「0xc000021a」で再起動を繰り返すときの完全復旧ガイド

Windows 11/10 で突然「0xc000021a」が表示され、再起動ループから抜け出せなくなる事例が報告されています。ログイン画面すら出ないこともあり、不安になる方も多いでしょう。本記事は、初心者の方でも上から順に実施するだけで復旧に近づける保存版の手順です。特定の月や特定KBに依存しない長期利用を前提に、基本対処から上級のオフライン修復まで丁寧に解説します。
0xc000021aとは(原因の全体像)
0xc000021a は、Windowsの中核プロセス(winlogon.exe / csrss.exe)が停止したときに発生する致命的エラーです。背景としては次が代表的です。
- 更新直後の不整合(累積/プレビュー更新や大型更新の直後)
- システムファイル破損(DLL・レジストリ・コンポーネントストア)
- サードパーティ製ドライバ・常駐ソフトの干渉(AV/仮想化/USBフィルタ等)
- 外部デバイス・ドッキングステーション等の影響
- ブート構成(BCD/EFI)やディスク構成の破損
- UEFI/BIOS設定変更(Secure Boot/CSM)やFW更新後の不整合
原因が複合的でも、これから紹介する安全な順序で対処すれば、自己解決できる可能性は高いです。
はじめに(重要)
可能ならデータのバックアップを行いましょう(回復環境やセーフモードから外付けHDD/USBへコピー)。BitLockerが有効なPCでは回復キーの入力が必要になる場合があります。
クイックチェック(最小手順)
- 外部機器をすべて外す(ハブ/ドックごと)して再起動
- 自動再起動を一時的に無効化(WinRE > スタートアップ設定)して症状確認
- 更新プログラムのアンインストール(品質→機能の順)
- セーフモードで起動できればクリーンブート+直近導入ドライバ/AVを削除
- 改善しなければオフライン SFC/DISM→保留中更新の取り消し
詳しい復旧ステップ(安全な順)
ステップ0:WinREへ入る/自動再起動を無効化
- 電源ボタンを長押しして電源断を3回連続 → 自動修復 →「詳細オプション」
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」
- 起動後の一覧から「システム障害時の自動再起動を無効化」を選択
これでエラー画面の表示が安定し、以降の切り分けが容易になります。
ステップ1:外部デバイスを外す(ハブ/ドックも)
USBメモリ、プリンター、外付けSSD/HDD、ペンタブ、キャプチャボード、USBハブ/ドッキングステーション、外部モニター(USB-C経由)も含め、いったん外して再起動します。
ステップ2:更新プログラムのアンインストール
- WinRE →「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「更新プログラムのアンインストール」
- 品質更新プログラム(直近の累積)→ダメなら機能更新プログラム(大型)
アップデート直後の不整合が原因なら、この操作だけで復旧する例が多くあります。
ステップ3:セーフモード → クリーンブート/ドライバ整理
- WinRE →「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」→「4:セーフモード」
- 起動できたらクリーンブート(
msconfig→「Microsoftのサービスを隠す」→残りを全無効、タスクマネージャでスタートアップ無効) - 直近導入のAV/仮想化/USB・ファイルフィルタ/旧チップセット等のドライバやソフトをアンインストール
- デバイスマネージャで!付き/不明デバイスを確認・削除
セーフモードで安定するなら、常駐/ドライバ干渉の可能性が高いです。
ステップ4:システムファイルの修復(オンライン/オフライン)
通常起動できる場合(オンライン)は管理者コマンドで次を実行:
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
通常起動できない場合(オフライン/WinRE)はドライブ文字を確認後、次を実行:
list vol
exit
Windowsが C: 以外なら、以下の C: を読み替えてください。
DISM /Image:C:\ /Cleanup-Image /RestoreHealth
保留中の更新を取り消す(更新途中で壊れた疑い)
C:\Windows\WinSxS\pending.xml が存在する場合、内容を確認のうえ削除→再起動で改善することがあります(取り扱い注意)。
ステップ5:スタートアップ修復/システムの復元
- スタートアップ修復:WinRE →「詳細オプション」→「スタートアップ修復」
- システムの復元:復元ポイントがあれば、トラブル発生前に戻す
ステップ6:ブート構成の再構築(UEFI/レガシー)
UEFI(近年のPCの多く)は次を優先:
レガシーBIOS/MBRが疑われる古いPCでは:
bootrec /fixboot
bootrec /scanos
bootrec /rebuildbcd
bootrec /fixboot で「Access is denied」が出るPCがあります。その場合は bcdboot を試す、あるいはEFIパーティションの状態確認が必要です。
ステップ7:UEFI/BIOSの確認
- Secure Boot:一時的に無効化して変化を見る
- CSM:MBR/UEFIの整合に注意(安易な切替は不可)
- FW更新後に症状が出たなら、設定初期化や再設定を検討
設定変更はリスクがあるため、慎重に行ってください。
ステップ8:ログ・ダンプで原因を絞り込む(上級)
C:\Windows\System32\LogFiles\Srt\SrtTrail.txt(スタートアップ修復の結果)C:\Windows\inf\setupapi.dev.log(ドライバ導入履歴)C:\Windows\System32\winevt\Logs\System.evtx(イベントビューアで開く)C:\Windows\Minidump\*.dmp(BlueScreenView等で解析)
どうしても直らないとき
- このPCを初期状態に戻す(個人ファイルを保持):「設定」→「回復」→案内に従う(WinREからも可/アプリは削除)
- クリーンインストール:Microsoft公式のメディア作成ツールでUSB作成 → クリーンセットアップ
- クラウドからの再インストール:ローカル破損が重い場合に有効
実施前にデータのバックアップ(外付けHDDやOneDrive等)を強く推奨します。
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FAQ(よくある質問)
Q. セーフモードでも入れません。
→ WinREの更新アンインストール(品質→機能の順)とオフラインSFC/DISM、RevertPendingActionsを優先。BitLockerでドライブに入れない場合は回復キーが必要です。
Q. これはディスク故障ですか?
→ 可能性はあります。WinREのコマンドプロンプトで chkdsk /f /r C: を実行して検査してください(時間がかかります)。
Q. ブート修復は何から試せば?
→ 近年のPCはUEFIが主流なので bcdboot C:\Windows /l ja-JP をまず実行。古いPCやMBR構成なら bootrec 4連を検討します。
再発を防ぐために(予防)
- 更新前に復元ポイント作成/重要端末は段階適用
- 月次でバックアップ(イメージ+ファイル)を定期化
- 旧版ドライバや不明な常駐を整理、クリーンブートで常時軽量化
- 周辺機器のFW/ドライバは信頼ソースから更新、不要時は外す
- UEFI/BIOSの設定変更はメモを取り、不要な切替は避ける
まとめ
0xc000021a は「中核プロセス停止」による深刻なエラーですが、外部機器除去 → 更新アンインストール → セーフモードでの整理 → オフラインSFC/DISM → ブート再構築の順で多くは復旧できます。焦らず、記事の順番どおりに進めてみてください。
うまくいかない場合は、データ保全を最優先に「このPCを初期状態に戻す(保持)」やクリーンインストールも検討しましょう。困ったときはこの記事に戻れば、次の一手が見つかるはずです。
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