつなぎ、「エクスプローラー」や「写真」アプリでデータをコピーします。
     Androidなら「ファイル転送モード」、iPhoneなら「このPCを信頼する」を選択しましょう。
  • Wi-Fi転送アプリ
     AirDroid(Android)やAirDrop(Mac/iPhone)を使えばケーブル不要で転送可能です。

■ カメラから取り込む方法

  • カメラ付属のUSBケーブルやSDカードリーダーを使ってPCへコピーします。
  • 多くのカメラには専用ソフト(Canon EOS Utility、Nikon Transferなど)があり、自動整理機能も便利です。

2. 写真や動画の整理方法

取り込んだら、整理の仕方がポイントです。おすすめの整理手順を解説します。

■ フォルダ名を「日付+イベント名」にする

例)2025-08-05_沖縄旅行、2025-08-10_花火大会

日付順に並び、後から探しやすくなります。

特にイベント名を入れることで、埋もれることなくいつもで見返せますよ🌻

■ 「写真」と「動画」を別フォルダに分ける

フォルダ構造例
 ・思い出フォルダ > 2025年 > 2025-08-05_沖縄旅行 > 写真
 ・思い出フォルダ > 2025年 > 2025-08-05_沖縄旅行 > 動画

 など、動画と写真を分けることもおすすめです!

■ 重複ファイルの削除

無料ツール「Duplicate Cleaner Free」や「CCleaner」を使うと、同じ写真をまとめて削除できるので、容量を無駄に使うことがありません。

3. 写真や動画の編集方法

整理ができたら、次は見やすく編集してみましょう。

■ Windows標準の「フォト」アプリ

  • 明るさ・色調整、トリミング、簡単な動画編集が可能です。
  • 音楽付きスライドショーも作成できます。

【使い方】

1. アプリを開く

  • スタートメニュー → 検索バーに「フォト」と入力 → フォトをクリック。
  • 初回は「フォルダーの追加」で写真が入っているフォルダ(ピクチャや外付けHDDなど)を指定します。

2. 写真を見る

  • 画像一覧が日付順に表示されます。
  • 写真をクリックすると拡大表示、左右キーで前後の写真に移動できます。

3. 簡単な編集

写真を開いた状態で、上部メニューから「編集」をクリックすると次の操作が可能です。

  • トリミング:不要な部分をカット
  • 回転:90度ずつ回転
  • 明るさ・色調整:スライダーで簡単に調整
  • フィルター:色味を変えて雰囲気アップ

4. 動画編集

  • 上部の「ビデオ エディター」を選び、写真や動画を追加。
  • BGMやテキスト、トランジション(切り替え効果)も入れられます。
  • 完成したら「ビデオの完了」でMP4として保存。

5. スライドショー

  • フォルダやアルバムを開いた状態で右上の「…」から「スライドショー」を選ぶと、自動で全画面再生されます。

【 ワンポイント】

  • 編集後も「元の画像を残す」設定にしておくと安心です。
  • 大掛かりな編集はGIMPやCanva、動画はShotcutなどと併用すると幅が広がります。

■ 無料ソフトで本格編集

  • GIMP(画像編集)…明るさ補正、不要物の削除、簡単な文字入れも可能です。
  • Shotcut(動画編集)…トランジション、字幕追加、BGM挿入などの編集が可能です。

■ 編集のコツ

  • 写真は明るめに、色味は自然がベスト!
  • 動画は冗長部分をカットし、テンポ良く編集することをおすすめします。
  • BGMは著作権フリーの音源を利用しましょう。(YouTube Audio Libraryなど)たくさんありますよ。

4. OneDriveやGoogleフォトとの連携

PCに保存するだけでなく、クラウドにバックアップしておくと安心です。

■ OneDrive(Microsoft)

Windowsに標準搭載

Windows 10/11なら最初から入っているので、追加インストール不要で使い始められます。
 → 面倒な初期設定がほとんど不要で、PC初心者でもすぐ使い始められます。

自動同期で安心

指定フォルダ(ドキュメント、ピクチャなど)に保存すると、自動的にクラウドにもバックアップ。PCが壊れても別の端末からアクセス可能。
 → 保存を忘れても自動で同期してくれるため、データ紛失のリスクを大きく減らせます。

容量が大きくできる

 無料で5GB、Microsoft 365契約者は1TB(1000GB)まで利用可能。写真・動画も余裕で保存できます。
 → 長期的に写真や動画を大量に保存したい人にも十分な容量です。

共有が簡単

 リンク1つで家族や友人に写真を共有可能。パスワード付きリンクや期限付き共有も設定できます。
 → 大容量データもメール添付不要で、相手が簡単に受け取れます。

スマホとの連携がスムーズ

 スマホアプリを入れれば、撮影した写真が自動でPCのOneDriveにアップロードされ、整理がラク。
 → 外出先で撮った写真が、帰宅時にはすでにPCで見られる便利さがあります。

