
oogleドライブをもっと身近に!Windowsエクスプローラーとつないで“いつもの操作”で使う方法
「Googleドライブは便利だけれど、毎回ブラウザを開くのは少し面倒…」。そんなお悩みは、Google ドライブ for desktop(旧バックアップと同期)を導入し、Windowsエクスプローラーと連携することで解消できます。エクスプローラーにGoogleドライブが“ドライブ(G:など)”として現れ、普段のファイル操作と同じ感覚で扱えるようになります。ドラッグ&ドロップや右クリック、コピー&ペーストなど、いつもの手に馴染んだ操作だけで完結するので、作業効率がぐっと上がります。
この記事のゴール(先に要点)
- Google ドライブ for desktopの導入手順(3ステップ)をやさしく解説します。
- ストリーミング/ミラーリングの違いと、どちらを選ぶべきかの判断軸を示します。
- エクスプローラーでの基本操作、オフライン利用の設定、アプリからの直接保存のコツがわかります。
- よくあるつまずき(ドライブが見えない/同期が止まる等)のチェックポイントをまとめます。
エクスプローラー連携のメリット
- いつもの操作感: エクスプローラーから直接、ドラッグ&ドロップ/コピー&ペースト/右クリックが使えます。
- アプリ連携がスムーズ: WordやExcel、Photoshopなどデスクトップアプリで直接開いて保存できます。
- オフラインでも安心: 指定したファイルやフォルダをオフラインで利用可能にしておけば、ネットがない環境でも編集でき、接続時に自動で同期されます。
- 検索・整理が簡単: エクスプローラーの検索や「クイックアクセス」ピン留めが使えます。よく使うフォルダに素早くアクセスできます。
準備(最初に確認しておくと安心)
- Googleアカウント:通常は個人のGmailでOK。会社・学校のアカウントは管理者のポリシーに従います。
- 空き容量:ミラーリングを選ぶ場合は、PC側のストレージ空き容量に余裕が必要です。
- ネットワーク:初回同期はデータ転送が多くなることがあります。時間に余裕のあるタイミングがおすすめです。
導入はかんたん3ステップ
1Google ドライブ for desktop をダウンロード&インストール
公式のダウンロードページを開き、インストーラー(.exe)を実行します。画面の案内に沿って進めてください。
2Googleアカウントでサインイン
「Googleでログイン」と表示されたら、ふだん使っているアカウントでサインインします。会社や学校アカウントを使う場合は、組織のルールで保存先や共有方法に制約があることがあります。
3初期設定(ストリーミング/ミラーリング と ドライブ文字)
ストリーミングは必要なときだけファイルをダウンロードする方式で、PCの容量節約に最適です。ミラーリングはGoogleドライブ全体をPCに保持する方式で、オフライン作業に強い反面、ストレージを多く使います。迷ったらストリーミングがおすすめです。
また、エクスプローラーに表示されるGoogleドライブのドライブ文字(G:など)は、そのままでも変更してもかまいません。既存のドライブと文字が重なる場合は、変更するとトラブルを避けやすくなります。
エクスプローラーでできること(基本操作)
- 開く・保存: WordやExcelなどから「名前を付けて保存」でGoogleドライブ(G: など)を選べば、直接クラウドに保存できます。
- 新規作成・移動・コピー: フォルダ作成、ドラッグ移動、Ctrl+C/Vのコピーも通常どおり。
- 検索とショートカット: エクスプローラーの検索欄で素早く絞り込み。「クイックアクセス」にピン留めすれば定番フォルダへ一瞬で移動できます。
- オフライン用に固定: よく使うフォルダを右クリックして「オフラインで使用可能にする」を選ぶと、ネットがなくても開けます(再接続時に同期)。
- 共有とリンク作成: ファイルを右クリック→「共有」から、メール指定/リンクのコピーなどの共有が可能です。アクセス権限(閲覧のみ/編集可)は適切に設定しましょう。
補足(Googleドキュメント等の扱い)
Googleドキュメント/スプレッドシート/スライドは、形式の特性上、編集時にブラウザが開くことがあります。Chromeの「オフライン拡張」+Googleドライブのオフライン機能を有効にすると、ネットがない環境でも編集でき、接続時に同期されます。Office形式(.docx等)はデスクトップアプリでそのまま編集できます。
