【劇的改善】Windows PC起動が遅すぎるときの対処法7選|初心者OK

朝、コーヒーを淹れて

「さあ仕事だ」

と思ったのに、パソコンの起動が遅くて数分間ただ待つだけ…。

そんな経験、ありませんか?

PCが起動しなくて困ってる人


今やパソコンは生活や仕事の必需品です。

しかし、使っているうちにだんだん起動が遅くなってしまうことがあります。


そこで今日は、Windowsパソコンの起動が遅くなる原因とその対処法について、わかりやすく丁寧にご説明します。

起動が遅くなる原因とは?

まず、起動が遅くなる原因を知ることが大切です。

原因がわかれば、解決策も見えてきます。

以下は、よくある原因です。

  • スタートアップに大量のアプリが登録されている
  • HDD(ハードディスク)を使用している
  • Windowsアップデートの不具合や未適用
  • ウイルスやマルウェアの影響
  • 不要なファイルやキャッシュの蓄積
  • メモリ不足やハードウェアの劣化

では、これらを一つずつ対処していきましょう。

スタートアップアプリを整理しましょう

パソコンの起動時に自動で立ち上がるアプリ(スタートアップアプリ)が多いと、それだけで起動時間が延びてしまいます。

例えるなら、寝起きにいきなり5人の人に話しかけられるようなものです。

(例えが変ですみません)

対処法

  1. タスクバーを右クリックし、「タスクマネージャー」を開く
  2. 「スタートアップ」タブを選択
  3. 不要なアプリを右クリックし、「無効にする」

セキュリティソフトやドライバ関連以外は無効にしても問題ないことが多いです。

<関連記事すぐできる!動きの遅いWindows PCをサクサク動かす方法7選

SSDへの換装を検討する

パソコンの中に使われているストレージが「HDD(ハードディスク)」の場合、起動が極端に遅くなることがあります。

HDDはレコードプレーヤーのような物理的な動作が必要で、読み書きに時間がかかるのです。
それに対して「SSD(ソリッドステートドライブ)」は、USBメモリのように一瞬でデータを読み取ることができるため、起動速度が格段に向上します。

対処法

  • HDDからSSDに換装(パーツ交換)する
  • OSをクローン(コピー)してそのまま使うことも可能
  • 費用は1万円〜2万円ほど(パーツ代+作業費)

「SSD換装は一番効果のある改善策」かな?と思っています。

▶︎自分でできるSSDの詳しい交換手順はこちらのページ。

Windowsアップデートの確認と適用

Windowsのアップデートが保留になっていたり、うまくインストールされていないと、起動時に処理が滞ることがあります。

例えるなら、通行止めの道を無理に進もうとして足止めを食らっているようなものです。

対処法

1.「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」へ進む

2.更新プログラムがある場合はインストール

Windows update画面

3.再起動を行い、起動速度を確認

なお、アップデート後に不具合が出る場合もありますので、事前のバックアップをおすすめします。

不要ファイルの削除とディスククリーンアップ

ゴミが散らかった部屋では、必要なものを探すのに時間がかかるように、パソコンの中にも不要なファイルが多いと処理が遅くなります。

対処法

  1. 「スタートメニュー」→「ディスククリーンアップ」と検索
  2. 削除対象を選び「OK」
  3. さらに「システムファイルのクリーンアップ」を実行

一度の掃除で数GB以上の空き容量ができることもあります。

メモリの増設も効果的

パソコンの動作が遅い原因として、メモリ不足も見逃せません。

対処法

  • 現在のメモリ容量を確認(タスクマネージャーで確認可)
  • 8GB未満であれば、最低でも8GB以上に増設を検討
  • メモリの相性があるため、型番確認が重要

増設作業が不安な方は、パソコン修理店に相談されるのが安心です。

ウイルスチェックを行いましょう

ウイルスやマルウェアが常に裏で動いていると、それだけで起動が遅くなる原因になります。

知らず知らずのうちに“見えない荷物”を背負っているようなものです。

対処法

  • セキュリティソフトでフルスキャンを実行
  • 必要に応じてウイルス駆除を行う
  • 無料ソフトでは「Microsoft Defender」でも十分なケースもあり

起動修復を試す

どうしても改善されない場合は、

「Windowsの起動修復機能」

を試すことで、不具合の原因を自動で修正できることがあります。

手順

  1. Shiftキーを押しながら「再起動」
  2. 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」を選択

これで改善することも多く、時間も10〜15分ほどで終わります。

Windows PC起動が遅すぎる件・まとめ

今日、詳しく解説した対処方法を一覧表でまとめておきます。

対処法内容効果
スタートアップの見直し起動時に自動起動するアプリを減らす起動時間の短縮(特にソフトが多い人向け)
SSDへの換装HDDからSSDに交換する劇的な高速化(最も効果的)
Windowsアップデートの確認最新の更新プログラムを適用不具合改善・安定動作に繋がる
不要ファイルの削除ディスククリーンアップやキャッシュの削除ストレージの空き容量確保・軽快な動作
メモリ増設物理メモリ(RAM)を追加するマルチタスクやアプリの同時起動が快適に
ウイルス・マルウェアチェックセキュリティソフトでスキャン不審なプロセスを除去し、安定性向上
起動修復Windowsの回復機能を利用して自動修復システムの起動不良を改善する可能性あり

パソコンの起動が遅いときは、何かしらの原因があります。

そしてそれらは、ひとつひとつ丁寧に確認していくことで、確実に改善できます。
今回ご紹介した方法は、どれもPC修理の現場で実際に行っている定番の対処法です。

少し手間はかかるかもしれませんが、毎日のストレスから解放されると思えば、やってみる価値は十分あります。
もしご自身での対応が難しい場合は、信頼できる修理店に相談されるのも一つの手です。

あなたのパソコンが、再び快適に動き出すことを願っています。

0

PCが起動しなくて困ってる人
最新情報をチェックしよう!