Windows FirewallのイベントID 2042が大量発生…必要な対応/不要な対応の見分け方と対処法

Windowsのイベントビューアーに表示された「Event 2042: Config Read Failed」の画面を示すイラスト。ファイルパスやログの詳細が見やすく記載された構成で、エラーの概要を直感的に伝えるデザイン。

はじめに:イベントログに「Firewallのエラー」が出て焦ったときに

Windows のイベントビューアーを開いたら、突然こんなログが並んでいてドキッとしたことはありませんか?

イベント ID:2042
ソース:Windows Firewall With Advanced Security
メッセージ:Config Read Failed
詳細:More data is available

結論から言うと、この「Event 2042: Config Read Failed」は “Firewallが壊れた”という意味ではないケースが多い です。特に Windows 11(24H2系)では、更新後にこのログが目立つ現象が確認され、Microsoft の更新情報でも「既知の問題」として扱われ、のちの更新で修正対象になっています。

この記事では、次の順番で「不安をほどくための判断材料」と「実用的な対処」を整理します。

・これは何のログなのか(本当に危険?)

・放置してよい条件/確認したい条件

・ログを減らしたいときの現実的な対処

・それでも疑うべき“別の原因”の見分け方

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Event 2042 とは?「設定の読み取りに失敗した“ように見える”ログ」

Event 2042 は、Windows の「Windows Firewall With Advanced Security(高度なセキュリティが設定された Windows ファイアウォール)」に関するイベントです。

ポイントはここです。

・ログ上は 「Config Read Failed(構成の読み取り失敗)」

・ただし、影響が出ない場合は “ログの出方の問題(誤警告・ノイズ)” の可能性が高い

Microsoft の更新情報でも、このイベントがイベントビューアーに出る既知の問題として整理され、修正対象として明記されています。

まず確認:あなたのPCは「実害あり」?「ログだけ」?

次のチェックで切り分けできます。

放置してよい可能性が高いパターン(ログだけの可能性)

・ネットは普通に使える

・Windows セキュリティの警告が出ていない

・Firewall の設定画面が開ける(固まらない)

・Defender Firewall が「有効」になっている

・ほかに Firewall 関連の重大なエラー(サービス停止など)が出ていない

この場合、“見た目はエラーでも、機能は正常” のことが多いです。

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⚠ 追加で確認したいパターン(別トラブルの可能性)

・会社や学校の端末で、ポリシー(GPO/MDM)管理されている

・VPN やゼロトラスト系(EDR/Endpoint)を入れてから出るようになった

・Firewall の設定が開けない/固まる

・ネットワークが不安定、共有フォルダが急に見えない

・「Firewall サービスが停止」系の別ログも出ている

この場合は、Event 2042 そのものより 周辺設定(ポリシー・セキュリティ製品・ネットワークスタック) を疑った方が近道です。

対処1:Windows Update を“最新”にする(まず最優先)

このログは、Windows 11 の更新で「既知の問題」として扱われ、更新で修正対象になっています。そのため、最初にやるべきことはシンプルです。

①設定 を開く

②Windows Update

③更新プログラムのチェック

④あれば 適用 → 再起動

👉コツ:再起動は「シャットダウン→起動」ではなく、まずは通常の 再起動 を推奨(ログが再評価されます)

対処2:ログを“見やすくする”(消すのではなく、ノイズを減らす)

「危険ではないとしても、監視や点検で邪魔」という場合は、イベントビューアー側で“見ない工夫” が現実的です。

イベントビューアーで「2042を除外」する方法(安全)

①イベントビューアー を開く

②左:Windows ログ または アプリケーションとサービス ログ(環境により場所が違うことがあります)

③対象ログを開いた状態で右:現在のログをフィルター

④イベントID に 2042 を入れて絞り込み

⑤逆に「除外」したい場合は、カスタムビュー を作って「重要ログだけ見る」運用にする

※ログ自体を改変しないので安全です(監査用にも説明しやすいです)

対処3:Firewallが本当に動いているかだけ“確認”する(安心材料)

不安を消すために「動作確認」だけしておくと安心です。

① Windows セキュリティで確認

1.Windows セキュリティ

2.ファイアウォールとネットワーク保護

3.接続中のネットワークが 有効 になっているか確認

② サービスで確認(止まってないか)

  1. Win + R → services.msc

2. 次を探して状態を見る

・Windows Defender Firewall

3. 状態が「実行中」になっているか確認

ここが止まっているなら “ログだけ” ではないので、Event 2042 とは別の原因(ポリシー/セキュリティソフト/破損)を優先的に疑います。

対処4:それでも気になるときの“やりすぎない”ネットワーク初期化

「更新も適用した」「でもログが増える」「ネットも少し不安定」という場合だけ、次を上から順に試します(強い順ではなく“安全な順”)。

① PC再起動(基本)

まずはこれ。ログの出方が変わることがあります。

② ルーター再起動(回線由来の切り分け)

LAN内の揺れが原因のこともあるため、家庭なら有効です。

③ ネットワークのリセット(※最後寄り)

設定 → ネットワークとインターネット → ネットワークの詳細設定 → ネットワークのリセット
※VPNや特殊な設定がある環境では、再設定が必要になります。

よくある質問(FAQ)

Q1. これはウイルス感染や侵入のサイン?

このログ単体から 侵害を示す根拠にはなりません。まずは Firewall が有効か、サービスが動いているか、Windows Update が最新かを優先してください。

Q2. ストレージがログで埋まりませんか?

通常は小さなログなので、一般的な使い方でストレージが埋まる心配はほぼありません。気になる場合は「カスタムビュー運用」で十分です。

Q3. どの更新で直るの?

Microsoft の更新情報上、「Event 2042 としてイベントビューアーに表示される既知の問題」を更新で修正した旨が明記されています。

ただし、端末の状態(管理ポリシー、セキュリティ製品、段階配信)によって体感がズレることがあるため、基本は “最新更新を適用し続ける” が正攻法です。

まとめ

このログは「怖がりすぎなくてOK」、ただし周辺症状は見る

Event 2042「Config Read Failed / More data is available」は、Windows 11(24H2系)で目立つことがあり、Microsoft の更新情報でも既知の問題として整理され、更新で修正対象になっています。

実害がないなら放置でOK(ログのノイズ対策はフィルタ運用が安全)

もし Firewallの無効化・サービス停止・ネット不調 があるなら、Event 2042 ではなく 別の原因 を優先して切り分けて対処してみてください。

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