2021年最新版!確定申告はスマホだけでOK!簡単丸わかり完全ガイド<中編>

前回、利用者識別者番号の取得方法について説明いたしました。

次は確定申告をe-Tax入力する前準備のお話です。

すぐにでも入力したい気持ちになりますが、最初に用意しておくと、とてもスムーズに申告が出来るので、是非ご覧ください。

準備するもの

・マイナンバーカード(マイナンバーがわかるものがあればOK)

*マイナンバーがわからない場合は、住民票を取得すればマイナンバーが記載されています。

給与所得の源泉徴収票

これは会社員さんは、、年末調整終了後に会社から配布されるので、それまで保留です。

副業や自営業分の所得に関する書類

商業・工業・漁業・農業・自由業などの所得があった場合の領収書等の書類です。

不動産所得の明細

不動産を貸して収入を得ている方は、1月から12月までの収入の明細が必要です。

利子所得・配当所得

利子所得なのですが、ほとんどの場合、源泉分離課税だと思います(利息や配当から所得税15%、住民税5%を天引きして支払う事)。配当所得はNISAもあるので、一概には言えませんが、事業所得など申告する際に、特定口座での損益通算をすることも可能です。

年金所得

国民年金・厚生年金・確定給付型企業年金・確定拠出企業年金等の確定申告用の書類は、郵便で送られてくる物が多いです。年金関係のハガキは年間に何通もくるので、捨てられがちですが、この時期の書類は必要なものが多いので要注意です。

土地の譲渡はないですか?

土地の譲渡など、申告を忘れてしまっている方は本当に多いです。税務署は情報を掴んでいますから、この時期になると

『申告しないといけない譲渡所得ありますよね?』とハガキがきます。

不安な場合は最寄りの税務署か、税理士にご相談下さい。

退職所得

退職所得には控除額が設定されています。勤続20年以下の場合、年数×40万円は税金がかかりません。(20年を超えると800万円+(70万円×勤続年数ー20年)という計算です)

それを超えた額の退職所得をもらった場合は申告して下さいね。

控除に必要な書類

雑損控除でこんなものも控除出来ます

災害や窃盗、水害など損失を受けたことを証明できる書類

医療費控除

ご存知の通り、医療費の領収書です。働いてるとか、別に申告するからとか関係なく、一家全員をまとめて、申告可能です。またスイッチOTC医薬品購入も可能になりました。

社会保険料控除証明

国民健康保険税・後期高齢者医療保険料・介護保険料・国民年金保険料など

小規模企業共済等掛金控除

生命保険控除・地震保険控除・個人年金保険控除

年末調整時に出しそびれた生命保険控除証明書も、確定申告の際に控除出来ます。

寄附金控除

寄付金総額2000円を超えている方が使える控除です。最近では、ふるさと納税がさかんです。ワンストップ特例制度もありますが、マイナンバーカードや住民票のコピーを送らないといけないので、ワンストップ特例を使わずに確定申告する人が増えています。

予定納税額

予定納税されている方のみ

還付がある人は還付する預金口座を準備

還付される方は、還付金を振り込む預金口座を入力する場所がありますので、自分名義の口座をご用意ください。

 


という具合で、必要書類の準備は整いましたか?まだ揃ってない書類や、届いていない書類もあると思います。(確定申告は2021年3月15日が期限です。)

『まだ日数あるから大丈夫!』

と思いがちですが、今から揃う書類は1箇所に集めて置くなどして、年末の大掃除の時に捨ててしまわないように気をつけましょう。

 

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