【2025年7月最新版】 新しいルーターにしたらEdgeだけ使えない?そんな時の直し方

新しいWi-Fiルーターに切り替えたあと、Microsoft Edgeだけがインターネットに接続できないという現象が発生することがあります。ChromeやFirefoxは普通に使えるのに、Edgeだけがダメ……。そんな時に考えられる原因と対処法を、順を追って詳しく解説します。

考えられる主な要因

原因説明
DNSキャッシュの問題Edge独自のDNSキャッシュに古い情報が残っており、新しいネットワーク情報が反映されないことがあります。
プロキシ設定の誤り以前のネットワークで使用していたプロキシ設定が残っており、新しい環境では不要になって接続を妨げていることがあります。
ファイアウォールやセキュリティソフトの干渉新しいWi-Fi環境を信頼できないものと判断し、Edgeの通信をブロックしている可能性があります。
Edgeのデータ破損Edgeのプロファイルやキャッシュが破損しており、正常に接続できない場合があります。
ネットワーク設定のリセット忘れWi-Fiの切り替えに伴い、PC側のネットワーク設定も更新が必要なことがあります。

上記のように、Microsoft Edgeが新しいWi-Fi環境で接続できない原因は複数考えられます。特にDNSキャッシュやプロキシ設定など、ネットワーク変更時に見落とされがちなポイントが原因となることが多いです。

以下では、それぞれの原因に対応した具体的な対処法を、順番にご紹介していきます。ひとつずつ試すことで、問題の切り分けと解決がスムーズになりますので、ぜひ参考にしてください。

対策法(順番に試してみてください)

1. 基本的な確認と再起動

  • ルーターの電源を切って数分待ち、再起動
  • PCを再起動
  • 他のブラウザ(Chromeなど)でネット接続できるか確認

2. EdgeのDNSキャッシュをクリア

  • edge://net-internals/#dns にアクセスし「Clear host cache」をクリック
  • Edgeを再起動

3. プロキシ設定を確認・無効化

  • 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「プロキシ」
  • 自動・手動ともにスイッチがオフになっているか確認

4. セキュリティソフトとファイアウォールを確認

  • ウイルス対策ソフトを一時的に無効
  • Edgeを許可アプリに追加
  • Windows Defender ファイアウォールでもEdgeを許可

5. ネットワーク設定をリセット

  • 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークのリセット」
  • 再起動後、再接続してEdgeが動くか確認

6. Edgeを修復・リセット

  • 「アプリと機能」→「Microsoft Edge」→「詳細オプション」
  • 「修復」→ダメなら「リセット」

7. Wi-Fiアダプタのドライバー更新

  • 「デバイスマネージャー」→「ネットワークアダプター」
  • アダプターを右クリック→「ドライバーの更新」

ドライバーはネットワーク機器の動作に密接に関わっており、特にWi-Fiアダプターのドライバーが古かったり不具合を起こしていたりすると、Edgeなど一部のアプリケーションで接続できない問題が発生することがあります。

自動更新を有効にしていても、必ずしも最新の安定版がインストールされているとは限りません。上記の手順で手動更新を試みることで、接続の安定性が改善する可能性があります。

ドライバー更新後は、必ずPCを再起動してからEdgeの動作確認を行ってください。


プロキシ/VPN が原因の接続不具合

Edge が「ネットワークに接続されていません」と表示される場合、システムまたはアプリレベルの プロキシやVPN設定 が影響しているケースがあります。これらを無効化または解除して再試行することで改善することがあります。

拡張機能が接続を妨げるケース

一度 全ての拡張機能を無効化し、それで問題が解決すれば、一つずつ有効に戻して原因を特定してください。

キャッシュやユーザーデータのリセット

キャッシュ削除/または AppData 内の Edge データフォルダーの削除後、Edgeを再起動すると、不具合が改善したという報告があります。

Edge の修復ツールを利用

Windows の「アプリと機能」から Edge を選び、「修復(Repair)」機能を実行すると、設定を保持しつつブラウザ本体の不具合を修復できます。

ネットワーク設定をリセット

Windows 10/11 の 「ネットワークのリセット」を行うことで、Wi‑Fiやドライバー設定が初期状態に戻り、接続トラブルが解消されることがあります。

補足まとめ

以下に、補足をまとめたものを表にしました。

対策内容
プロキシ/VPN 無効化VPN やプロキシ設定の影響を確認し、無効化して接続を再試行します。
拡張機能オフEdgeの拡張機能をすべて無効化し、原因となる機能を特定します。
キャッシュ/ユーザーデータ削除Edgeのキャッシュとユーザーデータを削除して、動作をリセットします。
修復機能Windowsの「アプリと機能」からEdgeの修復を行い、破損ファイルを再構築します。
ネットワークリセットWindowsの「ネットワークのリセット」でWi-Fi設定とドライバーを初期化します。

これらの対策を一つずつ試すことで、EdgeがWi‑Fiに接続できない原因を特定しやすくなります。特に、プロキシやVPN設定、拡張機能などは見落としがちな要因です。根本的な解決につながることが多いため、順に確認してみてください。

「なぜかEdgeだけつながらない…」というときは、意外とシンプルな設定ミスや拡張機能が原因のこともあります。あせらず、ひとつひとつ試してみることで、すんなり解決するケースも多いですよ。

よくある質問(FAQ)

Edgeだけが繋がらないという状況は、ユーザーにとって非常に混乱しやすい問題です。ここでは、実際によく寄せられる質問を取り上げ、それぞれの疑問に対して丁寧にお答えしていきます。

ご自身の状況と照らし合わせながら、一つずつ確認してみてください。意外なところに解決のヒントが隠れていることもあります。

Q. 他のブラウザは使えるのに、Edgeだけダメなのはなぜ?

A. Edge独自のDNSキャッシュや設定が、新しいネットワークと合わなくなっている可能性があります。記事内の対策を試してください。


Q. スマホでは普通にWi-Fiが使えますが?

A. PCのネットワーク設定やEdge固有のトラブルによるものです。Wi-Fi自体の故障ではありません。

まとめ

新しいWi-FiにしたあとでMicrosoft Edgeが繋がらない原因の多くは、「DNSキャッシュ」「プロキシ」「セキュリティ設定」にあります。

基本の確認から順番に対処することで、多くのケースで復旧が可能です。

もしどの方法でも改善しない場合は、ルーターの設定確認や、プロバイダへの相談も検討してみてください。

【おすすめ関連記事】

▶︎Windowsの累積更新で不具合が出るPCの傾向と今すぐできる対策

▶︎Windowsで「発行元を確認できません」と出たときの原因と安全な対処法

▶︎Windowsアップデート後にプリンターが使えないときの解決法