【2025年11月】KB5066835で更新失敗?Windows 11 25H2/24H2の不具合と対処法

Windows 11 の更新プログラム KB5066835 でエラーが出て困っている様子のイラスト。警告アイコンと“更新失敗”のメッセージ、Windows 11のロゴが画面に表示されている。

はじめに

2025年10月の月例更新で配信された KB5066835 は、Windows 11 24H2/25H2 をそれぞれ OSビルド 26100.6899/26200.6899 に引き上げる累積更新です。配信直後は通常どおりのセキュリティ修正と品質改善が中心でしたが、公開後にいくつかの注意点が判明し、10月20日(日本時間21日)に緊急の修正(KB5070773) が追加提供されました。まずはこの修正を取り込んでからKB5066835の適用やトラブルシューティングに進むと、安全に作業できます。

開発用途では、一部の環境で localhost/IIS(IIS Express を含む)ERR_HTTP2_PROTOCOL_ERROR や接続リセットを返す報告がありました。現在は、Microsoft Defender のセキュリティインテリジェンスを最新化→再起動 で解消した事例が複数上がっており、先の緊急更新や後続の累積(プレビューを含む)で改善が進んでいます。再現する場合は、本文の手順どおり順に切り分けてください。

また、保護コンテンツ(Blu-ray/一部のDTVアプリ等)の再生不具合 は 8月以降の更新がきっかけで発生し、10月28日のプレビュー累積(KB5067036)以降で段階的に緩和 が進みました。引き続き該当する方は、最新の月例/プレビュー累積とアプリ側アップデートの両方を確認してください。


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KB5066835の概要(何が更新される?)

  • 配信日:2025年10月14日(日本時間15日)
  • 対象:Windows 11 24H2 / 25H2
  • OSビルド:26100.6899 / 26200.6899
  • 内容:セキュリティ修正、品質改善、前月プレビューの取り込み ほか
  • SSU同梱:KB5067360(更新の土台を強化する仕組みの更新)
  • 注記:Secure Boot 証明書の有効期限(2026年6月以降の段階的失効)に関する注意が掲示(早めの対応を推奨)
    これらは Microsoft の公式サポートページに明記されています。

※Windows 11の更新サイクル(年1回の機能更新 ほか)の基礎情報は「Windows Release Health」にまとまっています。


いま出ている代表的なエラー/不具合の声

1) Windows Update のインストール失敗

  • 「Install error – 0x800F0991」「0x800f0983」「“UNDOING CHANGES” で巻き戻る」など、途中で失敗して再起動を繰り返す 事例。フォーラムやコミュニティで複数報告が見られます。

2) IIS / ローカル開発(localhost)が動作しない

  • IIS / IIS Express でローカルサイトが ERR_CONNECTION_RESET / ERR_HTTP2_PROTOCOL_ERROR を返すとの相談が寄せられています。特に Visual Studio でのデバッグや Web アプリ検証 に影響する可能性があります。

3) 既知の問題(公式掲示)

  • 保護コンテンツの再生(Blu-ray/DVD/一部のDTVアプリ) が影響を受けるケース。2025年8月末以降の更新で発生し、9月以降の更新で一部解消・なお継続調査中、という扱いです(ストリーミングは非該当)。

※企業・管理者向けでは、Windows Server 2025 周辺で Active Directory のレプリケーション/DirSync に関する注意喚起が別途あります。クライアントの KB5066835 とは直接の混同に注意しつつ、サーバー側の既知の問題も並行チェックを。


まず確認したいポイント

  1. エラーコードのメモ
    0x800F0991 や 0x800f0983 など、具体的な番号 を控えましょう(後述の対処で分岐に使います)。
  2. OSバージョン/ビルド
    「設定 → システム → バージョン情報」から 24H2/25H2 とビルド番号 を確認。今回の正常適用は 26100.6899 / 26200.6899 が目安です。
  3. 周辺機器の切り離し・空き容量
    外付けデバイスを外し、Cドライブに最低でも10GB以上 の空きを用意。
  4. セキュリティソフトの一時無効化(自己責任で)
    リアルタイム保護が更新の展開をブロックすることがあります。IIS関連の不整合も、保護機能が一因になるケースが知られています。

それでも入らない? 基本の修復ステップ(順番どおりでOK)

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Step 1:Windows Update トラブルシューティング

  • 「設定 → システム → トラブルシューティング → その他のトラブルシューティング」から Windows Update を実行。
  • これで 失敗履歴のリセット該当サービスの再初期化 が行われることがあります。

Step 2:DISM + SFC(システムの整合性確認)

管理者の Windows Terminal(またはコマンドプロンプト) で順に実行します。

DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
sfc /scannow
  • DISM は破損したコンポーネントストアを修復、SFC はシステムファイルの検査・置換を行います。
  • 完了後に再起動 → 更新を再試行。

Step 3:SoftwareDistribution の初期化(履歴の詰まり解消)

  1. サービス停止
net stop wuauserv
net stop bits
  1. フォルダ名変更(バックアップ保全)
ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren %systemroot%\System32\catroot2 catroot2.old
  1. サービス再開
net start wuauserv
net start bits
  • その後、Windows Update を再実行。

