Windows Updateのダウンロードが「0%」のまま進まない原因と解決策7選

Windowsを最新の状態に保つために欠かせない「Windows Update」

しかし、「ダウンロードが0%のまま進まない」というトラブルに悩まされること、ありませんか?

今日は、よくあるアップデート問題の中でも厄介な、ダウンロードが進まない原因と解決策を詳しく解説します。

Windows update画面

誰でも簡単に試せる方法を順番に紹介するので、ぜひ参考にしてください。

原因は何? Windows Updateが「0%」で止まる主な理由

Windows Updateが0%のまま進まない主な原因は以下の通りです。

1. ネットワークの不具合(Wi-Fiが不安定、通信制限、VPN使用など)

2. Windows Updateの一時ファイルが破損している

3. Microsoftのサーバー側の問題

4. PCの空き容量不足

5. ウイルス対策ソフトやファイアウォールの干渉

6. Windows Update関連のサービスが正常に動作していない

7. システムファイルの破損やエラー

という風に、多くの原因があることがわかります。

では、これらを解決していく方法を順にご説明します。

解決策1:PCの再起動 & ネットワークの確認

最も簡単な解決策ですが、意外と効果的です。

 手順

1. PCを再起動 し、もう一度Windows Updateを実行

(スタート→再起動の操作ができない場合は、電源ボタンを長押しで強制終了の後、起動させて下さい)

*これでもダメなら次の工程へ。

  ↓

2. インターネット接続を確認

• Wi-Fiを切って再接続する

• 有線LANで試してみる

• スマホのテザリングで試してみる

(アップデートが進まない原因が電波状況なら、これで解決します)

*これでもダメなら次の工程へ。

  ↓

3. VPNやプロキシを無効化

• VPNやプロキシがONになっている場合は、一時的にオフにして試す

Windows PCでVPNを確認する手順

Windows PCでVPNを確認する手順は以下の通りです。

方法1:設定アプリから確認

1. 「スタートメニュー」 → 「設定()」 を開く

2. 「ネットワークとインターネット」 をクリック

3. 左メニューの 「VPN」 を選択

Windowsネットワーク画面

4. 現在接続されているVPNがあるか確認

• ここにVPNの接続先が表示されていれば、VPNが設定されています。

「接続」または「切断」 を選択して操作可能。

方法2:タスクバー(通知領域)から確認

1. 画面右下のWi-Fiまたはネットワークアイコン(🌐)をクリック

2. 「VPN」または「ネットワーク設定」 を開く

3. 接続中のVPNがあるか確認

方法3:コマンドプロンプトで確認

1. 「スタートメニュー」 → 「cmd」と入力 → 「管理者として実行」

2. 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す

ipconfig /all

3. 「PPPアダプター」や「VPNアダプター」が表示されていれば、VPNが設定されています。

方法4:タスクマネージャーでVPNプロセスを確認

1. 「Ctrl + Shift + Esc」 でタスクマネージャーを開く

2. 「プロセス」タブでVPN関連のアプリ(NordVPN, ExpressVPN, Cisco VPN など)が動作しているか確認

これで、VPNの接続状況を簡単にチェックできます!

解決策2:Windows Updateの一時ファイルを削除

Windows Updateの一時ファイルが破損している場合、更新が進まないことがあります。

 手順

1. 「設定」 → 「Windows Update」 を開く

2. 「更新の履歴を表示」 → 「更新プログラムをアンインストールする」 で最近の更新を削除

更新履歴画面

3. 以下のフォルダのファイルを削除

• C:\Windows\SoftwareDistribution\Download

• C:\Windows\SoftwareDistribution\DataStore

4. PCを再起動して、再度Windows Updateを実行

解決策3:Windows Updateのサービスを再起動

Windows Updateのサービスが正しく動作していないと、ダウンロードが進まないことがあります。

 手順

1. 「Windowsキー + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開く

2. 「services.msc」と入力し「OK」

3. 以下のサービスを 「停止 → 再開」

• Windows Update (wuauserv)

• Background Intelligent Transfer Service (BITS)

• Cryptographic Services (CryptSvc)

4. PCを再起動し、もう一度Windows Updateを試す

解決策4:Windows Updateのトラブルシューティングツールを使う

Windowsには、Windows Update関連の問題を自動的に修正する「トラブルシューティングツール」が用意されています。

 手順

1. 「設定」 → 「更新とセキュリティ」 → 「トラブルシューティング」

2. 「Windows Update」 → 「トラブルシューティングツールの実行」

3. 指示に従って進め、問題が解決するか確認

解決策5:空き容量を確保する

ストレージの空き容量が不足していると、Windows Updateが正常にダウンロードされません。

 手順

1. Cドライブの空き容量を確認(最低20GB以上必要)

2. 不要なファイルを削除

• 「設定」 → 「ストレージ」 → 「一時ファイルを削除」

3. ディスククリーンアップを実行

• 「エクスプローラー」 → 「Cドライブを右クリック」 → 「プロパティ」 → 「ディスククリーンアップ」

この手順で、空き容量を確保して下さい。

解決策6:ウイルス対策ソフト・ファイアウォールを一時的に無効化

ウイルス対策ソフトやWindows DefenderのファイアウォールがWindows Updateを妨げることがあります。

 手順

1. ウイルス対策ソフトを一時的に無効化

2. Windows Defenderファイアウォールを一時的にオフ

• 「コントロールパネル」 → 「システムとセキュリティ」 → 「Windows Defender ファイアウォール」 → 「無効にする」

※ 作業が終わったら、必ず有効に戻してください。

解決策7:コマンドプロンプトで手動修復

システムファイルが破損している場合は、以下のコマンドで修復できます。

 手順

1. 「スタートメニュー」 → 「cmd」を検索し、「管理者として実行」

2. 以下のコマンドを順番に入力(Enterで実行)

