【2025年版】Windowsエラー0xc000000fと原因・対処法|初心者にもわかりやすい解説

「あれ?さっきまで普通に使えていたのに、急にこんなエラーメッセージが出てきて困った…」
Windowsを使っていると、時々予期せぬエラーに遭遇することがありますよね。わけのわからない英数字が並んでいたり、専門用語が出てきたりして、「一体何が起きたの?どうすればいいの?」と途方に暮れてしまう方もいるかもしれません。
でも大丈夫!この記事では、Windowsでよくある0xc000000fエラーの、原因と具体的な対処法を初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

是非、参考にしてください。

● エラーコード 0xc000000f

原因:ブート情報の破損
このエラーは、Windowsを起動するために必要な情報(ブート構成データ)が破損している場合に表示されます。PCの電源を入れてもWindowsが正常に起動せず、このエラー画面が表示されることがあります。
対処法:USBリカバリメディアで修復、bootrecコマンド実行
この対処法は、Windowsのインストールメディアまたは回復ドライブ(USBリカバリメディア)が必要です。

USBリカバリメディアで起動する

①PCの電源を切り、USBリカバリメディアを接続します。

②BIOS/UEFI設定画面を開き、起動順序をUSBドライブが最初になるように変更します。

③PCを再起動すると、USBリカバリメディアから起動します。

トラブルシューティングメニューを開く

起動オプションが表示されたら、「コンピューターを修復する」または「トラブルシューティング」を選択します。

bootrecコマンドを実行する

①「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択します。

②コマンドプロンプトに以下のコマンドを順番に入力してEnterキーを押します。

すべてのコマンドが完了したら、コマンドプロンプトを閉じ、PCを再起動します。

エラーが頻発するときの基本対処法

pcエラーで困ってる女の子

もし、特定のエラーだけでなく、様々なエラーが頻繁に発生する場合は、以下の基本的な対処法を試してみることをお勧めします。

Windows Updateの確認と手動更新

最新の更新プログラムを適用することで、既知のバグやセキュリティの問題が修正され、エラーが解消されることがあります。「設定」→「Windows Update」から確認し、利用可能な更新プログラムがあればインストールしましょう。

セーフモード起動

Windowsを必要最低限のドライバとプログラムだけで起動するセーフモードで起動し、エラーが再現するかどうかを確認します。もしセーフモードでエラーが発生しない場合は、通常起動時に読み込まれる何らかのソフトウェアやドライバが原因である可能性が高いです。

DISMやSFCを使った修復方法の簡単ガイド

上記で紹介したDISMとSFCコマンドは、システムファイルの修復に非常に有効です。定期的に実行することで、潜在的なエラーを防ぐことができます。

バックアップ・リカバリの活用

万が一、システムが不安定になったり、重大なエラーが発生したりした場合に備えて、定期的に重要なデータのバックアップを取り、システムの復元ポイントを作成しておくことが重要です。

エラーの原因を調べるコツ

エラーメッセージが表示された際に、その原因を特定するためのヒントをいくつかご紹介します。

「イベントビューアー」の使い方

イベントビューアーは、Windowsで発生した様々なイベント(エラー、警告、情報など)の記録を確認できるツールです。

①スタートメニューを開き、「イベントビューアー」と入力して起動します。

②「Windowsログ」→「アプリケーション」や「システム」のログを確認することで、エラー発生時の詳細な情報や原因の手がかりが見つかることがあります。

💡エラーが発生した日時と照らし合わせてログを確認すると良いでしょう。

「ログ」ファイルの確認方法(C:\Windows\Logs\~)

Windowsや特定のアプリケーションは、動作に関する詳細なログファイルを保存していることがあります。エラーメッセージだけでは判断できない場合に、これらのログファイルを確認することで、より詳しい原因が特定できる場合があります。特に、ソフトウェアのインストールやアップデートに関するエラーの場合、専用のログファイルが作成されていることがあります。

無料の診断ツール紹介(Windowsトラブルシューター等)

Windowsには、特定の種類の問題(ネットワーク、オーディオ、プリンターなど)を自動的に診断し、修復を試みるトラブルシューティングツールが搭載されています。

①「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」から利用できます。

また、各PCメーカーが独自の診断ツールを提供している場合もあります。

よくある質問(FAQ)

Q: エラー番号が出たけど何かわからないときは?
A: エラー番号をインターネット検索エンジンで検索してみましょう。マイクロソフトの公式サポートページや、同じエラーに遭遇したユーザーのフォーラムなどで情報が見つかることがあります。


Q: エラーが出ても再起動で直るときと直らないときの違いは?
A: 一時的なソフトウェアの不具合やプロセスの競合などが原因の場合は、再起動で状態がリフレッシュされ、エラーが解消されることがあります。しかし、システムファイルやハードウェアの深刻な問題が原因の場合は、再起動しても根本的な解決にはならず、再びエラーが発生する可能性が高いです。


Q: エラーの原因がハードウェアかソフトウェアか見分けるには?
A: 特定のソフトウェアを実行したときのみエラーが発生する場合はソフトウェアの問題である可能性が高いです。一方、様々な状況で頻繁にエラーが発生したり、ブルースクリーンが頻発する場合は、ハードウェアの故障(メモリ、HDD/SSDなど)やドライバの不具合が疑われます。セーフモードで起動してエラーが起こらない場合は、ドライバや常駐プログラムが原因かもしれません。

まとめ

Windowsのエラーは、時に私たちを悩ませますが、その原因と対処法を知っていれば、慌てることなく対応できるはずです。今回ご紹介したエラーと対処法は、Windowsでよく遭遇するもののほんの一部ですが、基本的な知識として持っておくことで、多くの問題を解決できるでしょう。
もし、どうしても解決できないエラーに遭遇した場合は、マイクロソフトの公式サポートや、お近くの専門家に相談することも大切です。そして、日頃から大切なデータのバックアップを定期的に行い、Windows Updateを最新の状態に保つことが、トラブルを未然に防ぐための重要な対策となります。
この記事が、あなたのWindowsライフをより快適にする一助となれば幸いです。