2025年7月最新【WindowsエラーKB5034848】起動が遅い・ネットが不安定になる原因と対処法

Windows11アップデートKB5034848

【2025年7月最新版】KB5034848とは?アップデート内容と不具合のすべて

2024年2月29日に配信されたWindows 11向けの更新プログラム「KB5034848」は、セキュリティ更新を含まない プレビューリリース です。最大の特徴は、「Moment 5」と呼ばれる大型アップデートが同梱されている点で、さまざまな新機能・改善が導入されています。

この記事では、KB5034848で追加された主な機能と改善点、注意すべき既知の不具合、よくあるQ&A、そして2025年7月時点の最新補足までを、どこよりも丁寧に解説します。

KB5034848に含まれる主な新機能

USB 80Gbps規格のサポート
超高速なUSB4対応デバイスで最大80Gbpsのデータ転送が可能に。ただし、対応するPCや周辺機器が必要です。

モバイルデバイス設定の追加
「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「モバイルデバイス」でスマホ連携の細かい設定が可能になりました。

Android連携の強化
Snipping ToolでAndroidの写真・スクショを直接編集でき、即座にPCへ通知されるようになりました(Phone Link有効時)。

ゲームのインストール不具合を修正
セカンダリドライブにインストールしたゲームが消えるバグが修正されました。

ネットワーク切り替えの改善
モバイル通信からWi-Fiへの自動切り替えに失敗する問題が解消されました。

注意点:このアップデートはプレビュー版です

KB5034848は「セキュリティ更新を含まない」非必須のプレビューリリースであるため、以下のような注意が必要です。

● 業務用途や安定性重視の環境では適用を控えることをおすすめします。

● 適用前にシステムのバックアップを必ず行ってください。

● アップデート後に予期しない不具合が発生する可能性もあります。

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不具合報告:KB5034848で発生中の問題

一部のユーザーから、以下のような不具合が報告されています。

● 更新のインストールが96%で停止し、失敗する

● インストール後にPCの動作が重くなる

● アプリが起動しなくなる

● ブルースクリーン(BSoD)などの深刻な不具合が発生

こうした不具合はすべてのユーザーに発生するわけではありませんが、特定の構成や環境(たとえば古いデバイスドライバーや一部の周辺機器)との相性により、問題が発生する傾向があります。そのため、KB5034848の適用を検討している方は、自分の環境が該当しないか、事前に確認しておくことが重要です。

【2025年7月 最新補足】KB5034848適用後の継続的な不具合

● 起動時間の大幅な遅延

● Wi-Fi・Bluetoothの接続が不安定になる

● ドライバとの競合でブルースクリーン発生

● Windows Updateが途中で止まる

以下のような対策も引き続き有効です。

自動修復ループが起きた場合

自動修復ループが発生すると、「自動修復でPCを修復できませんでした」というメッセージが表示され、何度も再起動を繰り返すだけになってしまいます。こうした場合、システムファイルの破損や更新時の不整合が原因となっている可能性があるため、コマンド操作による修復を試してみましょう。

以下のコマンドは、Windowsの基本的な修復手段として広く使われており、比較的安全に実行できます。

sfc /scannow  DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

▶︎操作は、Windowsの回復環境(回復メニューやインストールメディアから起動)で「コマンドプロンプト」を開き、上記のコマンドを1つずつ実行してください。作業には少し時間がかかりますが、根本的な修復に役立ちます。

● ドライバの競合が疑われる場合

ドライバーの更新によって不具合が発生したと考えられる場合は、「デバイスマネージャー」を使って問題のドライバーを以前のバージョンに戻す操作が効果的です。これは「ロールバック」とも呼ばれ、特定の更新によって不具合が起きたときに有効な対処法です。

