もう仕事辞めよう!

と考えている人も多いですよね。私も辞めてしまうまでは本当に悩みました。

「辞めて大丈夫かな」

「辞めたいけれど引止められたくないな」

とかって考えてしまいますよね。平和に「円満退職」するには、辞めるタイミングや伝え方が非常に重要だと思っています。今日は、辞め方やタイミングについて具体的なポイントを解説ししたいと思います。良かったら最後まで読んでみてくださいね。

辞める前に必要な準備|円満退職のための正しい伝え方とタイミング

「円満退社」の鍵は、当然「どう退職を伝えるか」に大きく左右されます。辞める前にしっかり準備をすることで、トラブルを回避し、次のステージへスムーズに進みましょう。

辞める覚悟を再確認する

退職の意思を固める前に、

「なぜ辞めたいのか」

を明確にしていますか?感情的な理由や一時的なストレスで退職を決めてしまうと、後悔する可能性もあります。今回は具体的なポイントをあげてみたので、チェックしてみてください。

○転職理由がポジティブなものか

○転職先での将来像が描けるか

○現職での問題が解決可能か

この3つの答えは明確ですか?

私の場合は

○転職理由・・起業するから(ポジティブ☑️)

○将来像は描ける化?・・・失敗も視野に入れてるけど、会社員よりマシ(ポジティブ☑️)

○現職で問題解決は?・・・上司が辞めない限り出来ない。無理☑️

という事で、辞めることに決めました。

皆様はどうですか?

現職場へ迷惑を掛けない努力をする

『円満退職』のためには(自分の心境はおいといて)現職場への配慮も欠かせません。

具体的には意識して、仕事上迷惑はかけないようにしてください。

①業務の引継ぎスケジュールを早めに組む

②同僚や上司に余計な負担をかけないよう、計画的に準備を進める

「辞める!」って決めると、1日も職場に行きたくないのは重々理解出来ますが、退職の際の立ち振る舞いは、未来のキャリアにも影響を与えると認識しています。

ビジネスの世界は狭いため、悪い印象を残さないよう、綺麗に辞めましょう!

転職活動全体のスケジュールを立てる

退職までのスケジュールを具体化しておくことはとっても大切です。

転職活動

退職準備

引継ぎ作業

など、全体像を把握してみてください。

例えば退職までのスケジュールを組んでみてください。

(以下に例を書いておきます)

1. 転職・起業活動開始(求人探し・応募)

2. 退職後の道が決定後、在職中の会社を退職準備開始

3. 引継ぎ業務の実施

4. 最終出社日

企業によって就業規則があり、マストではありませんが

「辞めます!」

と退職願を提出してから1ケ月は辞められません。

(有休消化は可能です)

Point!退職届と退職願は違います。

退職願と退職届が違うのをご存知ですか?

まず退職を決めて出すのが「退職願」です。これには退職したい希望日を書きます。

以下は退職願の見本です。


退職願

                                私儀

このたび、一身上の都合により、勝手ながら令和〇年〇月〇日をもちまして退職させていただきたく、ここにお願い申し上げます。

○○○○年○○月○○日

                         〇〇 〇〇○○(自分の部署と名前)

企業名

 代表取締役社長 ○○○○ 殿


という風に書くのが一般的です。

一方、退職届は退職日が決定してから書くものです。


退職届

                                 私儀

この度、一身上の都合により、勝手ながら令和〇年〇月〇日をもちまして退職いたします。

○○○○年○○月○○日

                         〇〇 〇〇○○(自分の部署と名前)

企業名

  代表取締役社長 ○○○○ 殿


という風に書くのが一般的です。

退職までの流れと注意事項

退職までの流れを把握し、それぞれのステップで注意点を押さえることが重要です。

退職までの注意事項

• 転職先が確定する前に退職を伝えるのは避ける

個人の事情や円満退職を目指す上での配慮として、退職後の仕事が決まっていても絶対に伝えるのは辞めましょう。親しい同僚だとしても、言わないほうが良い理由は以下の通りです。

