最近、「PCのIPアドレスを確認したい」という検索が急増しています。テレワークやゲーム、ネットワーク設定のために、自分のPCのIPアドレスを調べる機会が増えているのかもしれません。
この記事では、Windows 11およびWindows 10ユーザー向けに、IPアドレスの確認方法を初心者にもわかりやすく解説します。グローバルIP・ローカルIPの違いも含めて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
IPアドレスとは?
IPアドレスとは、パソコンやスマホなどのネットワーク機器に割り振られる「住所」のようなものです。
- ローカルIPアドレス:自宅や職場のネットワーク内で使われる
- グローバルIPアドレス:インターネット上での識別に使われる
このように、インターネットや家庭内ネットワークで機器を識別するために使われます。
ローカルIPアドレスの確認方法(Windows)

まず「ローカルIPアドレス」とは、自宅や職場などの内部ネットワーク内で使われるアドレスです。たとえばプリンターやNASとの接続、またはWi-Fiルーターの設定変更を行う際に必要になることがあります。
ローカルIPは通常「192.168.x.x」や「10.x.x.x」といった形式になっており、他の家庭や施設とは重複しても問題ありません(内部でしか使わないため)。
ここからは、Windowsパソコンで自分のローカルIPアドレスを調べる方法を2つご紹介します。
方法①:設定アプリから確認する
1. スタートメニュー → 設定(歯車アイコン)を開く
2. 「ネットワークとインターネット」をクリック
3. 使用中のネットワーク(Wi-FiまたはEthernet)を選択
4. 下にスクロールして「プロパティ」欄の中にある「IPv4 アドレス」を確認
方法②:コマンドプロンプトを使う
1. Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」
2. 「cmd」と入力してEnter
3. コマンドプロンプトに以下を入力
ipconfig
4. 表示された中に「IPv4 アドレス」があります(例:192.168.0.5)
この方法は、設定アプリがうまく開かない場合や、ネットワークの詳細情報を一目で確認したいときに便利です。特に、ネットワークトラブル時にサポート窓口へ伝える際には、コマンドプロンプトで表示されたIPアドレスやデフォルトゲートウェイの情報が役立つことがあります。
「ipconfig」は他にも接続中のアダプター情報やサブネットマスクなども確認できるため、少しずつ使い方に慣れておくと安心です。
グローバルIPアドレスを調べるには?
グローバルIPは、次のようなサイトにアクセスするだけで簡単に確認できます
4. IPアドレスを確認する必要があるシーン
- 会社や学校のVPNに接続するとき
- オンラインゲームでNATタイプを調べるとき
- ネットワーク機器(プリンター・NASなど)の設定をするとき
- インターネット接続のトラブルを調べるとき
このように、IPアドレスの確認は決して専門家だけの作業ではありません。ネットワーク環境を自分で整えたり、トラブルをスムーズに解決したりするための基本知識として、誰にとっても役立ちます。
特に、リモートワークやオンライン学習が一般的になった今、自宅のネットワークを把握しておくことは、セキュリティや快適な作業環境づくりにもつながります。
よくある質問
IPアドレスについての疑問は、初心者の方だけでなく、普段パソコンを使い慣れている方でも意外と多いものです。特に、Wi-Fiやルーターのトラブル、オンライン会議の接続不良などが起きた際に、最初に確認すべき情報のひとつがIPアドレスです。その中でも「よくある質問」と答えを載せておきますので、参考にしてみてください。
Q:IPアドレスは変わるもの?
A:はい。グローバルIPは再接続やルーター再起動で変わることがあります。ローカルIPも再起動で変わることがありますが、固定IP設定も可能です。
Q:IPv4とIPv6、どっちを使えばいい?
A:現在も多くのサービスがIPv4で動いていますが、将来的にはIPv6に移行が進む見込みです。両方有効にしておくのが安心です。
まとめ
IPアドレスの確認は、難しいように思えて実はとても簡単です。この記事で紹介した手順に沿って確認すれば、誰でもすぐに自分のPCのIPを調べることができます。
テレワークやトラブル対応の場面で「IPアドレスは?」と聞かれたら、ぜひこの記事を思い出してください。
【関連記事】
▶︎【超簡単】Wi-FiルーターのIPアドレスを確認する方法|192.168…って何?
Windowsに関するトラブルは他にも多数あります。まとめて確認したい方は以下をご覧ください