手順は以下の通りです

① スタートメニューを右クリックして「デバイスマネージャー」を開く

② 不具合が疑われるデバイス(例:ディスプレイ アダプターやネットワーク アダプター)を展開
③ 対象のドライバーを右クリックして「プロパティ」を選択

①「ドライバー」タブを開く

②「ドライバーを元に戻す」ボタンをクリック

※このボタンがグレーアウトしていて選べない場合、以前のドライバー情報が保持されていないことを意味します。その場合は、製造元の公式サイトから安定版ドライバーを手動でインストールする方法に切り替えるとよいでしょう。

ロールバック後は、PCを再起動して動作が改善されるか確認してください。再起動後も不具合が続く場合は、他のドライバーやWindowsの構成に問題がある可能性があります。

ストップコードが見えない場合

ストップコードがすぐに消えて読めない?

ブルースクリーン(BSoD)が表示された瞬間、すぐに自動で再起動してしまい、「何のエラーだったのか分からない…」というケースは意外と多くあります。

このようなときは、以下の設定を変更することで、次回からブルースクリーンが表示されたまま止まるようになり、エラーの内容(ストップコード)をきちんと確認できるようになります。

【設定手順】

  • スタートメニューを右クリックし、「システム」を開きます。
  • 右側の「関連リンク」から「システムの詳細設定」をクリックします。
  • 「起動と回復」セクションにある[設定]ボタンをクリックします。
  • 「システムエラー」内の「自動的に再起動する」のチェックを外し、「OK」で確定します。

この設定をしておけば、ブルースクリーンが出たときに画面がそのまま停止するため、エラーコード(例:0x0000007E など)や「原因のファイル名」などをしっかり読み取ることができます。

確認したエラーコードは、スマホで写真を撮っておいたり、後で検索したりするときにも役立ちます。

実際のインストール時に注意したいポイント

KB5034848のようなプレビュー更新プログラムは、通常の月例更新とは異なり、任意適用(Optional)であることが特徴です。Windows Updateの「詳細オプション」や「その他の更新プログラム」欄に表示され、ユーザーが手動で選択しない限り自動でインストールされることはありません。

✔️ 安定運用を重視するなら「しばらく様子を見る」も選択肢

とくに業務で使っているパソコンや、日々の作業に大きく関わるマシンでは、安定性が最優先です。そのため「プレビュー版は導入しない」という判断も、十分に合理的です。

一方で、特定の不具合(たとえば「Android連携が使えない」など)を解消したい方には、KB5034848のインストールが有効な場合もあります。

✔️ 導入するなら「バックアップ」と「復元ポイント」の作成を

プレビュー版とはいえ、アップデート後に万一問題が発生してしまった場合、すぐに復元できる環境を用意しておくことが重要です。次のような準備をしておくと安心です。

  • 外付けHDDやクラウドに重要ファイルをバックアップ
  • システムの復元ポイントを作成
  • Windows回復ドライブ(USB)を作成

✔️ 更新トラブルが出やすい環境とは?

以下のような環境では、更新時のトラブルが比較的発生しやすい傾向があります。

  • 空き容量が不足している(Cドライブに10GB以下)
  • ドライバーが古い/非公式な周辺機器を使用している
  • Windowsを長期間メンテナンスしていない

該当する方は、先に「ディスククリーンアップ」「ドライバー更新」「sfc /scannow」「DISM」などを実施しておくと、アップデート成功率が高まります。

✔️ 特に企業ユーザーは慎重に

企業環境では、プレビュー版の導入には社内ポリシーの確認が必要です。Active DirectoryやIntuneなどで管理されている場合、ユーザー個別に適用してしまうと、管理外の状態になってしまうこともあります。社内SEや情報システム部門との連携も大切です。

まとめ

KB5034848は便利な機能が多く含まれている一方、プレビュー版ゆえの不安定さも抱えています。PCの用途や使用頻度、安定性の必要性を踏まえたうえで、導入の可否を判断してください。

今後も追加の修正が提供される可能性があるため、アップデート後に問題が発生した場合は、本記事で紹介した対処法や、Microsoftの公式ページも併せてご確認ください。

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