■ Googleフォト

検索機能がとても優秀

 「海」「犬」「2025年8月」などのキーワードで、自動的に該当写真を探し出してくれます。
 → 手動で探す手間がなく、必要な写真を一瞬で見つけられます。

アルバム作成が簡単

 選んだ写真をまとめてアルバムにし、コメントや説明も追加できます。
 → 家族旅行やイベントごとにまとめておくと、後から見返しやすくなります。

共有リンクで簡単シェア

 専用の共有リンクを発行すれば、相手がGoogleアカウントを持っていなくても閲覧可能。
 → 遠く離れた家族や友人にも、すぐに写真を見せられます。

スマホとの連動がスムーズ

 アプリを入れると、自動で撮影写真をアップロードしてクラウド保存。
 → スマホの容量を空けながら、大切な写真を安全に保管できます。

動画にも対応

 写真だけでなく動画も同じ場所で管理できるため、思い出を一括で保存可能。
 → 写真と動画を混ぜたスライドショーやムービー作成も手軽にできます。

OneDriveとGoogleフォトの比較表

OneDriveとGoogleフォトの特徴を比較表にしてみました。

項目OneDrive(Microsoft)Googleフォト
標準搭載Windows 10/11に標準搭載、設定不要で使える別途アプリやブラウザで利用(Googleアカウント必須)
無料容量5GB(Microsoft 365契約で1TB)15GB(Googleドライブと共通)
検索機能ファイル名やフォルダ名で検索キーワード(例:海、犬、日付)でAIが自動判別
共有方法パスワード付きリンクや期限設定が可能共有リンク発行で誰でも閲覧可(アカウント不要)
スマホ連携アプリで自動同期、撮影写真がPCに反映アプリで自動バックアップ、容量節約にも便利
動画対応保存可能(主にバックアップ用途)保存+スライドショーや簡易動画作成も可能

容量を増やして長期保存したいなら、Microsoft 365を利用すると1TBまで保存できて安心です。

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5. 写真でオリジナル壁紙を作成する

せっかくの思い出写真は、PCやスマホの壁紙にすると毎日楽しめます。

■ 壁紙サイズの目安

  • フルHD(1920×1080)
  • 4K(3840×2160)

お使いのディスプレイ解像度に合わせると、引き伸ばしによるぼやけや余白がなく、写真がより鮮明に映えます。

■ 作成方法

  1. GIMPやCanvaで画像サイズを調整
  2. 文字入れ(旅行先名・日付など)
  3. 保存形式はJPEGまたはPNG

保存前にプレビューで表示してみると、文字や被写体の位置が壁紙設定時に隠れないか確認できます。

■ Canvaの活用

  • 無料で豊富なテンプレート
  • 写真をドラッグするだけで簡単デザイン

6. 他にもできる思い出活用アイデア

■ フォトブックを作る

  • ネット印刷サービス(しまうまプリント、Photobackなど)で注文
  • 1冊数百円〜、ギフトにもおすすめ

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■ 動画ダイジェストを作ってSNS共有

  • 夏休みの名場面だけを集めた短編動画を作成
  • 家族LINEやInstagramで共有すれば、離れて暮らす家族にも喜ばれます

■ デジタルフォトフレームで飾る

  • スライドショー表示が可能なフォトフレームにSDカードを挿入
  • リビングや玄関に置けば、日常的に思い出を楽しめます

7. データのバックアップを忘れずに

思い出データは、HDD故障や誤削除で失う可能性があります。

■ バックアップの基本ルール(3-2-1ルール)

  • 3つ以上のコピーを作る
  • 2種類以上の異なる媒体に保存する(HDD+クラウドなど)
  • 1つは別の場所に保管する(外付けHDDを実家に置くなど)

このルールを守ることで、機器の故障・災害・誤操作によるデータ消失など、さまざまなトラブルから思い出を守ることができます。特に、物理的に離れた場所に保管するバックアップは、火災や盗難などにも有効です。

まとめ

夏休みの思い出をPCに残すには、

  1. データをきちんと整理する
  2. 適切な編集で見やすくする
  3. クラウドや外部メディアで安全に保存する
  4. 日常で楽しめる形に活用する

この4つのステップを意識すれば、時間が経っても鮮やかな記憶としてよみがえります。

特に、クラウドや外付けHDDを使った複数のバックアップは、万一のデータ消失を防ぐために欠かせません。

また、思い出は「保存するだけ」でなく、「楽しむ工夫」を加えることで価値がさらに高まります。

壁紙やフォトブック、デジタルフォトフレームなど、日常生活の中に溶け込ませれば、ふとした瞬間に笑顔になれるはずです。

今年の夏は、ただの写真や動画として残すだけでなく、「自分や家族の宝物」として形にして残すことを意識してみてください。きっと、何年後に見返しても心が温まる時間になるでしょう。

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