
はじめに(なぜ注目なの?)
KB5066791 は、Windows 10(21H2/22H2)向けに提供された“サポート終了(EOS)当日の最終月例セキュリティ更新”として位置づけられる更新プログラムです。適用すると、22H2 は OS ビルド 19045.6456、21H2 は 19044.6456 になります。
この更新以降、Windows 10 は通常の無償セキュリティ更新の対象外になります。引き続きセキュリティ更新を受けるには、ESU(Extended Security Updates) を利用するか、Windows 11 へ移行するのが基本方針です。
KB5066791 の概要(何が変わる?)
- 対象:Windows 10 バージョン 21H2/22H2
- 更新後の OS ビルド:19044.6456/19045.6456
- 位置づけ:Windows 10 のサポート終了日に提供された最終の月例セキュリティ更新
- 内容:セキュリティ修正+品質改善(直前の更新で公開された修正点を取り込み)
「新機能を追加する更新」ではなく、基本は安全性と安定性の底上げが目的です。サポート終了前の“最後の安全柵”なので、基本的には適用推奨です。
よくある症状(既知の“つまずき”)
- インストール失敗・巻き戻り:再起動を繰り返す/途中で止まる/履歴に「失敗」と残る(0x8007xxxx、0x80073xxx、0x8007000d など)
- 再起動の促しが強め:必須扱いのため、再起動の予約や期限の通知が出やすい
ポイント:この手の失敗は「更新キャッシュの詰まり」「システムファイルの不整合」「空き容量不足」「常駐ソフトの干渉」が原因になりやすく、順番に潰すと通ることが多いです。
今後どうなる?(Windows 10 のサポート終了と ESU)
Windows 10 はサポート終了後、通常の無償セキュリティ更新が受け取れません。以後は次のどちらかが現実的です。
- Windows 11 へ移行:長期的に見て最も安全・確実
- ESU(Extended Security Updates)を利用:サポート終了後も一定期間、重要/緊急のセキュリティ更新を受けられる(個人向け案内もあり)
ESU は“延命策”として有効ですが、万能ではありません。機能追加はなく、基本はセキュリティ更新が中心です。長く使う前提なら、どこかで移行計画を立てるのが安全です。
まず確認しておくチェックリスト
- バージョン/ビルド番号
「設定 → システム → バージョン情報」で 21H2/22H2 とビルドを確認。正常適用後は 19044.6456/19045.6456 です。 - バックアップ/空き容量
重要データは外付け・クラウドへ。Cドライブの空きは目安 10GB 以上。 - 周辺機器/常駐の整理
不要なUSB機器は外す。常駐のセキュリティソフト等は、可能なら一時停止(自己責任)で成功率が上がることがあります。
うまく入らない時の解決策(やる順番)
下ほど“強め”の手段です。上から順に試してください。
1) Windows Update トラブルシューティング
「設定 → システム → トラブルシューティング → その他のトラブルシューティング → Windows Update」で実行。更新コンポーネント周りの軽い不整合が直ることがあります。
2) DISM → SFC(システム整合性の回復)
管理者としてターミナル(PowerShell/コマンドプロンプト)を開き、順に実行 → 再起動 → 更新を再試行します。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
sfc /scannow
3) SoftwareDistribution/Catroot2 の初期化(更新キャッシュを作り直す)
更新の“詰まり”に強い定番手順です(履歴が一部リセットされたように見えることがありますが、更新自体が消えるわけではありません)。
net stop wuauserv
net stop bits
ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren %systemroot%\System32\catroot2 catroot2.old
net start wuauserv
net start bits
4) .msu(スタンドアロン)で手動適用
Microsoft Update Catalog から KB5066791 を入手して直接インストールします。Windows Update が詰まっている時ほど有効です。
5) それでもダメなら(最終手段寄り)
- 高速スタートアップを一時オフ → 再起動 → 再試行
- クリーンブート(最小構成)で適用
- 起動ループ時は 回復環境(WinRE) から「前の更新をアンインストール」や「システムの復元」を検討
- 企業PCは 段階展開+一時停止で情報待ち(影響範囲を限定)
企業・情シス向けの観点
- 優先度:サポート終了日に提供された更新であり、未適用のまま残すとリスクが上がります。まずは適用状況の棚卸を。
- 移行計画:アプリ互換/周辺機器/運用(BitLocker、EDR、VPN 等)を含めて、PoC → 段階移行を前倒しで。
- ESU を使う場合:ESU は継続利用の選択肢ですが、前提条件や提供範囲を確認し、“いつまでに移行するか”の期限も同時に決めるのが安全です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 今すぐ入れるべき?
A. 基本は推奨です。サポート終了日の更新で、セキュリティ面の意味が大きいからです。業務PCは「テスト端末 → 部署ごと段階」で進めると安全です。
Q2. これで Windows 10 の更新は本当に最後?
A. 通常の無償セキュリティ更新としては最後です。以後は ESU などの枠組みを使う必要があります。
Q3. 22H2 以外でも入る?
A. 21H2/22H2 が対象です(更新後のビルドは 19044.6456/19045.6456)。
まとめ(“最後の更新”の次にやるべきこと)
KB5066791 は、Windows 10 のサポート終了日に提供された最終の月例セキュリティ更新です。適用後のビルドは 19044.6456/19045.6456。
更新が入らない時は、トラブルシューティング → DISM/SFC → キャッシュ初期化 → .msu の順で試すのが最短ルートです。
そして一番大事なのはここから。Windows 10 を使い続けるなら ESU を検討し、長く使うなら Windows 11 への移行計画を立てる――この2本立てが“次の安全策”になります。
ひとこと:最終更新は“ゴール”ではなく“分岐点”です。バックアップ習慣と移行計画で、来月以降も安心して使えるPC環境を整えましょう。
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