【Hyper-V仮想マシン環境の作成 – その3 -】
- はじめに(前回からの続き)
前回までの作業で、仮想マシンへのOS導入環境が無事に整いました。
あとは、作成した仮想マシンにWindowsをインストールするだけです。
ところが、作業を始めてすぐに、またしても問題に直面することに。
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(後編) 1 パソコントラブルで困っている女の子](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
設定したはずのISOファイルを、仮想マシンが起動ディスクとして認識してくれない のです!
「ISOファイルが破損してる?」と疑い、チェックしてみましたが、特に異常は見当たりません。解決の糸口がつかめないまま、完全に行き詰まってしまいました。
そして、ようやく解決策を見つけたとき、その原因があまりにも単純だったことに呆然…(笑)
エラー原因がこれだった(エラーメッセージ)
実際のエラー画面
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(後編) 2 Microsoftエラー画面](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
「3.SCSI DVD」に「The boot loader failed.」とのメッセージが出力されています。
このメッセージをみて、私はてっきりisoファイルがおかしいものと思い込んでしまったのでした。
賢明な方は、今までの流れで著者が引き起こした単純なミスに、もうお気づきだと思います。
全ては、私の注意不足による単純なミスにより引き起こされたものでした。
しかし無事、OSの導入へと作業を進めることができたので、その作業内容を以降に記します。
仮想マシンの正常起動
① 「Hyper-V マネージャー」の検索
タスクバーの検索ボックスに「Hyper-V マネージャー」と打ち込む。
この時、「Hyper-V」と「マネージャー」の間には、下記図のように半角スペースを入れる様にする。
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(後編) 3 検索バー](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
② 「Hyper-V マネージャー」の起動
下記の検索パネルが表示されることを確認し、右側のペインの下側に表示されている仮想マシン(例では、VM-001)の操作画面から、「接続」をクリックします。
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(後編) 4 Hyper-Vマネージャー](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
② 仮想マシンへの接続
仮想マシンへの接続が行われ、下記の画面が表示されるので、画面中央の「起動」ボタンをクリックする
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(後編) 5 仮想マシン接続](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
③ 仮想マシンの起動
仮想マシンが起動し、画面が下記の様に変化するのを確認する。
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(後編) 6 Hyper-v](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
↑画面に「Start PXE over IPv4」との記載があるように、ネットワークブートを試みているようです。
しばらく待ってみます。
仮想マシン起動
④ 仮想マシンの起動つづき
画面が、下記の様に変化するのを確認し、画面内をクリックした後、キーボードの「ENTER」キーを押下する。
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(後編) 7 ドット画面](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
どうやら、ネットワークブートをあきらめ、CDorDVDでの起動を試みているようです。
ここまで、前回と同様ですが、前回はここも様子をみましたが、画面をよくみると
「Press any key to boot from CD or DVD」
というメッセージが出ています。
訳すと「CDまたはDVDから起動するには任意のキーを押してください」となります。
ここで、自分の起こした単純なミスにやっと気づくことになったのです。
画面をクリックするのは、念のため、マウスやキーの操作を仮想環境に受け渡す為のようでしたーっ。
「…」が時間の経過とともに進み、タイムアウトとなるとエラー画面に遷移してしまう為、「ENTER」キーを押下しました。
⑤ 導入メディアの認識完了
するとあっさり導入メディアを認識し、下記の画面が表示されました。
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(後編) 8 Hyper~X起動画面](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
しばらく待ちます。ドキドキ・・。
⑥ OS導入画面の表示
「Windows 11 22H2」の導入画面が表示されました!良かったぁ!
![Windowsで仮想環境を作ろう!Hyper-V 設定[詳しい手順付き]画像付きガイド(後編) 9 Windows画面](https://kimiyoya.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
これでめでたく(あっさり)「Windows 11 22H2」の導入画面が、仮想マシンのウインドウに表示されました!!
エラーというより、④の画面表示中にEnter押せばいいだけでした。。
まとめ
今回、スペックの良くないPCを使って、Windowsで仮想環境を作ってみました。
途中、エラーコードが出て焦ってしまいましたが、Hyper-Vも無事に導入できて Windowsを仮想環境で動かすことが出来そうです。
前編・中編・後編と3つに分かれてしまいましたが
『こんな感じで導入します』
というのをみていただけたらなぁと思い、公開してみました。
画像が多く、表示が重いかもしれませんが、何かの参考にしていただけたらと思います。
また、明日は 『Windows11 22H2の導入の手順』を画像付きで公開します。
良かったらみに来てください!
最後まで見てくださって、ありがとうございました。
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