sfc /scannow

システムファイルをチェックし、破損があれば修復

3. 続けて、以下を実行

DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

Windowsのイメージを修復

4. PCを再起動して、もう一度Windows Updateを試す

それでもダメなら…

上記の方法を試しても解決しない場合は、以下の方法を検討してください。

手動で最新のWindows Updateを適用

Microsoftの公式サイト から最新のWindows Updateをダウンロードして適用してみて下さい。

>>Microsoftの公式サイトはこちら

システムの復元

• Windows Update適用前の状態に戻すことで、問題が解決する可能性あり


Windows PCで「システムの復元」を行う方法(簡単手順)

システムの復元を使うと、Windowsを過去の正常な状態に戻すことができます。

以下の手順で実行できます。

 方法1:Windowsが正常に起動する場合

1. 「スタートメニュー」 → 「設定()」 を開く

2. 「システム」 → 「バージョン情報」 をクリック

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3. 「関連リンク」内の「システムの詳細設定」 を選択

4. 「システムの保護」タブ → 「システムの復元」 をクリック

5. 「次へ」をクリックし、復元ポイントを選択

6. 「完了」をクリック → システムが自動で復元を開始

>>PCが再起動し、復元作業が完了!


Windowsが起動しない場合(セーフモードから)

1. 電源ボタンを長押ししてPCを強制終了 → これを3回繰り返す

2. 「回復オプション」 が表示されたら、「詳細オプション」 → 「システムの復元」 を選択

3. 復元ポイントを選び、「完了」をクリック

✅ PCが自動で復元され、正常な状態に戻ります!

⚠ 注意点

個人ファイルは消えない(ただし、復元後にインストールしたアプリは消える可能性があります)

復元ポイントがない場合は実行できない(手動で復元ポイントを作成しておくと安心です。)

これで、簡単にシステムの復元ができます!


クリーンインストール

• どうしても解決しない場合は、Windows 11をクリーンインストールすることで改善することが有ります。

Windows 11をクリーンインストールする方法(簡単手順)

クリーンインストールをすると、PCを完全に初期化し、Windows 11を新しくインストール できます。以下の手順で実行できます。

 方法1:Windowsの設定からクリーンインストール

🔹 Windowsが起動する場合に使える方法

1. 「スタートメニュー」 → 「設定()」 を開く

2. 「システム」 → 「回復」 をクリック

3. 「このPCをリセット」 の「PCを初期状態に戻す」を選択

4. 「すべて削除する」を選択(個人ファイルも削除される)

5. 「ローカル再インストール」 または 「クラウドダウンロード」 を選択

6. 「次へ」 → 「リセット」 をクリック

>>PCが再起動し、Windows 11の初期セットアップが始まります!

 方法2:USBメディアを使ってクリーンインストール

🔹 Windowsが起動しない場合や、完全にクリーンインストールしたい場合に使う方法

1. Windows 11のインストールUSBを作成

1. Microsoftの公式サイト にアクセス

2. 「Windows 11 インストールメディア作成ツール」をダウンロード

3. USBメモリ(8GB以上)をPCに挿し、ツールを実行

4. 「USBフラッシュドライブ」を選択し、インストールメディアを作成

2. インストールUSBから起動

1. USBメモリをPCに挿したまま、PCを再起動

2. メーカーごとの**BIOS/UEFIキー(F2, F12, DEL など)**を押して起動メニューを開く

3. 「USBメモリ」を選択し、Windows 11セットアップを開始

3. Windows 11をインストール

1. 言語とキーボード設定を選択 → 「次へ」

2. 「今すぐインストール」 をクリック

3. 「カスタムインストール(高度な設定)」 を選択

4. すべてのパーティションを削除 → 「新規」 → 「適用」 をクリック

5. Windows 11のインストールが始まる → 自動で再起動

>>Windows 11の初期セットアップを完了すれば、クリーンインストール完了!

⚠ 注意点

データは完全に削除されるため、事前にバックアップを取る

ドライバや必要なアプリはインストールし直す必要あり

BIOS設定(セキュアブートやTPM)が有効になっているか確認

これで、Windows 11をクリーンインストールできます!


Windows updateのダウンロードが進まない・まとめ

Windows Updateが0%のまま進まない原因は多岐にわたりますが、順番に試すことで解決できる可能性が高いです。

(PCのメーカーやバージョンによって、作業工程が若干違う可能性があります。ご了承ください。)

✅ まずはPCの再起動とネットワーク確認

✅ 次にWindows Updateの一時ファイル削除やサービス再起動

✅ さらにトラブルシューティングツールやウイルス対策ソフトの確認

✅ 最終手段としてコマンドプロンプトでの修復

これらの方法で問題が解決することを願っています!

Windows update画面
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