Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(後編)

【Hyper-V仮想マシン環境の作成 – その3 -】

  1. はじめに(前回からの続き

前回までの作業で、仮想マシンへのOS導入環境が無事に整いました。

あとは、作成した仮想マシンにWindowsをインストールするだけです。

ところが、作業を始めてすぐに、またしても問題に直面することに。

パソコントラブルで困っている女の子

設定したはずのISOファイルを、仮想マシンが起動ディスクとして認識してくれない のです!

「ISOファイルが破損してる?」と疑い、チェックしてみましたが、特に異常は見当たりません。解決の糸口がつかめないまま、完全に行き詰まってしまいました。

そして、ようやく解決策を見つけたとき、その原因があまりにも単純だったことに呆然…(笑)

エラー原因がこれだった(エラーメッセージ)

実際のエラー画面

Microsoftエラー画面

「3.SCSI DVD」に「The boot loader failed.」とのメッセージが出力されています。

このメッセージをみて、私はてっきりisoファイルがおかしいものと思い込んでしまったのでした。


賢明な方は、今までの流れで著者が引き起こした単純なミスに、もうお気づきだと思います。
全ては、私の注意不足による単純なミスにより引き起こされたものでした。
しかし無事、OSの導入へと作業を進めることができたので、その作業内容を以降に記します。


仮想マシンの正常起動

① 「Hyper-V マネージャー」の検索


タスクバーの検索ボックスに「Hyper-V マネージャー」と打ち込む。
この時、「Hyper-V」と「マネージャー」の間には、下記図のように半角スペースを入れる様にする。

検索バー

② 「Hyper-V マネージャー」の起動


下記の検索パネルが表示されることを確認し、右側のペインの下側に表示されている仮想マシン(例では、VM-001)の操作画面から、「接続」をクリックします。

Hyper-Vマネージャー

② 仮想マシンへの接続

仮想マシンへの接続が行われ、下記の画面が表示されるので、画面中央の「起動」ボタンをクリックする

仮想マシン接続

③ 仮想マシンの起動


  仮想マシンが起動し、画面が下記の様に変化するのを確認する。

Hyper-v

↑画面に「Start PXE over IPv4」との記載があるように、ネットワークブートを試みているようです。

しばらく待ってみます。

仮想マシン起動

④ 仮想マシンの起動つづき


画面が、下記の様に変化するのを確認し、画面内をクリックした後、キーボードの「ENTER」キーを押下する。

ドット画面

どうやら、ネットワークブートをあきらめ、CDorDVDでの起動を試みているようです。

ここまで、前回と同様ですが、前回はここも様子をみましたが、画面をよくみると

「Press any key to boot from CD or DVD」

というメッセージが出ています。

訳すと「CDまたはDVDから起動するには任意のキーを押してください」となります。

ここで、自分の起こした単純なミスにやっと気づくことになったのです。

画面をクリックするのは、念のため、マウスやキーの操作を仮想環境に受け渡す為のようでしたーっ。

「…」が時間の経過とともに進み、タイムアウトとなるとエラー画面に遷移してしまう為、「ENTER」キーを押下しました。

⑤ 導入メディアの認識完了

するとあっさり導入メディアを認識し、下記の画面が表示されました。

Hyper~X起動画面

しばらく待ちます。ドキドキ・・。

⑥ OS導入画面の表示


「Windows 11 22H2」の導入画面が表示されました!良かったぁ!

Windows画面

これでめでたく(あっさり)「Windows 11 22H2」の導入画面が、仮想マシンのウインドウに表示されました!!

エラーというより、④の画面表示中にEnter押せばいいだけでした。。

まとめ

今回、スペックの良くないPCを使って、Windowsで仮想環境を作ってみました。

途中、エラーコードが出て焦ってしまいましたが、Hyper-Vも無事に導入できて Windowsを仮想環境で動かすことが出来そうです。

前編・中編・後編と3つに分かれてしまいましたが

『こんな感じで導入します』

というのをみていただけたらなぁと思い、公開してみました。

画像が多く、表示が重いかもしれませんが、何かの参考にしていただけたらと思います。

また、明日は 『Windows11 22H2の導入の手順』を画像付きで公開します。

良かったらみに来てください!

最後まで見てくださって、ありがとうございました。

>>関連サイト・Microsoft Windows

ドット画面
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