
2025年7月のWindowsアップデート(Patch Tuesday)は、これまでに比べると大きな不具合報告が少なく、比較的安定している月といえます。
このような「静かな月」には、「とくに問題もないなら後回しでいいか…」と更新を後回しにしがちですが、実はこのタイミングこそ、しっかりと確認・対応しておくことが大切です。
なぜ「問題が少ない月」こそ重要なのか?
今回2025年7月のアップデートでは、130件以上の脆弱性が修正されており、うち41件がリモートコード実行(RCE)、53件が特権昇格(EoP)といった高リスクの問題です。
たとえ目立つエラーがなくても、「裏側のセキュリティホール」は確実にふさがれています。攻撃者にとっても、狙い目になるのは“更新していないPC”です。
沈黙している月は、むしろ安全対策に最適な月
不具合が少ない=更新のリスクも低いということ。だからこそ、今のうちにWindowsを最新状態に保つのがおすすめです。
見えないリスクは“静かに進行する”
目立つ不具合がない月は「今回は平和だった」と安心してしまいがちですが、実はサイバー攻撃の被害に遭うきっかけの多くは、数カ月前の脆弱性を放置していたことが原因です。
攻撃者は、更新されていないPCを狙って、既知の脆弱性を利用します。つまり、「何もしていない人」ほど標的になりやすいのです。
安定している今こそ、環境整備のチャンス
たとえば、今のタイミングでやっておきたいのは
- セキュリティソフトの有効性チェック(Microsoft Defenderなど)
- デバイスドライバの確認と更新
- 使用していないソフトウェアのアンインストール
- Windowsのストレージセンサーやディスククリーンアップの実行
このような「環境整備」を、トラブルの少ない月にこそ進めておくと、大きな不具合に直面したときの対応が格段に楽になります。
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「定期的に振り返る」習慣が安全を守る
「今月は何が変わった?」「うちのPCは影響ある?」と、毎月ほんの数分でもチェックすることで、セキュリティと安定性は保たれます。
当サイトでも、毎月の更新内容や注目点を丁寧に紹介していますので、ぜひブックマークしてご活用ください。
更新していない方へ:今すぐ確認を
Windows Updateを開いて「更新プログラムのチェック」を実行し、最新の状態であるか確認してみてください。
とくに以下のバージョンを使用中の方は、今回の更新が今後の安定性にも影響する可能性があります。
設定 → Windows Update → 更新の確認
トラブルが少ない今こそ、安心して更新できる絶好のタイミングです。
- Windows 10 バージョン22H2(ESU対象)
- Windows 11 バージョン23H2(広く普及中)
- Windows 11 バージョン24H2(一部で配信開始)
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