1. 現職場に不必要なトラブルを防ぐため

今後の仕事を伝えることで、以下のようなリスクが発生する可能性があります。

競合企業への転職:現職場が競合と判断し、業務の引継ぎや雰囲気が悪くなることがある。

情報漏洩の懸念:現職場が自社の機密情報を転職先に持ち込まれるのではないかと疑う場合がある。

2. 噂話や不必要な詮索を避けるため

仕事先を伝えると、同僚や上司から以下のような詮索を受ける可能性があります:

• 「どうしてそこに転職するのか?」

• 「年収は上がるのか?」

• 「自分も転職を考えた方が良いのか?」

これにより、不必要な議論や気まずさが生じることがあります。

3. 仕事先への配慮

まだ働き始めていない段階では、以下の配慮が必要です:

迷惑をかけないため:仕事先の企業名が知られることで、現職場から不必要な接触がある可能性がある。

信頼関係の構築を優先するため:新しい職場での信頼関係を築く前に、情報が漏れるのは避けるべきです。

4. 自分のキャリアを守るため

退職理由や次のキャリアプランは、自分自身の問題です。職場に伝えすぎると、以下のリスクがあります:

個人の評価に影響を与える:退職理由が評価されない場合、印象が悪くなる可能性がある。

再雇用の可能性を狭める:円満退職であれば、将来的に戻る道も残りますが、転職先が原因で関係が悪化すると再雇用のチャンスがなくなる可能性がある。

>>退職が完了し、状況が落ち着いてから転職先を伝えることだってできるので、不要なトラブルを避けつつ、必要な場合にのみ情報を共有することをオススメします。

退職意思の表示

退職を伝える際は、直属の上司に直接会って伝えるのが基本マナーです。

メールや電話で済ませるのは絶対に避けましょう。

そして退職理由はシンプルかつポジティブに伝えます。

【例】

1. スキルアップ・新しい挑戦のため

「これまで培った経験を活かし、さらに成長できる環境に挑戦したいと考えています。」

2. キャリアチェンジを目指して

「これまでの経験を基に、異なる分野で新しいスキルを磨きたいと考えています。」

3. 家庭の事情・ライフスタイルの変化

「家庭の事情でライフスタイルを見直す必要があり、働き方を変えることにしました。」

4. 健康を考慮した働き方への転換

「体調を考慮し、今後は自分に合ったペースで働ける環境を探したいと考えています。」

5. 人生の新たなステージに進むため

「年齢や経験を重ねる中で、次のステージで新たな価値を提供したいと考えるようになりました。」

これらを参考にして、自分らしく退職したい気持ちを伝えてみてください。

退職日の設定と退職願の提出

法律では、退職の意思は2週間前に伝えれば有効ですが、業務への影響を考えると1~2ヶ月前に伝えるのが理想です。

残務整理・引継ぎ

退職直前のトラブルを防ぐために

• 業務マニュアルの作成

• 後任者への業務説明

• プロジェクトの進捗状況の共有

をする必要があります。

退職当日・退職後

退職当日は、会社への感謝の意を伝えることを忘れずに。退職後も前職の同僚との関係を維持することは、キャリアにおいて大きな財産になります。

ただ、有休消化で退職日に出社しない場合は、最終出勤日に挨拶をしておきましょう。

年代別の退職の理由をおさらい

退職する場合の「退職理由」を年齢別に書いておきますので、例として読んでみてください。

20代の場合

• 新しい環境での成長を見据えて転職する

• 将来に繋がるスキルや経験を重視したい。

30代の場合

• 専門性やキャリアアップを明確にする

• 家庭やライフスタイルとのバランスを考慮

40代の場合

• 長期的なキャリアプランを描く

• 即戦力としての評価を得るため、準備を万全に

など、年齢によって「退職しやすい理由」は変わってきますので参考にしてみてください。

最後に|

円満退職は、起業や転職を成功する為に大切なことです。退職のタイミングや伝え方には充分に気を配り、現職場に迷惑をかけずに次のステージへと進んでください。

稀に、退職代行を使う方もいらっしゃいますが、よっぽどブラック企業で「退職は許さない」というところでなければ、自分で解決して次に進むことをオススメします。

また、在職中に心の病になり出勤が出来なくなってしまった方は「傷病手当」の申請をしてから退職することをオススメします。

>>お仕事で心の病になってしまった方へ<<

本記事で紹介したポイントを参考に、計画的に綺麗な退職をしてください!

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