Step 4:スタンドアロン(.msu)で手動インストール

  • Microsoft Update Catalog から KB5066835 の .msu を取得し、直接適用します。
    • 24H2(x64 / ARM64)・25H2 それぞれのパッケージが公開されています。
  • 公式手順では、同梱MSUの順序 に言及があり、DISM での一括指定や、Windows Update Standalone Installer(wusa) での個別順次適用が案内されています。

Step 5:それでも失敗する場合

  • 高速スタートアップの一時オフ → 再起動 → 更新再試行。
  • クリーンブート(常駐を最小に)での適用。
  • 回復環境(WinRE)からの修復:更新後に起動ループする場合は 「前のビルドに戻す」システムの復元 を検討。
  • 業務PCなら、更新の一時停止(最大7日) で様子見も選択肢。次回累積で解消されるケースは少なくありません。

IIS/localhost系の不具合が出たとき(開発者・上級者向け)

  • KB5066835 適用後、localhost が ERR_HTTP2_PROTOCOL_ERROR / ERR_CONNECTION_RESET で失敗する事例が報告されています。IIS Express / Visual Studio デバッグ でも顕在化することがあります。
  • 対策のヒント
    • HTTP/2 の一時無効化HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HTTP\Parameters 配下や、IISのバインド設定でテスト)
    • IISの再構成/機能の再追加(管理ツールからいったん無効→再有効)
    • administration.configapplicationHost.config の不整合 を疑って再生成(バージョン不一致がUI不具合を引き起こす既知のパターン)
    • セキュリティソフトの干渉 を一時的に無効化して再検証
      これらは Microsoft Q&A のガイダンスにも類似事例として言及があります。

企業・管理者向けの注意点(要ウォッチ)

  • Windows Server 2025 環境では、AD DS のDirSync/大規模グループ同期 に関する既知の問題が告知されました(2025年9月以降のサーバー側更新が契機)。クライアント更新とは別軸ですが、ハイブリッド/連携運用 の場合は注意してください。
  • また、Microsoft Tech Community では スキーママスターが Windows Server 2025 の場合 に、レプリケーション不整合 が起き得る状況が共有されています(Exchange CU と絡むシナリオ)。サーバー側の計画適用時は事前検証を。

2025年11月の追加情報

10月の累積 KB5066835 適用後に WinRE(回復環境)でUSBキーボード/マウスが効かない 事象があり、10月20日配信の緊急更新 KB5070773 で修正されました。

まず Windows Update で KB5070773 を先に取り込む → その後に更新の再試行、という順序がおすすめです。万一回復画面で操作不能になるリスクを減らせます。

開発者向けメモ(localhost/IIS)

KB5066835 以降に ERR_HTTP2_PROTOCOL_ERROR 等が続く場合は、Defender の定義ファイルを最新化→再起動、あるいは 最新の累積(プレビュー含む)への更新 で改善する報告があります。改善しないときは本文の「IIS/localhost系の不具合」セクションにある HTTP/2 一時無効化→IIS再構成→構成ファイル再生成 の順で切り分けてください。

メディア再生の既知問題

保護コンテンツの再生不具合は、10月28日のプレビュー累積以降で緩和が進みました。最新状態でも直らない場合は、対象アプリのアップデートや再ライセンス認証も合わせて実施してください。


よくある質問(FAQ)

Q1. 今すぐ入れるべき? それとも数日待つべき?
A. 業務で不具合の影響が大きい場合は 数日様子見 も堅実です。新規の既知問題が判明すると、数日内にガイダンスや修正がアナウンスされやすいためです。新機能や改善は翌月以降も取り込まれます。

Q2. .msuの「順番」って必要?
A. 公式ページでは 複数のMSUを含む場合の適用順 に触れており、DISMで同一フォルダ指定 して一括適用、または 個別順序での適用 を案内しています。

Q3. 更新後にBlu-ray等の保護コンテンツが再生できなくなった
A. 2025年8月末以降の更新で生じた問題に関連し、一部は9月以降の更新で緩和、なお一部アプリは継続調査中です。最新の月例まで更新して改善しないか確認し、アプリ側のアップデートも合わせて実施してください。

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まとめ

KB5066835 は、24H2/25H2の安定性とセキュリティを底上げする重要な累積更新です。最初に KB5070773(緊急修正)を適用 し、そのうえで更新に臨むと、回復環境(WinRE)まわりの不具合リスクを避けられます。

更新が失敗する場合は、本文の順序で

「トラブルシューティング → DISM/SFC → 更新履歴の初期化 → .msu の手動適用」

を丁寧に進めてください。多くのケースは、この基本セットで解決するようです。

localhost/IIS の不具合 は、

Defender 定義の更新+再起動最新累積への更新

で改善報告が増えています。長引く場合は、HTTP/2の一時無効化やIISの再構成、構成ファイルの再生成まで範囲を広げて切り分けると、原因が特定しやすくなります。

メディア再生(Blu-ray/DTVアプリ等) の既知問題は、10月末以降の更新で緩和が進んでいます。いま不調でも、最新の累積(プレビューを含む)+アプリ側の更新 を揃えると改善する可能性が高いです。

そして中長期の視点では、Secure Boot 証明書の 2026年6月以降の失効 に関する準備も忘れずにしておくことをおススメします。とくに企業・管理者は、年内の計画と合わせて検証と展開方針を固めておきましょう。

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