現代社会では心の病になってしまう人も多く、「メンタルを強く持つ」為の本が売れているようです。しかし、本当にそれが私たちの心と生活に良い影響を与えているのでしょうか?
今日は、無理にメンタルを強くすることのデメリットと、心の健康を大切にすることの重要性についてのお話です。
メンタルの「強さ」とは何か?
「メンタルが強い」とよく言われますが、これは一体何を意味すると思いますか?よく言われるのが
・ストレス耐性が高い
・感情をコントロールできる
・困難に立ち向かえる
などといった特性が挙げられます。
しかし、これらは一時的な対応であり、常に強い状態を保つことは、かえって精神的な負担となることもあるのでは?と私は思っているのです。
メンタルを無理に強くすることのリスク
無理にメンタルを強くしようとすると、自分の本当の感情や体調を無視することになりかねません。
ストレスが溜まりそれが慢性化すると、うつ病や不安障害などの心の病を引き起こす原因となることがあります。
自分の限界を認めずに無理をすることは、長期的に見てよくない事だと私は感じています。
心の健康を保つためのアプローチ
心の健康を保つためには、自分の感情や限界を理解し、適切な対応を心がけることが重要になります。
例えば「疲れを感じたら休む」「ストレスが溜まっているなら解消法を見つける」などです。
とても簡単な事のように思えますが、これらが出来ず心の病気に発展している人も少なくないのが現状です。
また、個人だけでなく職場や学校、社会全体で心の健康についてサポートする体制を整えることが必要だと思っています。
まとめ
「メンタルを強く持つ」という考え方は本当に必要でしょうか?
心の健康を第一に考え、感情や体調のサインを大切にすることの方が、大切な事だと私は思っています。
我々は自分自身の心の声に耳を傾け、無理をしない生活を心がけることで、心の健康を維持できるのです。
メンタルを強く持つというのは、相手を尊重するあまり、自分をおざなりにしている気がしています。
これからの時代、昔のような根性論は通用しません。個々にあった対応をすることで、どんな人でも生きやすい時代になることを願っています。