使い分けの目安:ストリーミングか、ミラーリングか
- ストリーミング向き: ノートPCで容量に余裕がない/ファイルは大小さまざまで必要なときにだけ使う/外出先でも安定した通信がある。
- ミラーリング向き: オフライン作業が多い/常時アクセスする大容量フォルダが決まっている/ローカルの検索速度を最大化したい。
どちらを選んでも、後から切り替え可能です。まずはストリーミングで始め、必要に応じて特定フォルダのみ「オフラインで利用可能」にする運用が、軽さと安心のバランスがよくおすすめです。
便利な設定(覚えておくと時短になります)
- 起動時に自動開始: Windows起動と同時にGoogleドライブを立ち上げておくと同期漏れを防げます。
- 帯域の上限: 初回同期や大容量転送で回線が混むときは、アップロード/ダウンロード速度の上限を設定しておくと快適です。
- フォルダのバックアップ: 「デスクトップ/ドキュメント/ピクチャ」などPC側の主要フォルダをGoogleドライブにバックアップ対象として追加できます(利用容量に注意)。
- 複数アカウント: 個人と仕事など、複数のGoogleアカウントを追加して切り替えながら利用できます(組織のポリシーに従います)。
トラブル時のチェックリスト
- エクスプローラーにドライブが見えない: 右下タスクトレイのドライブアイコンが起動しているか確認。見当たらなければアプリを再起動/サインインし直します。ドライブ文字の競合が疑わしい場合は、設定から別の文字に変更します。
- 同期が止まったまま/終わらない: ネット接続とアカウント状態を確認。ウイルス対策やファイアウォールでブロックされていないかもチェック。アプリの「一時停止」を解除し、PCを再起動してから再試行すると解消することがあります。
- オフラインにできない: ローカルストレージの空き容量不足が原因のことがあります。不要ファイルを整理し、再度「オフラインで使用可能にする」を試します。
- ファイルが開けない/“使用中”エラー: 同じファイルを別アプリで開いていないか、バックグラウンドで処理中でないかを確認。アプリをすべて閉じて数十秒待つと開ける場合があります。
- 共有や権限でエラー: 共有ドライブや組織アカウントでは、権限設定が管理者側で制御されていることがあります。編集権限・リンク設定を確認しましょう。
安全に使うために
重要ファイルはうっかり削除してもゴミ箱から復元できます。また、変更のやり直しが必要なときはバージョン履歴が役立ちます。共有リンクは必要最小限にとどめ、権限は「閲覧のみ」を基本に、編集が必要な人だけ許可しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. OneDriveと併用できますか?
はい、可能です。エクスプローラーにGoogleドライブとOneDriveが並びます。混同を避けるため、プロジェクトごとに保存先を決めるとミスが減ります。
Q. ブラウザのGoogleドライブと何が違いますか?
エクスプローラーで直接扱える点が最大の違いです。非Google形式のファイル(OfficeやPDF、写真など)は、デスクトップアプリからそのまま開いて保存できます。Googleドキュメント類はブラウザ編集が基本ですが、オフライン設定を併用すればネットがない環境でも対応できます。
Q. ミラーリングに切り替えたら容量が足りませんでした…。
まずはストリーミングに戻し、頻繁に使うフォルダだけを「オフラインで使用可能にする」運用に切り替えてみてください。必要な箇所だけローカル保持すれば、容量を節約しつつ快適に使えます。
まとめ:一度設定すれば、日常が確実にラクになります
Googleドライブをエクスプローラーと連携すれば、ファイルの保存場所を意識せず、PC内のフォルダと同じ感覚で扱えるようになります。導入はわずか3ステップ。まずはストリーミングで軽く始め、必要なフォルダだけオフライン利用にすると、容量の負担を抑えながら快適さを最大化できます。共有や権限、バージョン履歴も味方につけて、毎日のファイル管理をもっとスマートにしていきましょう。
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