ZoomやTeamsでカメラが使えない!突然フリーズする原因とは?詳しい対処法まとめ

カメラ利用時にアプリが応答しなくなる不具合

最近、一部のWindows環境において「カメラを起動しようとするとアプリが応答しなくなる」という現象が報告されています。特定のアプリやPC環境によって発生することが多く、現在も原因の特定が進められている段階です。

突然フリーズする現象の具体例

この不具合は、Zoom、Teams、Skypeなどのビデオ会議アプリや、カメラ機能を使用するSNSアプリで発生するケースが確認されています。たとえば、アプリ内で「カメラをオン」にした瞬間、画面がフリーズしたり、アプリ自体が応答を停止するなどの症状です。

主な報告例と影響

以下のような報告が寄せられています。

Zoomに起こる不具合

カメラをオンにした瞬間にフリーズし、強制終了が必要になる

Teams

カメラ選択後、数秒間フリーズしてから応答しなくなる

Windows標準のカメラアプリ

アプリ起動時から真っ暗なまま動かず、応答が止まる

というように、複数の主要アプリで同様の問題が確認されています。

原因と考えられる要素

現時点での公式な原因は明確にされていませんが、以下のような要素が関係していると考えられています。

ドライバーの互換性問題

特にIntelやRealtek製のカメラドライバーと、Windowsの最新バージョンとの間で相性の問題が発生している可能性があります。

セキュリティ設定の影響

Windowsのカメラアクセス設定で該当アプリにアクセス許可がない場合、アプリが正常に動作しないことがあります。

旧型ハードウェアとの相性

古いWebカメラや内蔵カメラでは、現在のOSやアプリと互換性が取れず、エラーを起こすケースがあります。

現時点で可能な対処方法

根本的な解決には至っていませんが、以下の方法で一時的に改善する可能性があります。

カメラドライバーの再インストール

デバイスマネージャーで一度ドライバーを削除し、再起動後に自動で再インストールさせると改善することがあります。

カメラのアクセス許可を確認

「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「カメラ」

から、アプリにカメラの使用許可が与えられているか確認してください。

セーフモードでの検証

セーフモードでアプリを起動してみて、問題が再現されなければ、常駐アプリとの競合が疑われます。

ステップ1:設定から再起動

①スタートメニュー → 設定(歯車アイコン)を開きます

②「システム」→「回復」をクリック

③「今すぐ再起動」(回復オプションの「PCの起動をカスタマイズする」)を選択

ステップ2:オプション選択画面

④ 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」へ進む

⑤ 「再起動」をクリック

ステップ3:セーフモードの選択

⑥ 再起動後、番号が表示される画面で「4」または「5」のキーを押してセーフモードを選択

 (通常は「4: セーフモードを有効にする」または「5: ネットワーク付きセーフモード」)

■ 追加で試すべき対処法

1. USB接続のカメラを使用している場合:別のポートに差し替える

→ USBポートの電力供給やドライバ競合が原因の場合、別のUSBポート(特にUSB 3.0と2.0の切替)で改善されることがあります。

2. アプリの修復または再インストール

→ ZoomやTeamsなど対象アプリに不具合がある可能性もあります。「設定」→「アプリ」から対象アプリを選び、「修復」または「リセット」を行うか、いったんアンインストールして最新バージョンを再インストールしてみましょう。

3. Windowsの「クリーンブート」での検証

→ 常駐ソフトやバックグラウンドアプリが干渉している可能性があります。「クリーンブート」(最小限のドライバとサービスで起動)で再現するかを確認することで、原因の切り分けができます。

4. セキュリティソフトの一時無効化

→ 一部のウイルス対策ソフトやファイアウォールが、カメラの動作をブロックしているケースもあります。信頼できる環境であれば、一時的に無効にして動作確認してみてください。

5. Windows Updateを最新に保つ

→ KBパッチなどの累積更新プログラムで修正が入ることがあります。特に「オプションの品質更新プログラム」が未適用の場合、それをインストールすることで改善されるケースもあります。

6. グラフィックドライバーの更新

→ カメラはGPUと連携して処理されるため、IntelやNVIDIA、AMDのドライバーを最新化することで動作が安定する場合があります。

7. BIOSのアップデート(上級者向け)

→ 一部のノートPCで、BIOSアップデートによりカメラの動作が改善された報告があります。ただし操作を誤るとPCが起動しなくなるリスクもあるため、メーカーサイトで手順をよく確認してください。

Microsoftやメーカーの対応状況

Microsoftはこの不具合を「調査中の既知の問題」として認識しており、将来のWindows Updateでの修正を予定しています。また、ハードウェアメーカー側でも新しいドライバーの提供が始まっており、随時改善が進められているようです。

まとめ

カメラ関連の不具合は、テレワークやビデオ通話の増加によって、多くのユーザーに影響を及ぼしています。原因の特定と公式な修正が行われるまでは、上記のような手順で一時的な対処を行い、Windowsアップデートやドライバー更新の情報を定期的に確認することが大切です。

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