朝からイライラ解消!Windows PCの起動が遅い原因とすぐできる改善法7選!

PCトラブルで困っている男性

朝、コーヒーを淹れて、「さあ仕事だ」と思ったのに、パソコンの起動が遅すぎて、数分間ただ待つだけ…。そんな経験、ありませんか?

今やパソコンは生活や仕事に欠かせないツールです。しかし使っているうちに、起動がだんだん遅くなることもあります。

この記事では、Windowsパソコンの起動が遅くなる原因とその対策を、2025年の最新情報に基づいて、初心者の方にもわかりやすく解説します。

起動が遅くなる主な原因

起動が遅くなる原因は複数あり、以下のような要素が重なっていることも多いです。

  • スタートアップにアプリが大量に登録されている
  • ストレージがHDDのまま
  • Windowsアップデートが保留・未適用
  • ウイルスやマルウェアの影響
  • 不要ファイルやキャッシュが蓄積
  • メモリ不足・パーツの劣化

それぞれに合わせた対策を行えば、パソコンは驚くほど快適に生まれ変わります。

1. スタートアップアプリを整理する

起動直後に自動起動するアプリが多いと、パソコンは「同時にたくさんの作業を強いられる」状態になります。

対処法

  1. タスクバーを右クリック →「タスクマネージャー」
  2. 「スタートアップ」タブを選択
  3. 不要なアプリを右クリック →「無効にする」

セキュリティソフトなど必要なもの以外は無効化しても問題ありません。

さらに詳しいPC高速化の方法はこちら

2. SSDに換装する

まだHDDを使っている方は、SSDに交換するだけで起動が数倍速くなります。

HDDは回転部品が多く遅いのに対し、SSDはメモリ式で読み込みが非常に高速です。

対処法

  • HDDをSSDに換装(データのクローンも可能)
  • 費用は1〜2万円前後(パーツ代+作業費)

▶ 自分でSSDに交換する、詳しい手順はこちら

3. Windowsアップデートを確認・適用

更新プログラムが保留状態になっていると、起動時に処理が滞ることがあります。

対処法

  1. 「設定」→「Windows Update」
  2. 更新があればインストール
  3. 再起動して効果を確認

なお、アップデートによって不具合が出る場合もあるため、事前のバックアップをおすすめします。

4. 不要ファイルを削除する

キャッシュや一時ファイルがたまると、パフォーマンスが低下します。

対処法

  1. 「スタート」→「ディスククリーンアップ」と検索
  2. 削除対象を選んで「OK」
  3. 「システムファイルのクリーンアップ」も実行

▶ 詳細手順はこちら→ディスククリーンアップが動作しないときの対処法

5. メモリ増設でサクサクに

最近のWindows 11では、8GB未満のメモリだと重くなる傾向があります。

対処法

  • タスクマネージャーでメモリ使用状況を確認
  • 必要に応じてメモリを増設(推奨8GB以上)
  • 相性確認や型番チェックを忘れずに

初心者の方は、パソコン修理店に依頼するのも安心です。

6. ウイルスチェックを行う

マルウェアがバックグラウンドで動いていると、起動に影響します。

対処法

  • セキュリティソフトでフルスキャンを実施
  • Windows標準の「Microsoft Defender」でもOK

▶︎ウイルスソフトは「何がいいかわからない」という方には、初心者にも使いやすく、私も使っている『世界的に信頼されているノートン 360』が安心です。 詳細は↓の公式ページをご覧ください。

7. Windowsの起動修復機能を使う

設定変更やアップデート後にどうしても改善しない場合、Windowsの「起動修復機能」を試すことで復旧できる可能性があります。

手順

  1. Shiftキーを押しながら再起動
  2. 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」

10〜15分ほどで完了する場合が多く、難しい操作は不要です。

セーフモードで起動してみる(緊急時の応急策)

PCがどうしても立ち上がらない、画面が真っ暗なまま…という場合は、まずセーフモードでの起動を試してみましょう。

手順

  1. 電源ボタンを長押しで強制終了 → これを2回以上繰り返す
  2. 3回目の起動で「自動修復」画面が表示される
  3. 「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」
  4. 一覧から「4(セーフモード)」を選択

この状態で起動できれば、スタートアップやドライバ系が原因の可能性が高いです。

電源オプションを見直して起動を高速化も!

意外と見落とされがちですが、「電源とスリープ」設定が「省電力モード」になっていると、起動時の読み込み速度が制限されることがあります。

対処法

  1. 「設定」→「システム」→「電源とスリープ」
  2. 「追加の電源設定」をクリック
  3. 「高パフォーマンス」または「最適なパフォーマンス」を選ぶ

※ノートPCではバッテリーの消耗がやや早くなる場合がありますが、体感速度はかなり改善することもあるので、パーフォーマンスを優先するなら、やってみる価値はあるかも?です。

起動が遅くならないようにする予防習慣

一度改善できても、使い方次第でまた遅くなってしまうこともあります。以下のポイントを日頃から意識すると、再発を防げます。

  • 月に1回はディスククリーンアップを実施
  • 使っていないアプリはアンインストール
  • 外付け機器(古いプリンタ等)を不要時は外す
  • 半年に一度はセキュリティスキャンとアップデート確認
  • SSD換装後はTrimコマンドが有効になっているか確認

こうした“日々のちょっとした工夫”が、パソコンを長持ちさせる秘訣です。

まとめ:起動が遅い原因と対策一覧

対処法内容効果
スタートアップ整理起動時のアプリを減らす起動時間の短縮
SSD換装HDDからSSDへ交換劇的な高速化
アップデート確認保留中の更新を適用安定性向上
不要ファイル削除クリーンアップで整理軽快な動作
メモリ増設RAMを追加快適なマルチタスク
ウイルスチェック不審なプログラム除去安全性・安定性UP
起動修復回復機能を実行起動エラー修正

パソコンの起動が遅いときには、必ず原因があります。今回ご紹介した方法を試していただければ、快適さが取り戻せるはずです。

「まだ買い替えは早いけど、遅くてイライラ…」そんな方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

作業が難しい場合は、全国対応のPC訪問サポートも活用できます。

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