【Windowsエラー0x80190001】アップデートやMicrosoft Storeで失敗する原因と対処法|2025年7月最新版

Windowsパソコンで「エラーコード 0x80190001」が表示されて、更新やアプリのインストールができない…そんな経験はありませんか?

このエラーは、Windows UpdateやMicrosoft Storeの更新時に起こることが多く、原因がはっきりしないため、対処に迷ってしまう人も少なくありません。

この記事では、初心者の方にもわかりやすく、主な原因と対処法を順番に解説します。

■ エラーコード 0x80190001 とは?

Windows UpdateとMicrosoft Storeの更新エラー「0x80190001」を警告する画面のイラスト。黄色の警告マークと「Failure」の文字が目立つ構成で、トラブルを直感的に伝えるビジュアル。

このエラーは、

「予期しないエラーが発生しました」

というメッセージとともに表示され、更新のダウンロードやインストールができなくなる現象です。

主な発生場面は以下の通りです。

  • Windows Updateの実行中
  • Microsoft Storeアプリのインストール・更新時
  • 新しい機能更新プログラムの取得時(例:Windows 11 24H2など)

■ 主な原因

以下のようなケースが原因で起きることがあります。

① ネットワークの一時的な不安定
Wi-Fiや回線が一時的に途切れると、サーバーと通信できずにエラーになります。

② セキュリティソフトやファイアウォールによる通信ブロック
ウイルス対策ソフトがMicrosoftの通信を誤って遮断する場合があります。

③ Microsoftサーバーとの通信エラー
Microsoft側の一時的な障害や混雑が原因で発生することもあります。

④ Windows Updateの一時ファイル破損
古い更新データが壊れて残っていると、新しい更新が正しく適用できません。

⑤ 古いドライバや構成ファイルの影響
互換性のないドライバが更新を妨げている可能性があります。

■ 今すぐできる対処法(初心者向け)

① パソコンを再起動する

意外と効果的です。一時的な通信トラブルやメモリの不具合がリセットされます。

② インターネット接続を確認

Wi-Fiを使っている場合は一度切って再接続したり、有線接続に変更したりしてみてください。

③ セキュリティソフトを一時的に無効化

ウイルス対策ソフトが原因でMicrosoftサーバーとの通信が妨げられている可能性も。

更新が完了したら、必ず再度有効に戻しましょう。

④ Windows Updateのトラブルシューティングを実行

①設定 → 「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティングツール」

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    ②「Windows Update」の[実行]をクリック
    自動で不具合を診断し、修復を試みてくれます。

      ■ 上級者向け:手動で一時ファイルを削除する

      どうしても直らない場合は、Windows Updateのキャッシュを手動で削除してみましょう。

      1. 管理者としてコマンドプロンプトを開く
      2. 以下を順に入力して実行します

      net stop wuauserv
      net stop bits
      ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
      net start wuauserv
      net start bits

      これにより、更新に関係する一時ファイルがリセットされます。

      ■ 裏技:それでも解決しないときに試したい方法

      ● システムの日付と時刻を確認する

      意外にも見落としがちなポイントですが、Windowsの内部処理では「現在の正確な時刻」が重要な要素となっています。

      システムの時刻がズレていると、Microsoftのサーバーとのセキュリティ証明書の照合に失敗し、エラー 0x80190001 を含むさまざまな更新トラブルの原因になることがあります。

      ⬇ 設定方法

      1. 「設定」→「時刻と言語」→「日付と時刻」
      2. 「時刻を自動的に設定する」をオンに
      3. 「今すぐ同期」をクリックして最新の時刻に更新

      それでも時刻がズレる場合は、CMOS電池の劣化(古いPC)も考えられます。

      ● SoftwareDistribution フォルダーのクリーンアップ

      Windows Updateに関連する一時ファイルが格納されている C:\Windows\SoftwareDistribution フォルダーが破損していると、エラーの原因になります。

      このフォルダーを手動でリセットすることで、更新に再チャレンジできるようになります。

      ⬇ 手順(※慎重に行ってください)

      1. 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
      2. 以下のコマンドを順番に入力
      net stop wuauserv
      net stop bits
      ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
      net start wuauserv
      net start bits

      これにより、既存のキャッシュフォルダーが「.old」としてリネームされ、新しい状態で再作成されます。再起動後、再びWindows Updateを実行してみてください。

      ● DNS設定をGoogle Public DNSに変更する

      DNSの設定が原因でMicrosoftのサーバーと通信できない場合もあります。

      1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「アダプターのオプションを変更」
      2. 使用中のネットワークを右クリック→「プロパティ」
      3. 「インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)」を選択→「プロパティ」
      4. 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェック
      5. 優先DNS:8.8.8.8、代替DNS:8.8.4.4

      こうした“ちょっとした設定の見直し”が、大きなトラブルの回避につながることも多々あります。

      とくに、時刻のズレとキャッシュファイルの破損は、ネットワークエラー系のトラブルと深く関わっているため、見落とさずチェックしてみましょう。

      ■ それでもダメな場合は?

      • Microsoft Storeのキャッシュをクリアするには、wsreset.exe を実行
      • Windowsのシステムファイル修復を行うには、sfc /scannow を管理者モードで実行
      • Microsoftアカウントでサインインし直してみる
        なども効果がある場合があります。

      ■ よくある質問

      Q. 同じエラーが何度も出てくるのはなぜ?

      A. 一度破損したキャッシュファイルやネットワーク設定が残っていると、再起動しても再発することがあります。上記の手順を順に試してください。

      Q. 放っておいたらそのうち直る?

      A. 稀にMicrosoft側のサーバーエラーで、一時的に起きることもあります。ただし数日経っても変わらない場合は、自分の環境の問題と考えて対処が必要です。


      こうしたトラブルは、焦らずに基本の対処から順番に試すことが大切です。

      特に「ネットワーク環境」「一時ファイル」「セキュリティ設定」は、Windows UpdateやMicrosoft StoreといったMicrosoftのサービス全体に影響するため、慎重にチェックしてみましょう。

      また、同じエラーが繰り返される場合でも、一つずつ原因を取り除いていくことで、必ず解決への道が見えてくるはずです!

      ■ まとめ

      エラー 0x80190001 は、「ネットワーク」「一時ファイル」「セキュリティソフト」が主な原因です。

      初心者の方でも、

      • 再起動 → 接続チェック → トラブルシューティング → キャッシュ削除
        という流れで、段階的に試すことで解決に近づけます。

      \ ここまでの手順で直らなかった方へ /
      セキュリティソフトやネットワーク環境、DNSなど、外部との通信経路を丁寧に確認することで突破口が見えてきます。焦らず、ひとつずつ試してください。

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