私がご指導させていただいている、ブログ初心者の方から
「投稿ページからタグを削除するとSEOに影響があるか?」
「タグはページ非表示にしても大丈夫なの?」
というご質問をたくさん受けました。
確かに画面からタグが消えると、タグ経由で他の記事を見てくださる方が減ってしまうというのは知っていましたがSEOに関わるかまで、知らなかったので調べてみました!
投稿画面、すなわち見られるページに表示されるタグ(post_tag)を非表示にすることで、閲覧数が減る可能性があるか?SEOに悪影響があるか? について解説したいと思います。
タグの役割とSEOへの影響
まずは、タグの役割とSEOにどのように影響があるかをご説明したいと思います。
(1)タグは内部リンクを増やす
タグをクリックすると、そのタグが付いた記事一覧ページ(/tag/〇〇)に移動できます。
これは 内部リンクの強化 に繋がり、以下のSEO効果があります。
• Googleが関連ページをクロールしやすくなる
• 訪問者が関連記事を見つけやすくなる
• ページ滞在時間が伸び、直帰率が下がる(SEO的にプラス)
→ タグの一覧が表示されないと、訪問者の回遊が減り、間接的にSEOに影響する可能性あり。
(2)タグが適切に使われていない場合、SEO効果は低くなります。
例えば…
✅ 良いタグの使い方(意味があり、整理されている)
• 「#THE THOR」
• 「#WordPress カスタマイズ」
• 「#ブログ運営」
🔴 悪いタグの使い方(バラバラで統一されていない)
• 「THE THOR」「ザトール」「ザトールカスタマイズ」← 重複
• 「ブログ初心者」「ブログの始め方」「ブログの収益化」← 1記事に大量
と、いうふうに
→ タグの整理ができていないと、SEO効果はほぼない。
→ タグを削除してもSEO的なデメリットは少ない。
ということになります。
これは、私もやりがちなミスです。検索に引っ掛かるかなーと思い、類似した沢山のタグをつけていました。
タグを削除すると閲覧数が減る?
それでは、実際にタグを削除すると閲覧数が減るのか?調べてみました。
(1)タグページ経由のアクセスがあるか確認
タグを削除すると、タグページ(/tag/〇〇)からのアクセスが減る可能性 があります。
これは Googleサーチコンソール(GSC)で確認可能 です。
手順
1. GSC(Google Search Console)を開く
2. 「検索パフォーマンス」→「ページ」タブ をクリック
3. 「/tag/」を含むURLがどれくらいアクセスを集めているか確認
➡ タグページのクリック数が少ないなら、削除しても問題なし。
➡ タグページのアクセスが多いなら、削除すると閲覧数が減る可能性あり。
>>というふうに、一概には言えない部分も多くあります。
自分のサイト内での流用が多ければ、削除することで影響は出ます。
(2)タグが回遊性に影響するか?
WordPressでタグを活用していると、読者が「関連記事」を見つけやすくなります。
タグを非表示にすると、読者が次の記事に移動しにくくなり、以下の問題が発生することがあります。
• 記事の直帰率が上がる(SEO的にマイナス)
• 回遊率が下がり、PV(ページビュー)数が減る
• 内部リンクが減るため、Googleの評価が下がる可能性が出てきます。
→ 代替策:関連記事ウィジェットを設置するという方法も有り!
どうしてもタグを削除したい場合の対応策
タグを削除するなら、「関連記事」ウィジェットを設置する のが有効です。
>>例えば
• WordPressプラグイン「Yet Another Related Posts Plugin(YARPP)」を入れちゃう。
• WordPressのテーマ「THE THOR」を使っているのなら関連記事表示機能をONにする。
→ これでタグを非表示にしても回遊率を維持できます。
タグを削除してもSEO的に問題ないケース
以下のような場合、タグを削除してもSEO的な影響はほぼない です。
✅ GSCでタグページのアクセスがほぼない
✅ タグが整理されておらず、使われていない
✅ 「カテゴリ」との違いがなく、ほぼ同じ内容
✅ 代わりに「関連記事」や「内部リンク」をしっかり設置
タグを削除しないほうがいいケース
以下のような場合は、タグをそのまま活用したほうが良い です。
🔵 タグページがGoogle検索で流入を集めている(GSCで確認)
🔵 タグを適切に整理し、内部リンクを強化している
🔵 タグ経由で訪問者が関連記事にアクセスしている
🔵 関連記事ウィジェットを設置していない(タグを削除すると回遊が減る)
結論:タグを削除してもSEOに問題はないが、代替策が必要です。
✅ SEOを気にせずタグを削除してもいいケース
• タグページ経由のアクセスが少ない(GSCで確認)
• タグをほとんど使っていない or 乱雑で役に立っていない
• 代わりに 「関連記事」や「内部リンク」をしっかり設置する
⚠ SEOに影響する可能性があるケース
• タグページ経由のアクセスが多い(GSCで確認)
• 読者の回遊性が高く、タグを活用している
• 関連記事ウィジェットがない(タグ削除でPVが減る)
などが考えられます。
投稿ページからタグを非表示にする際は、よく考えて行いましょう。
(補足)次のステップ
✅ Googleサーチコンソール(GSC)で「タグページの流入」を確認してみましょう。
✅ 「関連記事」ウィジェットを設置する(タグ削除の影響を最小限に)
✅ 「タグが不要なら削除、必要なら整理して活用」という考え方でOK!
結論
タグを削除してもSEOに直接悪影響はなさそうですが、訪問者の回遊率やPVが下がる可能性があるため、関連記事ウィジェットを設置するのがベストと言えます。
次のページでは、ページ内タグの削除方法を追記として掲載しておきます。
削除は、あくまでも自己責任の範囲で行ってくださいね。
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